S5.98Mは、ロシア製のロケットエンジンで現在はブリーズ上段の動力である[4][5]。14D30としても知られる。ロケット設計局KB KhIMMASHとロケット科学技術者アレクセイ・イザエフによって設計されたUDMH四酸化二窒素を燃焼する二段燃焼サイクル[2][3][6]のエンジンである。

S5.98M
原開発国ロシアの旗 ロシア
初飛行1990年11月20日[1]
開発企業KB KhIMMASH[2]
目的上段ロケット
搭載プロトンMロコット
前身無し
現況製造中
液体燃料エンジン
推進薬四酸化二窒素[3] / 非対称ジメチルヒドラジン[3]
混合比2.0[2]
サイクル二段燃焼サイクル[3]
構成
燃焼室1[3]
性能
推力 (vac.)19.62キロニュートン (4,410 lbf)[4]
燃焼室圧力9.8メガパスカル (1,420 psi)[2]
Isp (vac.)328.6秒[2]
燃焼時間3,200秒間[4]
寸法
全長1,150ミリメートル (45 in)[4]
直径948ミリメートル (37.3 in)[4]
乾燥重量95キログラム (209 lb)[4]
使用
ブリーズ-Mロコット

関連項目 編集

  • ブリーズ-M - S5.98Mを動力とする上段.
  • プロトン-M - ブリーズ-M 上段を備える重量物打上げロケット
  • ロコット - より小型のブリーズ-KM上段を使用する軽量打上げロケット
  • クルニチェフ - ブリーズ上段の製造会社で設計局の親会社

出典 編集

外部リンク 編集