クアイフ

日本のバンド (2012-)
Qaijffから転送)

Qaijff(クアイフ)は、森彩乃、内田旭彦、三輪幸宏の三人からなるスリーピースバンド。2012年3月に愛知県名古屋市にて結成。2017年11月のメジャー・デビューを機に表記を「Qaijff」から「クアイフ」に変更。2021年4月16日、再びカタカナ表記からQaijff表記へ戻すことを発表した。

Qaijff
別名 クアイフ
出身地 日本の旗 日本愛知県岡崎市
ジャンル
活動期間 2012年 -
レーベル
  • con anima Inc.
    (2021年 - )
公式サイト 公式ウェブサイト
メンバー
Qaijff
YouTube
チャンネル
活動期間 2012年 -
ジャンル 音楽
登録者数 約3.4万人
総再生回数 約270万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年2月25日時点。
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メンバー 編集

森彩乃 (もり あやの)
1987年11月19日生まれ。愛知県岡崎市出身。A型。
ボーカル、キーボード、作詞、作曲を担当。稀にグッズなどのデザインも行う。
好きなアーティストは清春レディオヘッドビョーク
無類のラーメン好きとして知られ、「ラーメン好き著名人」の1人としてラーメンWalkerにコメントを寄稿した[1]
母親がピアノの講師をしており、4歳からクラシックピアノを学び、後に名古屋音楽大学ピアノ科へ進学[2]
絶対音感の持ち主。
ピアノ・ミュージックフェスティバル優秀賞。[3]
学生時代所属していたバンドではギター・ボーカルを担当。バンド解散後、シンガーソングライターとしてソロ活動を開始し、後に内田、三輪と出会う。
2021年には自身のアパレルブランド「誰かになりたいわけじゃない」も始動。
2023年4月19日「3月下旬にステージIIの乳がんと診断。完治に向けて、今月末からまずは約1年半の治療を開始いたします」と報告[4]
内田旭彦 (うちだ あきひこ)
1988年4月14日生まれ。愛知県岡崎市出身。A型。
ベース、プログラミング、作詞、作曲、編曲、リーダーを担当。
好きなアーティストはTHE BLUE HEARTS
3歳からサッカーに打ち込み、学生時代は名古屋グランパスエイトユースの選手として長年プレー。現日本代表DF吉田麻也岡大生など多くのプロサッカー選手と共にプレイをした異色の経歴を持つ。[5]
ベース以外にもピアノ、ギターも演奏でき、ライブではギターを担当することもある。
ドラムの三輪とは大学からの同級生で同じ軽音楽部に所属。
バンド活動の他にも、個人名義でのCM、映画音楽制作や他アーティスト楽曲提供、Jリーグ「名古屋グランパス」のスタジアムサウンドプロデュース、2022年にはプロオーケストラ「名古屋フィルハーモニー交響楽団」とのコラボレーション楽曲制作など、多岐に渡り音楽制作を行う。
三輪幸宏 (みわ ゆきひろ)
1988年11月22日生まれ。愛知県名古屋市出身。A型。
ドラム担当。
好きなアーティストはセヴンダストインキュバスリンプ・ビズキット
無類の犬好き。
幼少の頃からピアノを学んでいたが12歳の頃にドラマーに転向する。
潔癖性。
十代の頃に所属していたバンドでは、ヨーロッパツアーなども敢行しており、スペインの国営ラジオ局の出演や現地の新聞などで特集を組まれ話題となった。
2021年4月16日、群発性頭痛発症により無期限活動休止を発表。

来歴 編集

内田と三輪が所属していたセレンダインの解散が決定し、内田と三輪が新バンド結成を決意する。ソロとして活動していた森の元にサポートベーシストとして訪れた内田と出会い、森の才能に惹かれた内田がバンド結成の話を持ちかける。セレンダインの解散ライブに森が訪れ、森と三輪が出会う[注釈 1]。当初、ギタリストを含めた4人でスタジオ練習を行っていたが、ギタリスト加入の話は流れ、森がピアノを弾きながら歌う現在のスリーピースの編成となる[注釈 2]。バンド名は、ヨハン・クライフから「Cruijff」にしようとなったが、著名な人物と区別する為、綴りを「Qaijff」とし、読みを「クアイフ」という造語に決定[6]。2012年3月より愛知県名古屋市を拠点とし、活動を開始する。2014年にインディーズデビュー、2017年にメジャーデビュー。メジャーデビューシングル「愛を教えてくれた君へ」は、テレビアニメ「いぬやしき」のエンディングテーマに抜擢され、USENチャート1位など各種チャートを席巻し、“泣ける神曲”としてロングヒット。 2021年4月16日、ドラム三輪幸宏の無期限活動休止を発表。これを機にカタカナ表記からQaijff表記へ戻すことを発表。また事務所、レコード会社からの独立も発表した。 結成以来、TVアニメ「いぬやしき」「真・中華一番!」、NHK情報番組「さらさらサラダ」など、様々なTVのテーマ楽曲を担当。2016年からJリーグチーム「名古屋グランパス」のオフィシャルサポートソングを担当しており、2023年の楽曲「たぎってしかたないわ」はTikTokで100万回再生を突破。

