OROターフスプリント(オーロターフスプリント)は、岩手県競馬組合盛岡競馬場で施行する地方競馬重賞競走である。正式名称は「キリン杯 OROターフスプリント」。

OROターフスプリント
開催国 日本の旗 日本
主催者 岩手県競馬組合
競馬場 盛岡競馬場
第1回施行日 2011年10月23日
2024年の情報
距離 芝1000m
格付け M2
賞金 1着賞金500万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン、地方競馬全国交流
負担重量 定量。3歳55kg、4歳以上57kg(牝馬2kg減)
出典 [1]
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概要 編集

2010年まで行われていたシーズンラストの芝の特別競走「きんもくせい賞」を重賞に格上げしたものであるが、回数は引き継がれなかった。当時、盛岡競馬場の芝の古馬重賞は他にせきれい賞OROカップがあったがいずれも中距離から長距離であるため、国内でも希少価値の高い芝の短距離重賞として今後の発展が期待されていた[2]

2014年に地方競馬全国交流となった[3]

2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が開始され、M2に格付けされた。

2022年に1着賞金額が300万円から500万円へ増額された[1]

2023年は芝コースの走路状態悪化のため、ダートで施行[4]

条件・賞金等(2023年) 編集

出走条件
サラブレッド系3歳以上、地方競馬全国交流。
トライアルのハーベストカップで上位2着までに入った馬に優先出走権がある。
負担重量
定量。3歳55kg、4歳以上57kg(牝馬2kg減)。
賞金等
賞金額は1着500万円、2着175万円、3着100万円、4着65万円、5着35万円で着外手当は2万5000円[1]
副賞
キリンビール株式会社北東北支店賞、岩手日報社賞、開催執務委員長賞[1]

歴史 編集

  • 2011年 - 2010年まで行われていたきんもくせい賞を重賞に格上げする形で創設。
  • 2014年 - 地方全国交流競走となる。
  • 2019年 - スタリオンシリーズから外れる。
  • 2022年 - 1着賞金額が300万円から500万円へ増額される。
  • 2023年 - 芝コースの走路状態の悪化に伴い、ダート1000mで施行[4]

歴代優勝馬 編集

2023年は盛岡競馬場ダート1000m、それ以外は盛岡競馬場芝1000mで施行。

回数 施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2011年10月23日 ラブミープラチナ 牝3 水沢 59.6 齋藤雄一 板垣吉則 小林祥晃
第2回 2012年10月27日 ライトマッスル 牡3 盛岡 58.1 関本淳 熊谷昇 村上雅規
第3回 2013年10月26日 ライトマッスル 牡4 盛岡 1:00.0 関本淳 熊谷昇 村上雅規
第4回 2014年10月25日 ダブルスパーク 牝5 水沢 58.2 陶文峰 村上昌幸 大黒富美子
第5回 2015年10月24日 エゴイスト 牝4 水沢 58.2 菅原俊吏 石川栄 田端修
第6回 2016年10月22日 ケイアイユニコーン 牡7 北海道 58.5 松井伸也 安田武広 亀田和弘
第7回 2017年10月21日 コウセン 牡7 盛岡 57.8 山本政聡 櫻田康二 西村專次
第8回 2018年10月20日 シャドウパーティー 9 水沢 58.3 高橋悠里 三野宮通 井田莊一郎
第9回 2019年10月20日 エイシンテキサス 牡9 愛知 58.6 山林堂信彦 坂口義幸 太田雅貴
第10回 2020年10月24日 ツーエムマイスター 牡8 盛岡 58.6 岩本怜 飯田弘道 水谷昌晃
第11回 2021年10月26日 クラヴィスオレア 牡8 北海道 58.0 岩本怜 小野望 多田信尊
第12回 2022年9月27日 ケイアイサクソニー 牡6 北海道 58.1 高橋悠里 安田武広 (株)クイーンズ・ランチ
第13回 2023年10月22日 マッドシェリー 牝5 川崎 R58.1 神尾香澄 山田質 大越徹朗

Rはコースレコードを示す。

脚注・出典 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d 令和5年度 第9回 盛岡競馬競走番組表(概定)” (PDF). 岩手競馬オフィシャルページ. 2023年10月19日閲覧。
  2. ^ テシオ編集部 (2011年10月). “重賞 第1回 OROターフスプリント”. 岩手県競馬組合. 2011年11月13日閲覧。
  3. ^ 注目レースピックアップ!”. 岩手競馬公式WEBSITE. 2015年10月25日閲覧。
  4. ^ a b 盛岡競馬場は今シーズンの芝競走をダートに変更 走路状態の悪化でnetkeiba.com、2023年10月18日配信・閲覧

各回競走結果の出典 編集

関連項目 編集