- アルバム『鬼葬』発売後に発表されたミニアルバム。『鬼葬』の制作時点でこのアルバムを作ることは計画されており、制作段階から「とにかく全部ハードでヘビーなもの」というコンセプトがあった。そのため、アルバムの際にはどうしても考えてしまう曲順や全体のバランスといった点を今回は払拭できるように、ミニアルバムという形態にしたと語っている[1]。また『鬼葬』での表現しきれなかった激しい部分、及びサウンドプロダクションの反省点も踏まえて制作したとのこと[2]。
- 初回盤のみデジパック仕様。『鬼葬』と同じく、歌詞カードが隠されている。通常の歌詞カードよりふた回りほど小さい特殊サイズで、歌詞の反復を一切省くのみならず、様々な字体で凝縮させるように印字されているため読みづらくなっている。
- 「children」「秒「」深」の2曲は、歌詞とアレンジが異なる新バージョンで収録。
- ジャケットのヒーローのような人物の名前は、京曰く「Mr.NEWSMAN」というらしい。
ミニ・アルバム全作詞: 京。 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「Mr.NEWSMAN」 | 京 | Die | Dir en grey | |
2. | 「Ugly」 | 京 | Shinya | Dir en grey | |
3. | 「HADES」 | 京 | 京 | Dir en grey | |
4. | 「umbrella」 | 京 | Shinya | Dir en grey | |
5. | 「children」 | 京 | Die | Dir en grey | |
6. | 「秒「」深」 | 京 | 薫 | Dir en grey | |
合計時間: | |
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- Mr.NEWSMAN
- Die曰く、サビでの曲の雰囲気の変わる所や、曲全体の詰まり具合は気に入っているというナンバー[3]。冒頭の「NEWSMAN GO HELL」の連呼はライブでは音源のものから現在ではDie本人のコーラスに変貌している。シングル「凌辱の雨」に、ライブバージョンが収録されている。
- Ugly
- デモ音源の段階から不思議な雰囲気であったという曲。「不思議な雰囲気はそのままに、ガンガンに乗れる曲」というアレンジを心がけたとのこと。[4]、手がけたShinya曰く、前作『鬼葬』の曲選の際にバンドの変化に乗り遅れて曲が採用されなかったことから、とにかくその方向性に持っていこうと作ってきたと語っている。
- HADES
- 薫のギターはこの曲のみかなり特殊な音の作り方をしている。裏でかなり声音が多用されており、16個ほどの声音を1つの音に聞かせているという[5]。またDieのギター・ソロパートが今アルバム中唯一登場してくる曲である。
- umbrella
- 曲全体に渡ってコーラスとの掛け合いが多く用いられたナンバー。Shinyaは最初はサビの部分があまりに明るすぎて心配だったが結果的に上手くいったと思うと語っている[6]。テレビ朝日系『モンキー!!モンキー!!』エンディングテーマ。シングル「かすみ」に、ライブバージョンが収録されている
- children
- シングル「太陽の碧」収録曲の再アレンジ版。ギターのフレーズや歌唱法など、大きく変化を遂げた楽曲になっている。
- 秒「」深
- ミニアルバム「MISSA」収録曲の再アレンジ版。テンポが若干落とされ、バッキングは同じフレーズを繰り返す構成になり、ダウンチューニングによってよりヘヴィな楽曲に変貌している。歌詞は意味を持たせず仮歌で響きの良い言葉を集め、そこから発音が似たものを英語にして羅列しただけと京は語っている。
- ^ CDでーた 2002年8月号、シングル「Child prey」ミニアルバム「six Ugly」特集記事
- ^ 「FOOL'S MATE」Vol.271(2004年5月号)薫のインタビューより
- ^ CDでーた 2002年8月号、「six Ugly」収録楽曲セルフライナーノーツ「Mr.NEWSMAN」
- ^ CDでーた 2002年8月号、「six Ugly」収録楽曲セルフライナーノーツ「Ugly」
- ^ CDでーた 2002年8月号、「six Ugly」収録楽曲セルフライナーノーツ「HADES」
- ^ CDでーた 2002年8月号、「six Ugly」収録楽曲セルフライナーノーツ「umbrella」