概要 編集

音楽性 編集

ピアノボーカル、ベース、ドラムのスリーピース編成。近年ではサックス、ギターをサポートメンバーに迎えてライブを行うこともある。全ての作詞・作曲をメンバーの森・内田が行い、編曲をQaijffが行っている。自身を「絶対的、鍵盤系ドラマチックポップバンド」と位置づけ、その時々で様々な形態の楽曲を生み出す[7]。メンバーの音楽の好みは全く異なり、制作した楽曲は高い歌唱力にポップなメロディーをのせ、クラシカルなピアノ、変態的なベース、アグレッシブなドラム、転調や変拍子を用いた独特なサウンドを特徴としている。2020年には配信限定で、2021年には有観客でオーケストラコンサートを開催。2021年12月24日に三井しらかわホールで開催されたオーケストラコンサートはチケットソールドアウト。オーケストラ編曲も内田と森で行うなど、幅広い音楽性を持つ。

制作活動 編集

結成当初は森が作詞・作曲を担当し、ピアノの弾き語りで出来た曲をスタジオで合わせながら編曲していくというスタイルをとっていた。2014年頃からは内田も作詞・作曲を担当するようになり、作曲は主にLogicProを使用してデスクトップミュージックで行われる。楽曲提供も積極的に行っており、楽曲を提供したベイビーレイズJAPANとは頻繁にライブやインタビューなどで共演している[8]。 バンド形態以外にも、フルオーケストラでの楽曲制作も行っており、2021年に三井しらかわホールで開催したオーケストラコンサートでは、50人編成のフルオーケストラの作編曲も行った。

ディスコグラフィー 編集

シングル (Qaijff名義) 編集

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2012年9月2日 誰かになりたいわけじゃない QAIM01292
  1. future
  2. クライマックス
  3. 変わって
ライブ会場限定販売
2nd 2013年3月31日 Repeat QAIM13331
  1. リピート
  2. escapism
  3. Life
3rd 2013年12月26日 Clock hands/エンディング ZNFO-1001
  1. Clock hands
  2. エンディング
タワーレコード限定ワンコインシングル
1st EP 2016年12月7日 snow traveler KIRS-1008
  1. snow traveler
  2. universe
  3. good morning
オリコン最高112位

シングル (クアイフ名義) 編集

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2017年11月29日 愛を教えてくれた君へ ESCL-4948/9(期間生産限定盤)
ESCL-4947(通常盤)
  1. 愛を教えてくれた君へ
  2. セツナロマンチック
1:フジテレビ"ノイタミナ"TVアニメ「いぬやしき」EDテーマ
オリコン最高45位
2nd 2018年3月7日 ワタシフルデイズ ESCL-5000
  1. ワタシフルデイズ
  2. 未来emotion
2:名古屋グランパス2018シーズンオフィシャルサポートソング
3rd 2019年10月23日 光福論 ESCL-5299(期間生産限定盤)
ESCL-5298(通常盤)
  1. 光福論
  2. アイノウ
1:アニメ「真・中華一番!」オープニング主題歌

配信限定シングル 編集

発売日 タイトル レーベル
2017年10月13日 愛を教えてくれた君へ (TV Size Version) Sony Music Entertainment
2019年2月23日 Viva la Carnival
2020年2月29日 Salvia Sony Music Labels
2021年3月3日 ナンバーワン
2022年2月19日 Want "="music
2022年4月16日 たらしめろ
2022年11月15日 通り過ぎていく con anima
2023年1月9日 たぎってしかたないわ
2023年6月12日 たらしめろ (FILMSONG Remix)
2023年8月26日 サニーサイド
2023年10月1日 たぎってしかたないわ
(studio anima / Acoustic Guitar Session)

アルバム (Qaijff名義) 編集

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2014年3月12日 Qaijff ZNFO-1005
  1. Turn out
  2. signal
  3. ピラミッドを崩せ
  4. ニューワールド (album ver.)
  5. Clock hands
  6. モンスター
  7. 重なる
  8. MUSIC
  9. 虹を探していた
  10. アイトハ
  11. escapism (album ver.)
  12. future (album ver.)
  13. クロスハッチング
  14. シーソー
オリコン最高161位
1st mini 2015年6月3日 organism KIRS-1001
  1. organism
  2. hello world
  3. meaning of me
  4. after rain
  5. along the coast
  6. lost world
オリコン最高99位
2nd mini 2016年4月13日 Life is Wonderful KIRS-1005
  1. Wonderful Life(TBS系テレビ「SUPER SOCCER」4月・5月度エンディングテーマ)
  2. 未完成ワールド
  3. 光を探しに
  4. Re:Answer
  5. ソングフォーミー
  6. グッドナイター
  7. Don't Stop The Music(名古屋グランパス 2016シーズン オフィシャルサポートソング)
オリコン最高79位

