NetWalker(ネットウォーカー)は、シャープ製のモバイル端末のブランド名であり、OSにUbuntu9.04 (ARM版スマートブックリミックス シャープカスタマイズ版) をA6サイズのフルキーボードを有するスマートブックタイプのPC-Z1と、キーボードレスのタイプPC-T1が発売されている。

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PC-Z1編集

NetWalker PC-Z1
製造元 シャープ株式会社
種別 スマートブック
対応メディア 4GB フラッシュメモリ + 2GB
OS Ubuntu 9.04 (Jaunty Jackalope) シャープ・カスタマイズ版
電源 リチウムイオンバッテリー
CPU 800MHz フリースケール・セミコンダクタ製 i.MX515 (ARM)
メモリ 512MB
ディスプレイ 1024×600画素 5型TFT-LCD (LEDバックライト)
入力機器 キーボード
タッチパネル
オプティカルポイント
外部接続 IEEE 802.11b/g
USB 2.0×2ポート(A端子及びミニA端子)
microSD カードリーダー

2009年9月25日発売予定であったが、シルバーウィーク前の2009年9月18日から一部の店舗で先行販売された。CPUにi.MX515を採用することでバッテリ駆動10時間(JEITA測定法1.0)を実現している[1][2]

デバイス編集

画面は解像度1024×600、サイズは5型である。上下のGnomeパネルを表示させた状態では、インストール済みソフトの一部は縦にはみ出してしまうが、大抵のソフトウェアは大きさの問題なく操作できる。

マウスポインタの操作は、液晶画面上のタッチパネルをタッチするか、光学式オプティカルポイントを使用して行う。キーボードの左奥に左クリック、及び右クリックのボタンがある。Ubuntuの機能により、マウスの設定を変更することでタッチパネルの長押しを、右クリックと認識させることができる。後述のクイックスタートボタンを利用することで、オプティカルポイントでのスクロールができる。

キーボードはスペースが少ないため、多くの記号キーを「Fn」キーで使い分けるようになっている。例えば「F1」~「F6」キーと「F7」~「F12」キーが重なっている。奥には静電式タッチパネルのクイックスタートボタンがあり、既定ではFirefoxThunderbirdなどが起動するようになっている。

通信機能として、無線LANが内蔵されている他、USBイー・モバイルのドライバが導入済みである。

ソフトウェア編集

ウェブブラウザとしてFirefoxメーラーとしてThunderbirdがプリインストールされている。 またビジネス用アプリケーションとしてOpenOffice.orgがプリインストールされている。シャープは同機に搭載されているOpenOffice.orgについて、「Microsoft® Office2003の『Word2003』『Excel2003』『PowerPoint®2003』の機能や操作については、おおむね互換性がありますが、Microsoft® Office2007の新機能や操作には対応していません。」と説明している[3]。なお、OpenOffice.orgはクロスプラットフォームであり、FreeBSD、Solaris、Mac OS X、Windows上でも動作する。

2009年12月4日には電子辞書搭載のモデルPC-Z1Jが発売された。広辞苑、英和辞典、学習用の辞典などが収録されている[4]

2009年12月26日に、シャープはNetWalker用の電子書籍閲覧ソフト「電子ブックリーダー」を公開した。このソフトを利用することで、XMDF形式の電子書籍を閲覧できる[5]

プラットフォーム編集

Freescaleのプラットフォームであるi.MX515を採用しており、CPUはARMベースのプロセッサであるCortex A8となっている。OSUbuntu 9.04をカスタマイズしたものを搭載しており、最初に入っているアプリケーションもUbuntuの標準と一部異なっている他、ARMベースな為に追加出来ないアプリケーションが存在する。また動画のアクセラレーションやLCフォント、壁紙、マニュアルなどが独自に追加されている。

Araneo編集

NetWalker内部でAraneoという固有名詞が使われている。たとえば、パッケージ管理システム(APT)のリポジトリのディストリビューションにはNetWalker用の「jaunty-araneo-kernel」が登録されている。

出典編集

関連項目編集

外部リンク編集