「ROCKET DIVE」(ロケット・ダイヴ)は日本のアーティスト、hideのソロ8枚目、hide with Spread Beaver名義では1枚目となるシングル。
- X JAPAN解散後初のソロシングルであり、当時、X JAPAN解散のショックで落ち込むファン達へ向けた「クヨクヨせずに前を向いてロケットのように飛び出していこうぜ」というhideからのメッセージが込められている。そのため全体的に明るい曲調でポップな曲に仕上がっている。「一刻も早くファンの元へ届けたかった」というhideの言葉通り、X JAPANの最終公演「THE LAST LIVE」からわずか1ヶ月足らずで発売された。
- この曲を閃いたきっかけは当時、テレビでサッカーワールドカップのアジア予選を見ていたhideが選手の戦いぶりに感動したのと、サポーター達の熱い声援が、自分自身のファン達にも重なって見えて共感を覚えたことがきっかけである[3][4]。
- hideはこの「ROCKET DIVE」から次回作「ピンク スパイダー」「ever free」に渡るまでの一連の楽曲を3部作の繋がった楽曲として制作しており、「ROCKET DIVE」には「若いうちは失敗を恐れずにどんどん世界へ飛び出して行こう」というメッセージが込められており、「ピンク スパイダー」には「でも飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」を歌った曲であり、「ever free」には「それでも人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」というメッセージが込められた楽曲であると生前語っていた。
- かつてユニバーサルビクターのhideサイトで行われた曲の人気投票では1位を獲得した。
- イントロは、KISSの「ROCKET RIDE」のイントロをオマージュしている。これは、hideの憧れのギタリストがエース・フレーリーだったからである(因みに「ROCKET RIDE」の作詞作曲とリードヴォーカルはエースであり、ドラム以外の楽器も全てエースが担当している)。
- 初回特典として「怪人カード」が封入された。これはhideの少年時代に流行った「仮面ライダースナック」のオマケを模したもので、メンバーを怪人に見立てている。
- テレビ東京系アニメ「AWOL -Absent Without Leave-」オープニングテーマ。
- 次作「ピンク スパイダー」のリリース直前にhideが急逝した為、本作品がhideが生前のうちにリリースされた最後の楽曲となった。
- 2007年5月2日にマキシシングル化され、再発売された。
- 2012年、フジテレビ系列のお笑い番組「ロケットライブ」のテーマソングに起用された。
- 2018年1月2日、NHK総合の志村けん主演のドラマ風単発コント「スペシャルコント 志村けん in 探偵佐平60歳」のオープニング/エンディングテーマに起用された。
- 2018年6月、hideの最新のトリビュート・アルバム『hide TRIBUTE IMPULSE』が発売、そのアルバムの中でhideの後輩にあたるミクスチャー・ロックバンドのDragon Ashが本作をカバー
- 2018年6月、ロシアで開催される2018 FIFAワールドカップのテレビ朝日系の中継テーマソングとしてhide with Spread Beaverバージョン及び、Dragon Ashバージョンの本作が公式テーマソングとして採用された[5][6][7][8]。
- ROCKET DIVE
- ROCKET DIVE (voiceless version)
- DOUBT (MIXED LEMONed JELLY MIX)
- アルバム『Ja,Zoo』には曲頭のノイズをカットしたバージョンが「DOUBT '97」として収録されている。
(全作詞・作曲:hide)
収録アルバム編集カバー・バージョン編集