Nintendo Switch (オペレーティングシステム)

任天堂が開発しているコンシューマーゲーム機向けのオペレーティングシステム
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Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ、コードネーム:Horizon)は、任天堂によって開発されたコンシューマーゲーム機向けのオペレーティングシステムである[3]2017年に発売された据置型ゲーム機であるNintendo Switchに搭載されている。GUIの主要部分はホーム画面から構成され、トップバー、スクリーンショットビューア、およびニンテンドーeショップ、ニュース、設定などのショートカットが並んで構成されている。

Nintendo Switch
NintendoSwitchLogo.svg
開発者 任天堂
ハル研究所[1]
プログラミング言語 C,C++,HTML
OSの系統 Nintendo 3DS OSの派生系
開発状況 開発中
ソースモデル クローズドソース
初版 1.0.0 / 2017年3月3日(3年前) (2017-03-03
最新安定版 11.0.1 / 2020年12月10日(2か月前) (2020-12-10[2]
使用できる言語 中国語簡体字), 中国語繁体字), オランダ語, 英語UK), 英語US), フランス語カナダ), フランス語フランス), ドイツ語, イタリア語, 日本語, 朝鮮語, ポルトガル語ブラジル), ポルトガル語ポルトガル), ロシア語, スペイン語ラテンアメリカ), スペイン語スペイン
アップデート方式 ダウンロード
ゲームカード
プラットフォーム Nintendo Switch
Nintendo Switch Lite
先行品 Nintendo 3DS OS
Wii U system software
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概要編集

システム編集

任天堂はNintendo Switch(本記事では本機を指す名称は「Switch」と略する)のシステム基幹部分に関して殆どの情報を公開していないが、あらゆるコンピュータ専門家、一般のデベロッパー、エミュレータデベロッパー、およびハッカーによってSwitchのオペレーティングシステムは詳細に解析されており、かなり大部分が判明している[4]

特に代表的な発見は、Switch OSのコードネームが「Horizon(ホライゾン)」となっている事や、ニンテンドー3DS OSをベースに開発された派生系である事、独自のマイクロカーネルアーキテクチャを実装しているなどがある。その他にも、あるセキュリティ研究者によると「Linuxドライバに似ている」と説明している。NVIDIAドライバを含め、すべてのドライバはユーザ空間で実行されている。グラフィック関係のドライバは、NVNというAPIレイヤーで動作する。これらはVulkan APIの仕様に近いものであり、OpenGLやNVIDIAアドオンなど多くのハードウェア機能もサポートしている。すべてのユーザ空間はアドレス空間配置のランダム化を用い、サンドボックスで動作する。

Switchのホームメニューでは、グラフィック関係のアセットが200キロバイト未満に抑えられており、オペレーティングシステムがハードウェアリソースに占める割合を極力減らすよう設計されている。これによりシステムの軽量化を実現し、ゲームソフトウェアの実行速度、ロード時間、フレームレートの改善などパフォーマンス向上に貢献する[5]

オープンソースコンポーネント編集

研究によるとSwitchシステムの一部でFreeBSDAndroidのソースコードが使われている事が判明した。少なくともSwitchのネットワークスタックに関しては、FreeBSDのソースコードから派生している。ただしパーミッシブBSDライセンスにより使用できるため合法であり、特に珍しい事ではない。Androidのソースコードから派生したコンポーネントに関しては、マルチメディアフレームワーク、ディスプレイサーバ、グラフィックドライバ(NVIDIA系ドライバの派生説が有力)などがある。

ユーザーインターフェース編集

本体更新編集

Switch本体のシステムソフトウェア(ファームウェア)や内蔵ソフトウェアはインターネットなどを利用して更新できる。なお「システムの安全性や利便性の向上」という項目については、特筆しない限り詳細は明かされていないものとする[6]

Ver.2系列編集

バージョン:2.0.0 2017年3月3日配信開始[6]
最初の配信。ネットワーク機能等を利用可能にする。
  • ゲームソフトのオンラインプレイ
  • 「ゲームニュース」の受信
  • ニンテンドーeショップ
  • フレンド機能
  • キャプチャーボタンで撮影した画面写真を「Facebook」「Twitter」に投稿
  • ゲームソフトの更新
  • 購入したゲームソフト(パッケージ版)のマイニンテンドーポイントの受け取り
  • テレビとのHDMI連動機能(CEC)に対応
  • 本体のバッテリー残量をパーセント表示可能
  • microSDカードのフォーマット(初期化)機能
  • microSDXCカードに対応
バージョン:2.1.0 2017年3月28日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:2.2.0 2017年4月18日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:2.3.0 2017年5月16日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.3系列編集

