Star Ruby(スタールビー)とは、オブジェクト指向スクリプト言語 Rubyの、2Dゲーム開発のための拡張ライブラリである。星一によって開発された。スーパーファミコン風のゲームを開発することを目的としている。

Star Ruby
作者 Hajime Hoshi
最新版
0.3.1
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Ruby
対応OS Windows, macOS, Linux
(macOS版・Linux 版のバイナリは無し、ソースコードからコンパイルする必要がある)
プラットフォーム Ruby 1.8/1.9
サポート状況 開発中
種別 ゲームエンジン
ライセンス MITライセンス(部分的にLGPLなどを含む)
公式サイト Star Ruby公式サイト
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特徴 編集

描画 編集

減色、加色、彩度変更、色相回転などの色調を変更するエフェクトや、拡大縮小、回転などの幾何変換まで、豊富なエフェクトが自由に使える。加算、減算合成、マスク処理なども可能である。

スーパーファミコンのゲームでよく使われる透視座標変換を、Star Rubyでは簡単に実現できる。

Star Rubyの描画の基本概念は、「テクスチャ」と呼ばれるオブジェクトしかない。PNG画像ファイル、最終出力画面、中間バッファすべてがテクスチャである。つまり、ほとんどの描画操作が「テクスチャからテクスチャへの描画」だけで済む。さらに、テクスチャ描画の際、描画エフェクトを自由にかけることができる。

テクスチャはフルカラー、αチャンネル付きの32ビットビットマップ。 PNG形式のファイルとして出力することが可能である。

入力 編集

キーボードゲームパッドマウスに対応している。

サウンド 編集

OggWAVの形式に対応している。 BGMの一時停止、途中からの再生が可能。

マルチプラットフォーム 編集

WindowsLinuxmacOSで動作する。

他のライブラリとの連携  編集

各クラスは、ゲームに限らずなるべく独立して使えるように設計されている。 たとえば、 GUIライブラリであるRuby-GNOME2などのウィンドウに、 Star RubyのTextureを描画することも可能となっている。

オープンソース 編集

MITライセンスを採用している。ただし、ライセンスがLGPLであるSDLを使用しているので、それらを含めて全体としてはLGPLとなる。

関連項目 編集

他のRubyベースのゲームライブラリ。

外部リンク 編集