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R-TYPE LEO』(アールタイプ レオ)は、1992年12月アイレムから発売された業務用横スクロールシューティングゲーム。製作はアイレムではなく、ナナオが担当している。キャッチコピーは「アノ地球(ホシ)ヲ、コワスタメ。」

R-TYPE LEO
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード
開発元 ナナオ
発売元 アイレム
デザイナー HIROGON
AKIKAZE
プログラマー DENDEN
YUKI
DRUNKER
SHAKA
音楽 HIROSHI
AIAI
美術 SAKOTAN
U.W.F.
MACCOY
KIMI
HIDARIN
KAKAPO
YASSY
シリーズ R-TYPEシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ可)
メディア 業務用基板
稼働時期
  • 日本 1992年12月 (1992-12)
  • INT 1992年
システム基板 アイレムM92システム
CPU V33 (@ 9 Mhz)
V30 (@ 7.15909 Mhz)
サウンド YM2151 (@ 3.579545 Mhz)
GA20 (@ 3.579545 Mhz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
320×240ピクセル
60.00Hz
パレット2048色
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コンシューマーへの移植はクラウドゲームサービスであるG-cluster向けに海外版が配信されていたが、2018年5月31日をもって配信終了した為、現時点ではまったく移植がされていない状態となっている。

目次

概要編集

R-TYPEシリーズの中でも外伝作の一つであり、『R-TYPE』本編の世界とは別の平行世界が舞台となっている。そのため『LEO』の世界ではバイドが存在せず、本作の殲滅対象は「機械生物」及び「機械生命体」とされている。同時にそれを触媒として製造されたフォース、及びバイド体に有効なダメージを与える波動砲の開発等も存在しないという独自の設定が成されている。

R-TYPEシリーズ最大の特徴である波動砲とフォースを排除し、本作ではサイビット(Psy・Bit)と呼ばれる万能強化型ビットを主武装として戦闘を行う事や、シリーズで唯一2人同時プレイが可能で、国内版は2人同時プレイ時、海外版は1人プレイ時でもミス時にその場復活になっている事が、他のR-TYPEシリーズと比較した上での大きな差異である。また、音楽に関してもハウス調のやや明るい物が中心に扱われ、難易度も他のR-TYPEシリーズと比較するとライトな印象を受ける。

ナナオが開発し、販売をアイレムが請負うという複雑な経緯を辿ったため、企画・開発段階では『R-TYPE』とは全く関係のない別のゲームとして扱われていた。しかし、当時のアイレム事業部担当者に、どうしてもセールス面において決定的な押しが足りない事を懸念され、急遽『R-TYPE』の冠を与えられたという逸話がある。

ゲーム内容編集

システム編集

操作は、レバーとショットボタン1つで行う。アイテムキャリアを壊して中のアイテムを取得する事でパワーアップしながらゲームを進めて行く。アイテムキャリアの設置箇所と出現するアイテムの種類は固定されている。

本作は、サイビットがシステムの中心ともいえる。サイビットは、未装備状態でレーザークリスタルを取得すると自機の上下に一つずつ同時に装備され、敵の体当たりや通常弾を防御する。ショットボタンを押せば自機同様の弾を撃つ(連射性は自機に劣る)。また、前後にのみレバー入力と反対向きに攻撃方向を変える事ができる。

サイビットを装備中は、ショットボタンを押し続ける事でサイビットを敵に向かって突撃させるサーチ攻撃(サイビットサイファ)を行える。サーチ攻撃中は画面下のゲージが消費され、ゲージを使い切った時点でサイビットはその位置で浮遊したままになる。ショットボタンを離す事で即座に自機の上下に戻り、再びサーチ攻撃を始めるまでゲージが再充填されていく。サーチ攻撃中の自機は、移動はできるがメインショットが撃てず、ほぼ無防備の状態になる。