バージョン:3.0.0 2017年6月20日配信開始[6]
  • ゲームニュースに「チャンネル登録」機能とアイコン追加
  • ニンテンドー3DS、Wii Uのフレンド申告の送信、通知機能
  • 登録済みのコントローラー振動検索機能
  • ユーザー設定のMiiに「スプラトゥーン2」のアイコン追加
  • クイック設定(ホームボタン長押し)での音量調節機能
  • ヘッドホン使用時の最大音量の引き上げ(「みまもり設定」を使用している場合は無効)
  • 「保護者による使用制限」から「みまもり設定」に名称変更
  • 任天堂ライセンス商品のUSBコントローラーに対応
  • ユーザーの順番並べ替え変更機能
  • ダウンロード時に空き容量が不足している場合にすぐに整理できるようになる
  • ソフトの更新データを受信する際に「×」が表示されて更新できないことがある問題の修正
  • 特定のテレビと接続すると、テレビに接続されているほかの機器とのHDMI連動が解除されてしまう問題の修正
  • 「Proコントローラーの有線通信」設定、「コントローラーの更新」「画面の色合いを変える」項目追加
  • 「テレビ出力」の「テレビのサウンド」に「自動」項目を追加
バージョン:3.0.1 2017年8月1日配信開始
  • 充電残量が正しく表示されないことがある問題の修正。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:3.0.2 2017年9月6日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.4系列編集

バージョン:4.0.0 2017年10月19日配信開始[6]
  • 一部のソフトでプレイ動画の撮影機能の追加
  • ユーザー設定のMiiに「スーパーマリオ オデッセイ」、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のアイコン追加
  • 他のNintendo Switch本体にユーザーとセーブデータを引っ越す機能
  • 「あらかじめダウンロード」の対応(一部ソフトのみ)
  • ローカル通信を行う際、相手のソフトのバージョンが古い場合に新しいバージョンの更新データを配信する機能
  • USBヘッドフォンに対応
  • 「ニンテンドーゲームキューブ コントローラ接続タップ」経由でニンテンドーゲームキューブコントローラの操作に対応
  • ソフトにエラーが発生した時に、そのエラー情報をソフトの提供元へ送信する機能
  • システム言語のオプションに繁体字簡体字韓国語を追加(但し、システムの表示言語は英語。影響されるのは一部のソフトの表示言語のみ)
  • HDMIのEDID情報追加、メーカ名・機種名・種別(ゲーム機)をTVに報告するようになった。(4.0.1で廃止)
バージョン:4.0.1 2017年10月26日配信開始
  • HDMI接続時に正しく映像が表示されなかったり、音声が出力されなかったりすることがある問題を解消。(4.0.0で追加されたEDIDの追加情報も廃止)
バージョン:4.1.0 2017年12月5日配信開始
  • ジャイロセンサーを使うソフトをプレイ中に、操作が安定しないことがある問題の修正
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.5系列編集

バージョン:5.0.0 2018年3月13日配信開始[6]
  • SNS (Facebook、Twitter) の知り合いをニンテンドーアカウントのフレンド候補として表示。
  • ユーザー設定のMiiに「ARMS」、「星のカービィ」のアイコン追加。
  • スマホ等から任天堂ホームページでDLソフトや追加コンテンツを購入すると今までより速くDL開始。
  • みまもり設定の暗証番号をコントローラーのスティックとボタンで入力できるようなった。(5.0.0以降は、この入力方式が標準に)
  • ゲームニュースをチャンネル別に閲覧できるように変更。
  • みまもり設定で起動が制限されているソフトはプレイ動画の再生も制限するように変更。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:5.0.1 2018年3月27日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:5.0.2 2018年4月17日配信開始
  • 「フレンドになれるかも?」で、Facebookのフレンドのアイコンが表示されない問題の修正。
  • ジャイロセンサーを使うソフトをプレイ中に、操作が安定しないことがある問題の修正。
バージョン:5.1.0 2018年5月31日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.6系列編集

