PSR B1257+12 B
PSR B1257+12 Bはおとめ座の方角に約980光年の位置にある太陽系外惑星である。PSR B1257+12 Bは太陽系外で見つかった最初の惑星の1つで、パルサーPSR B1257+12の周囲を公転する第2惑星であることが知られている。親星から0.36天文単位の軌道を約66日間かけて公転している。地球の約4倍以上の質量を持つ。PSR B1257+12 BとPSR B1257+12 Cがほぼ同じ質量を持ち、またお互いに近い軌道を公転しているため、それぞれの軌道に大きな摂動を与えている。摂動の観測によって、惑星系の存在が確実になった。2つの惑星の正確な質量及び軌道傾斜角は、お互いの軌道に与える影響によって計算することができる。
| 太陽系外惑星 | 太陽系外惑星の一覧 | |
|---|---|---|
| 主星 | ||
| 恒星 | PSR B1257+12 | |
| 星座 | おとめ座 | |
| 赤経 | (α) | 13h 00m 01s |
| 赤緯 | (δ) | +12° 40′ 57″ |
| 距離 | 980 ly (300 pc) | |
| スペクトル分類 | パルサー | |
| 質量 | (m) | 推定 1.4 M☉ |
| 半径 | (r) | ~0.00002 R☉ |
| 年齢 | 0.8 Gyr | |
| 軌道要素 | ||
| 軌道長半径 | (a) | 0.36[1] AU |
| 離心率 | (e) | 0.0186 ± 0.0002[1] |
| 周期 | (P) | 66.5419 ± 0.0001[1] d |
| 軌道傾斜角 | (i) | 53 ± 4[1]° |
| 近日点引数 | (ω) | 250.4 ± 0.6[1]° |
| 近日点通過時刻 | (T0) | 2,449,768.1 ± 0.1[1] JD |
| 物理的性質 | ||
| 質量 | (m) | 4.3 ± 0.2[1] M⊕ |
| 発見 | ||
| 発見日 | 1992年1月22日 | |
| 発見者 | アレクサンデル・ヴォルシュチャン | |
| 発見方法 | パルサータイミング法 | |
| 観測場所 | ||
| 現況 | 公表 | |
| 参照データベース | ||
| Extrasolar Planets Encyclopaedia | data | |
| SIMBAD | data | |
| Exoplanet Archive | data | |
| Open Exoplanet Catalogue | data | |
名前編集
PSR B1257+12の惑星は、親星からの距離の順にA,B,C,Dと名付けられている。これらの名前が太陽系外惑星の通常の命名規則と異なるのは、この惑星が発見された時点では、太陽系外惑星の命名の慣習が出来上がっていなかったためである。太陽系外で発見された初めての惑星であり、またパルサーの周りを公転する惑星であったため、大文字のBとCという名前を与えられた。最初の2つより内側の軌道を通る3番目の惑星が系の中に発見されると、Aという名前が付けられた。
なお、D については発見が撤回されている。
出典編集
- ^ a b c d e f g Konacki, M., Wolszczan, A. (2003年). “Masses and Orbital Inclinations of Planets in the PSR B1257+12 System”. The Astrophysical Journal 591 (2): L147?L150. doi:10.1086/377093.
- Wolszczan, A., Frail, D. (1992年). “A planetary system around the millisecond pulsar PSR1257 + 12”. Nature 355: 145?147. doi:10.1038/355145a0.
外部リンク編集
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