アルバム (クアイフ名義) 編集

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2018年6月6日 POP is YOURS ESCL-5060/1(初回生産限定盤)
ESCL-5062(通常盤)
  1. Take me out
  2. I love ME !
  3. ワタシフルデイズ
  4. こだまして
  5. じゃあ、またね。
  6. 愛を教えてくれた君へ
  7. タイムマシーン
  8. さよならライアー
  9. Polaris
  10. EverBlue
2:メ~テレドラマ「ミューブ♪ ~秘密の歌園」主題歌
3:近鉄パッセ「Pass'e 大感謝祭」TV-CMソング
6:フジテレビ"ノイタミナ"TVアニメ「いぬやしき」エンディング・テーマ
2nd 2019年8月28日 URAUE ESCL-5269
  1. 337km
  2. いたいよ
  3. Parasite
  4. クレオパトラ
  5. ハッピーエンドの迎え方
  6. 桜通り
  7. 自由大飛行
  8. Viva la Carnival
8:名古屋グランパス2019シーズンオフィシャルサポートソング

DVD 編集

  発売日 タイトル 規格品番
1st 2016年1月20日 after world KIRS-2001

参加作品 編集

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2013年11月6日 JACKMAN RECORDS COMPILATION ALBUM vol.8 RO69JACK 12/13 ROJR-0030
  1. ainamania / 喪失
  2. 青空教室 / 魔法のカーテン
  3. Alisters / Sliding Side Face
  4. Welcome Toxicity / JUICY MOUTH
  5. KANIVArhythm DANCE CLUB / Sabotage
  6. Qaijff / future
  7. Super Spreaders / ライト
  8. NOGIKU / ダイヤモンドダスト
  9. The nonnon / Sally
  10. ハウリングアンプリファー / ナンバー7
  11. the Hedgehog / samsara
  12. ポラロイズ / 風の歌
  13. Menoz / 現代のケモノ
  14. ヤミアガリ / アウトサイド
  15. RAGOUT / 嘘吐きの世界
  16. ROLLICKSOME SCHEME / SHE:ME
JACKMAN RECORDS
2013年11月6日 TRUST YOUR SOULS "NAGOYA" RCTR-1025
  1. BACK LIFT / MY PRECIOUS LIFE
  2. 04 Limited Sazabys / Do it Do it
  3. みそっかす / 憧れのギブソン
  4. EVERLONG / ヴィーナス
  5. sukida dramas / Kansas
  6. ALL FOUND BRIGHT LIGHTS / Keep it Real
  7. THREE LIGHTS DOWN KINGS / Feel This Moment
  8. SilberStyle / The Night Before Tomorrow
  9. Qaijff / ニューワールド
  10. nothingman / 小さなライブハウスのステージの上から
  11. MISTY / Missing you
  12. vagarious vagabondage / Don't Freak Out
  13. ENTH / Get Started Together
  14. SEQUIM / Before shooting star fade out
  15. LUCCI / 帰り道
  16. The Way I Am / ここから見る景色
  17. THIS MORNING DAY / Mr.
  18. at Anytime / HAVE A GOOD NIGHT

ミュージック・ビデオ 編集

監督 曲名
AZUMA Tatsuya エンディング
伊藤寛[要曖昧さ回避] Don't Stop The Music (Qaijff Ver.)
勝見拓矢 Wonderful Life」「snow traveler
谷崎慎太郎 organism
STUDIO OFFSIDE クロスハッチング
朝田洋介 愛を教えてくれた君へ」「ワタシフルデイズ

主なライブ 編集

ワンマンライブ・主催イベント 編集

出演イベント 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ この時、三輪は内田が森をバンドのボーカルに誘っていたことを知らなかった。
  2. ^ ギタリストが構想に入っていた時は森はハンドマイクで歌っていた。

出典 編集

  1. ^ 「ラーメン好き著名人」『ラーメンWalker東海2017 ラーメンウォーカームック』、角川マガジンズ、2016年10月7日。ISBN 978-4-04-895659-8
  2. ^ 名古屋音楽大学 卒業生紹介”. 名古屋音楽大学. 2016年11月17日閲覧。
  3. ^ 年度別 ファイナル入賞者”. Roland. 2013年3月16日閲覧。
  4. ^ Qaijff・森彩乃、ステージIIの乳がん公表” (2023年4月19日). 2023年5月7日閲覧。
  5. ^ Qaijff(クアイフ)」インタビュー第1回”. 赤鯱新報. 2016年2月29日閲覧。
  6. ^ クアイフオフィシャルウェブサイト BIO”. 2019年10月27日閲覧。
  7. ^ Qaijff”. Eggs. 2016年11月17日閲覧。
  8. ^ ベイビーレイズJAPAN × Qaijff”. Skream!. 2016年3月15日閲覧。

外部リンク 編集