バージョン:6.0.0 2018年9月19日配信開始[6]
  • 「Nintendo Switch Online」サービスに正式対応。
    • オンラインで「セーブデータお預かり」に対応。(一部のソフトは除く)
  • 「アルバム」に保存されている画面写真をSNS(Facebook、Twitter)に静止画最大4枚投稿可能(動画は最大1動画のみ投稿可能)。
  • ユーザー設定のMiiに「進め! キノピオ隊長」のアイコン追加。
  • ニンテンドーeショップの「ダウンロードできる本体」を「いつもあそぶ本体」に名称変更。
  • 「みまもり設定」で設定されている年齢制限に応じて、「ゲームニュース」の視聴も制限可能。
  • 「設定」でUSBキーボードのキー配列を指定可能。
  • ユーザーに連携しているニンテンドーアカウントを変更不可能に。
  • 任天堂ライセンス商品のコントローラーの動作を改善。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:6.0.1 2018年10月9日配信開始
  • 通信速度の結果が正しく表示されない問題の修正。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:6.1.0 2018年10月30日配信開始
  • Nintendo Switch Onlineに加入していても、加入案内が表示されることがある問題の修正。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:6.2.0 2018年11月20日配信開始
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.7系列編集

バージョン:7.0.0 2019年1月29日配信開始[6]
バージョン:7.0.1 2019年2月19日配信開始

Ver.8系列編集

バージョン:8.0.0 2019年4月16日配信開始[6]
  • HOMEメニューの「すべてのソフト」のなかで、ソフトをタイトル順などで並べ替えられるようにした。「すべてのソフト」はHOMEメニュー上にソフトが13個以上ある場合に表示される。
  • 過去に配信されたものも含めて、配信中のすべてのゲームニュースを見ることができるようにした。「ゲームニュース」→「Y チャンネル別に見る」→「もっと見る」で見ることができる(すでに配信が終了しているゲームニュースは除く)。
  • ユーザー設定のMiiに「スプラトゥーン2」より9種類、「ヨッシークラフトワールド」より6種類のアイコン追加。
  • 「データ管理」で「セーブデータの引っ越し」をできるようにした。これにより2台目の本体へゲームソフトごとにセーブデータを引っ越しして、続きから遊べるようになった。
  • 画面の表示を拡大できるようにした。「設定」→「本体」から設定可能で、この設定をONにすると、HOMEボタンを2回連続で押すことで画面の表示が拡大される。
  • 「スリープ」の設定に「ACアダプターを抜き差ししたときにスリープ解除」の項目を追加した。この設定をOFFにすると、Nintendo Switchドックから本体を取り出したときにスリープが解除されない。
  • 本体の「みまもり設定」でVRモード(3D映像)の視聴を制限できるようにした。
  • 「セーブデータのオンラインバックアップ」を「セーブデータお預かり」に、「ユーザーとセーブデータの引っ越し」を「ユーザーの引っ越し」にそれぞれ名称を変更した。(機能に変更はない)
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:8.0.1 2019年4月24日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:8.1.0 2019年6月18日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.9系列編集

バージョン:9.0.0 2019年9月10日配信開始[6]
  • 「ゲームニュース」の「チャンネルを見つける」に検索機能を追加。
  • 「ユーザー設定」に「チェックイン用のQRコードを表示」を追加。
  • 「設定」の「通知」に「アラームの通知設定」を追加。
  • 「設定」の「コントローラーとセンサー」に以下の機能を追加。
  • タッチスクリーンの感度を「通常」または「タッチペン用」の2種類から選択出来るようになった。
  • 「本体のボタンで操作する」を追加(Nintendo Switch Lite のみ)。
  • マイページに「オンラインプレイの招待」を追加。
  • システムの安定性や利便性の向上(下記含む)。
バージョン:9.0.1 2019年10月1日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上(下記含む)。
  • 本体の起動時や使用中にエラーが発生することがある問題を修正。
  • Nintendo Switch Liteで初期設定中にJoy-Conを取り外す案内が表示されることがある問題を修正。
バージョン:9.1.0 2019年12月5日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上(下記含む)。
  • 本体にJoy-Conを取り付けたときの画面上のアニメーションに、Joy-Conの色が反映されない問題を修正。
バージョン:9.2.0 2020年3月3日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.10系列編集