サイビットを装備している状態で更にレーザークリスタルを取得すると、自機、サイビットからそれぞれレーザーを撃つことができるようになる。レーザークリスタルにはR-TYPEシリーズと同様に三種類の色があるが、こちらでは取得せずに放置していると、赤→青→緑→赤→…の順に色を変えていく。レーザーは、色に関係なくレーザークリスタルを取得するごとに最大3段階までパワーアップする。

赤(レッドオプティック)
自機のY座標に合わせて誘導できる赤い直線レーザーを撃つ。サイビットからは上下のもの同士で交差しながら飛んで行く短い螺旋状レーザーが放たれる。自機からのレーザーはショットボタンを連打している間、切れ目無く発射され続ける。
青(ブルーサンダー)
敵や障害物に当たる事で反射する、青い矢状の短いレーザーを放つ。最大までパワーアップした場合は、正面のレーザーが障害物に当たったとき分裂する様に反射する。サイビットからは同様のレーザーが斜め方向に放たれる。
緑(グリーンアロー)
X軸座標が敵と合わさると直角に曲がるレーザーを水平方向に放つ。パワーアップする事で一度に発射される本数が増える。自機中央から発射される物は直進のみで曲がらない。サイビットからは同じレーザーが1本ずつ放たれる。
ミサイル
「M」と書かれたアイテム。自機の上下斜め方向にミサイルを発射する。Y座標が正面の敵と合わさると高速で直進する。
スピード
「S」と書かれたアイテム。取るたびに自機の移動スピードが上昇する。

ステージ紹介編集

Stage 内容 解説 ボス[1]
1 PARADISE PLANET もうひとつの地球を背景にした宇宙空間。前半は蛇型モンスター出現地帯・中盤はレーザーネット地帯・後半は隕石ラッシュ。 サディスティン
2 RED-HOT DESERT 砂漠地帯。壁で区切られた狭い地形での敵の大群と、開けた地形での支柱部分が破壊不能な砲台群からの一斉射撃が交互に迫る。 ダガード
3 TROPICAL FOREST 湿原地帯。幹を壊した後の液垂れ、破壊可能な誘導弾、ショートレーザーを撃つ敵の群れなどが現れる。 フォレス
4 FLOATING CONTINENT 浮遊大陸。後ろから迫る浮遊大陸に回りこむ。分裂弾を撃つ敵が多数現れる。 ゼラ、ツイン・コイル
5 INSIDE OF RUINS 遺跡地帯。檻型の障害物などで移動の自由が制限される中、敵の激しい攻撃に晒される。 サイバー・ブレイン
6 CORE OF THE PLANET 最終面。イクラのような謎の生命体に侵食されている。コアを護る巨大な機動兵器が立ち塞がる。 メシア

ストーリー編集

本来の時間(R-TYPEシリーズ)とは異なる並行世界の太陽系。人類はもう1つの地球として人工惑星「エデン」を開発したが、完成後に原因不明の暴走を引き起こしエデンが人類に対して攻撃を仕掛けてきた。

人類はエデンを破壊する為に2機の「R-9 LEO」を投入した。後に「エデン・パラドックス」と呼ばれる戦いである。

スタッフ編集

  • ゲーム・プラン:HIROGON、AKIKAZE
  • プログラム:DENDEN、YUKI、DRUNKER、SHAKA
  • グラフィック:SAKOTAN、U.W.F.、MACCOY、KIMI、HIDARIN、KAKAPO、YASSY
  • サウンド:HIROSHI、AIAI

評価編集

評価
受賞
媒体受賞
第7回ゲーメスト大賞ベストシューティング賞5位(AC)[2]
年間ヒットゲーム22位(AC)[2]

ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第7回ゲーメスト大賞」(1993年度)において、ベストシューティング賞5位、年間ヒットゲーム22位を獲得している[2]

脚注編集

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  1. ^ ボスの名は1993年2月号『マイコンBASICマガジン』のアーケードゲームギャラリーより
  2. ^ a b c 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 12-13頁、 ISBN 9784881994290