ムーバ N504iS(ムーバ エヌ ごー まる よん アイ エス)は、日本電気(NEC)製のNTTドコモ第二世代携帯電話(mova)端末である。 本項では、N504iSをベースにFeliCaを搭載した試作機、ムーバ N504iC(ムーバ エヌ ごー まる よん アイ シー)についても解説する。

NTTドコモ ムーバ N504iS
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キャリア NTTドコモ
製造 NEC
発売日 2002年11月22日 (21年前) (2002-11-22)
概要
音声通信方式 mova (PDC)
(800MHz、1.5GHz)
形状 折りたたみ式
サイズ 95 × 48 × 19.8 mm
質量 105 g
連続通話時間 約135分
連続待受時間 約460時間
充電時間 約110分
外部メモリ なし
FeliCa なし(N504iS)
あり(N504iC)
赤外線通信機能 あり
Bluetooth なし
放送受信機能 非対応
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 162×216ドット
サイズ 2.2インチ
表示色数 約6万5536色
サブディスプレイ
方式 STN液晶
解像度
サイズ 1.0インチ
表示色数 約4096色
メインカメラ
画素数・方式 約31万画素CMOS
機能 OCR機能
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ブライトシルバー
プラネットブルー
フローズンピンク
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要 編集

N504iカメラをつけ、さらに改良した、NECの50Xシリーズ初のカメラ付き携帯電話。 N504iよりも薄型のボディで、当時としては珍しく厚さ20mmを切っていた。そして、より角張ったデザインになっている。

背面には、OCR機能に対応した31万画素CMOSカメラとNEC端末初のカラー液晶サブディスプレイを搭載、またiモードエンブレムは端末色によってそれぞれデザインが異なる。

赤外線通信には、新たにリモコン機能が搭載され、それにリモコン用iアプリも搭載された。

売れ筋のN50Xiシリーズに待望のカメラが付き、人気が非常に高かったモデルである。

N504iCは、本機をベースにFeliCaを搭載した試作機である。SO504iCとともに「iモードFeliCaプレビューサービス」というフィールド実験として利用された。ただし、ムーバにおいてこれ以降にNECがFeliCa搭載機種を発売する事はなかった。

歴史 編集

  • 2002年8月16日 - テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)による技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号01WAA1036)
  • 2002年10月10日 - 電気通信端末機器審査協会(JATE)による技術基準適合認定の設計認証(設計認証番号A02-0811JP、J02-0097)
  • 2002年11月20日 - ドコモから発表。
  • 2002年11月22日 - 発売。
  • 2003年2月4日 - TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号01WAA1076)
  • 2003年4月18日 - TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号01WAA1098)
  • 2003年9月29日 - N504iCのTELECによる技術基準適合証明の工事設計認証(工事設計認証番号01WAA1133)
  • 2003年10月30日 - N504iCのJATEによる技術基準適合認定の設計認証(設計認証番号A03-0626JP、J03-0099)
  • 2003年12月17日 - フィールド実験用に、N504iCがSO504iCとともに関係企業に配布される。
  • 2012年3月31日 - movaサービス終了により使用はこの日限りとなる。

関連項目 編集

外部リンク 編集