バージョン:10.0.0 2020年4月14日配信開始[6]
  • 「ゲームニュース」に最大300件まで登録できるブックマーク機能を追加。
  • 「設定」の「データ管理」に「本体/SDカード間のデータ移動」を追加。
  • 但し、セーブデータと一部の更新データを除く。
  • 「設定」の「コントローラーとセンサー」に「ボタンの割り当てを変える」を追加。
  • コントローラーごとに、スティックやボタンの割り当てを変更し、変更後の設定を「お気に入り」としてコントローラーの種類ごとに最大5つまで保存できる。
  • 対応コントローラーはJoy-Con (L)/(R)、Nintendo Switch Proコントローラー、Nintendo Switch Liteのみ。
  • 「ユーザー設定」に「プレイ記録の設定」を追加。
  • それに伴い、「フレンド機能」の設定内にあった「プレイ記録の公開」と「プレイ記録の消去」の2つを移動。
バージョン:10.0.1 2020年4月22日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:10.0.3 2020年5月26日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:10.0.4 2020年6月5日配信開始[6]
  • 一部の国や地域における『ニンテンドーeショップ』で、新規にクレジットカードを使った残高追加やカード情報の登録ができない問題を修正。
バージョン:10.1.0 2020年7月14日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:10.2.0 2020年9月15日配信開始[6]
  • システムの安定性や利便性の向上。

Ver.11系列編集

バージョン:11.0.0 2020年12月1日配信開始[6]
  • HOMEメニューに「Nintendo Switch Online」を追加。
  • 最新情報や加入状況の確認が行える。一部の国・地域を除く。
  • 「マイページ」に「トレンド」機能を追加。
  • フレンドが遊んだことのあるソフトや、最近遊び始めたソフトを確認できる。
  • 「セーブデータお預かり」で、バックアップしたセーブデータを自動的にダウンロードする機能を追加。
  • 複数の本体で同じニンテンドーアカウントを使用している場合、一つの本体でバックアップしたデータが自動的に他の本体にダウンロードされるようになる、初回のみ、セーブデータのダウンロードが必要なのと要Nintendo Switch Online加入。
  • 「アルバム」の画面写真や動画をスマートフォンに転送可能に。
  • 本体とスマホを無線で接続して、「アルバム」に保存されている画面写真や動画を転送できる。静止画の場合は一度に最大10枚まで転送可能。
  • 「設定」の「データ管理」>「画面写真と動画の管理」に「USB接続でパソコンにコピー」機能を追加。
  • Switch本体とPCをUSBケーブルで接続して、「アルバム」に保存されている画面写真や動画をコピーできる。
  • 複数のダウンロード対象がある場合に、最初にダウンロードしたいものを選択可能に。
  • 複数のソフトや更新データ、追加コンテンツをダウンロードしているときに、最初にダウンロードしたいものを選ぶことが出来るようになった。HOMEメニューで、最初にダウンロードしたい対象のソフトアイコンを選択し、「ダウンロードオプション」から設定する。
  • ユーザーアイコンに、スーパーマリオ35周年アイコンを12種類追加。
  • 本体言語に「ポルトガル語(ブラジル)」を追加。
  • 「ボタンの割り当てを変える」機能の「お気に入り」に名前を設定できるようになった。
  • システムの安定性や利便性の向上。
バージョン:11.0.1 2020年12月11日配信開始[6]
  • 一部のソフトが正常に遊べない問題を修正。
  • 一部のテレビとの組み合わせでTVモード時に映像が表示されず、エラーが発生することがある問題を修正。
  • 「ニンテンドーゲームキューブコントローラ」のコントロールスティックとCスティックの反応が変化していた問題を修正。

脚注編集

  1. ^ Brian (2017年4月2日). “HAL Laboratory developed various parts of Switch - Nintendo Everything”. nintendoeverything.com. 2020年5月7日閲覧。
  2. ^ Nintendo Switch System Updates and Change History”. Nintendo. 2020年9月14日閲覧。
  3. ^ Gauvain Tanguy Henri Gabriel Isidore Roussel-Tarbouriech; Menard, Noel; True, Tyler; Vi, Tini; Reisyukaku (2019). "Methodically Defeating Nintendo Switch Security". arXiv:1905.07643 [cs.CR]。
  4. ^ Console Security - Switch”. 2018年5月30日閲覧。
  5. ^ Craddock, Ryan (2018年8月22日). “The Switch's Home Menu Uses Less Than 200 KB Of Resources For Super-Fast Load Times”. Nintendo Life. 2018年8月22日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v Nintendo Switchの本体更新について”. 任天堂. 2018年9月28日閲覧。

関連項目編集