MLSスーパードラフト (MLS SuperDraft)は、メジャーリーグサッカー(MLS)において毎年1月に開催されるドラフト会議

概要 編集

MLS所属のチームが、大学を卒業したかMLSと契約した選手を選抜する。スーパードラフトは、以前から実施されていた二つのドラフト(大学を卒業した選手が選出されたMLSカレッジドラフトとそれ以外の選手が選出されたMLSサプリメンタルドラフト)を統合する形で2000年に制定された。指名する順序はチームのプレーオフとレギュラーシーズンにおける順位によって決定され、順位の低いチームから順に指名権を得る[1][2][3]

指名順 編集

指名方法はNFLドラフトを参考に取り決められた。2019年版における指名権の優先順は以下の通り:

  1. 新規に設立されたクラブ。対象クラブが二つ以上ある場合、コイントスによって順番を決める。
  2. MLSカッププレーオフに進出できなかったクラブ。順序はレギュラーシーズンの成績で決定。
  3. MLSカッププレーオフで敗退したクラブ。順序はプレーオフの成績で決定。
  4. MLSカップ準優勝クラブ。
  5. MLSカップ優勝クラブ。
  • 複数クラブが並んだ場合、得失点差、得点数、コイントスの順で決定される。
成績 指名順
新規設立 1
プレーオフ進出不可 2–12
プレーオフ敗退 13–16
プレーオフカンファレンス準決勝敗退 17–20
プレーオフカンファレンスチャンピオンシップ敗退 21–22
MLSカップ準優勝 23
MLSカップ優勝 24

各年のドラフト 編集

開催日 ラウンド 指名数 開催都市 1位指名者 1位指名クラブ
2000 2000年2月6日 6 72 フォートローダーデール   スティーブ・シャク メトロスターズ
2001 2001年2月5日 デイビー   クリス・カリエリ サンノゼ・アースクエイクス
2002 2002年2月10日 70 レイク・ブエナ・ビスタ   クリス・グバンディ ダラス・バーン
2003 2003年1月17日 60 カンザスシティ   アレコ・エスカンダリアン D.C. ユナイテッド
2004 2004年1月16日 シャーロット   フレディー・アドゥー
2005 2005年1月14日 4 48 ボルチモア   ニコラス・ベサグノ レアル・ソルトレイク
2006 2006年1月20日 フィラデルフィア   マーベル・ウイン メトロスターズ
2007 2007年1月12日 52 インディアナポリス   モーリス・エドゥ トロントFC
2008 2008年1月18日 56 ボルチモア   チャンス・マイヤーズ カンザスシティ・ウィザーズ
2009 2009年1月15日 60 セントルイス   スティーブ・ザクアニ シアトル・サウンダーズFC
2010 2010年1月14日 64 フィラデルフィア   ダニー・ムワンガ フィラデルフィア・ユニオン
2011 2011年1月13日 3 54 ボルチモア   オマー・サルガド バンクーバー・ホワイトキャップス
2012 2012年1月12日 2 38 カンザスシティ   アンドリュー・ウェンガー モントリオール・インパクト
2013 2013年1月17日 インディアナポリス   アンドリュー・ファレル ニューイングランド・レボリューション
2014 2014年1月16日 4 77 フィラデルフィア   アンドレ・ブレイク フィラデルフィア・ユニオン
2015 2015年1月15日 84   サイル・ラリン オーランド・シティSC
2016 2016年1月14日 75 ボルチモア   ジャック・ハリソン シカゴ・ファイアー
2017 2017年1月13日 81 ロサンゼルス   アブ・ダンラディ ミネソタ・ユナイテッドFC
2018 2018年1月19日 フィラデルフィア   ジョアン・モウティーニョ ロサンゼルスFC
2019 2019年1月11日 75 シカゴ   フランキー・アマヤ FCシンシナティ

関連項目 編集

脚注 編集