Plumaは、gedit 2をフォークして作られたテキストエディタである。Linuxディストリビューションで使用されるMATEのデフォルトのテキストエディタである。Plumaは、基本的な機能のほか、追加のプラグインで機能を拡張することができる。

Pluma
開発元 Steve Zesch, Stefano Karapetsas, Perberos
初版 2011年8月19日 (12年前) (2011-08-19)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C, Python
サポート状況 開発中
ライセンス GNU GPL
公式サイト www.mate-desktop.org
github.com/mate-desktop/pluma
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Plumaは、複数のファイルを一度に編集することができる(タブまたはMDIをサポート)グラフィカルなアプリケーションである。また、国際化されており、Unicode UTF-8を用いている。Plumaは一般的なテキストエディタとしては標準的な機能をサポートしており、簡潔さと使いやすさを強調している。Plumaの核となる機能は、ソースコードのシンタックスハイライティング、オートインデント、プレビュー機能付きの印刷のサポートなどである。

Plumaは、MATEプロジェクトの思想に従って、クリーンでシンプルなGUIにデザインされており、MATEのデフォルトのテキストエディタとなっている。また、Plumaはフリーソフトウェアオープンソースソフトウェアであり、GNU GPLバージョン 2以降に従う。

機能 編集

Plumaは完全にMATEに統合されており、Caja(MATEのファイルマネージャ)からのドロップが可能で、MATE Virtual File System、MATEのプリントフレームワーク、MATEのヘルプシステムを使っている[1]

Plumaは、MDIの機能や、GUIによるタブ機能を持っており、複数のファイルを編集することができる。タブは、複数のウィンドウの間をユーザーの手で自由に移動することができる。また、GVfsを使ってリモートのファイルを編集することも可能である。他のコード指向の機能としては、行番号の表示、ブラケットのマッチング、テキスト折り返し、現在の行のハイライト、オートインデントや自動的なファイルのバックアップなどがある。

Plumaは印刷機能をサポートしており、これには印刷プレビューやPostScriptPDFへの印刷のサポートが含まれている。印刷オプションは、テキストのフォントや、ページサイズ、向き、余白、オプションのページヘッダーや行番号、シンタックスハイライティングが含まれている[2]

加えて、PlumaはGtkSourceView[3]経由で、様々なプログラムコードやマークアップのフォーマットに対応したシンタックスハイライティングを提供する。

機能のリスト 編集

  • シンタックスハイライティング
  • 印刷と印刷プレビューのサポート
  • ファイルのリバート
  • UTF-8テキストの完全なサポート
  • リモートファイルの編集のサポート
  • 検索と置換
  • 設定可能なプラグインシステム(Pythonのサポートを含む)
  • 完全な設定のインターフェース

プラグインのリスト 編集

いくつかのプラグインは、Plumaに予めパッケージングされ、インストールされている(外部プラグインも利用可能である)。

  • ファイルブラウザー
  • タグリスト
  • 文字数カウント
  • スペルチェッカー
  • 日付/時刻の挿入
  • ソート
  • 選択されたテキストのケースの変更
  • 自動的なスニペットの拡張
  • 外部ツール群
  • SyncTeX

アーキテクチャ 編集

MATE Core Applicationsの一部として、Plumaは、最新のGTKとMATEのライブラリを使っている。また、PlumaのソースコードはGitにより管理されている[4]

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ pluma: General Information 15 February 2008
  2. ^ Printing with gedit”. Library.gnome.org (2011年). 2011年10月11日閲覧。
  3. ^ GtkSourceView home page
  4. ^ pluma @ GitHub

外部リンク 編集