Summer Pockets』(サマーポケッツ)は、ビジュアルアーツのゲームブランドKeyより2018年6月29日に発売されたWindows恋愛アドベンチャーゲーム。略称は「サマポケ」。

Summer Pockets
ジャンル 恋愛アドベンチャー
ゲーム:Summer Pockets
Summer Pockets REFLECTION BLUE
対応機種 Microsoft Windows 7/8/10
Android 4.4+ / iOS 8.0
Nintendo Switch
発売元 Key/ビジュアルアーツ(PC/スマホ)
プロトタイプ(Switch)
ディレクター
キャラクターデザイン Na-Ga和泉つばす永山ゆうのんふむゆん
シナリオ 新島夕、魁 、ハサマ
音楽 折戸伸治麻枝准どんまる竹下智博水月陵
ディスクレス起動
プレイ人数 一人
発売日 2018年6月29日(PC)
2018年12月17日(iOS)
2018年12月19日(Android)
2019年6月20日(Switch)
2020年2月6日(Steam)
2020年6月26日(REFLECTION BLUE - PC)
2020年8月20日(REFLECTION BLUE - Android)
レイティング 全年齢対象(PC)
12+(iOS)
16+(Android)
CEROC(15才以上対象)(Switch)[1]
キャラクター名設定 不可
エンディング数 6

10(REFLECTION BLUE)

セーブファイル数 1000
キャラクターボイス 主人公以外フルボイス
主人公パートボイス
テンプレート - ノート

概要編集

本作は、株式会社ビジュアルアーツ傘下であるゲームブランドKeyの13作目の恋愛アドベンチャーゲームとなる。『Harmonia』から約2年ぶりの新作で、フルプライスの作品では『Angel Beats! -1st beat-』から約3年ぶり。

本作は瀬戸内海にある架空の離島である鳥白島(とりしろじま)を舞台としており[2]直島男木島女木島が島のモチーフとされている。

2016年12月8日に制作が発表され、ティザーサイトが公開された[2]

2017年12月27日に公式サイトが公開され、2018年6月29日発売予定であることが告知された[3]

その後、iOS版が2018年12月17日[4]に、Android版同年12月19日にそれぞれ配信され、2018年12月28日に、Nintendo Switchへの移植版の発売が告知され、[5]2019年6月20日発売。なお、key産のソフトとしては初の任天堂製ハード進出作であり、PS系ハードでの販売も初めて行われていない。

2020年2月6日Steam版が発売された。但し、日本語インターフェイス、日本語字幕は用意されていない。

2020年6月26日にはアッパーバージョンとなる『Summer Pockets REFLECTION BLUE』が発売。Android版には同年8月20日にアップデート配信され、iOS版では配信予定。

あらすじ編集

夏休み、主人公の鷹原羽依里は亡き祖母の遺品整理のために訪れた鳥白島で、叔母の岬鏡子と二人で遺品を整理する傍ら、島で出会った新しい仲間との島の生活を楽しみ、夏休みが終わるのを惜しく思うようになっていく。

エンディング
エンディングは全6ルートで、ヒロイン4人をクリアした後にさらに2つのエンディングである「ALKA」と「Pocket」が順番に現れる。クリアしたルートのヒロインはタイトル画面から消えるため、どのルートをクリアしたかが判別できるようになっている。
通常のヒロインルートをすべてクリアすると、タイトル画面はヒロインだけが居ない草原の風景になる。ここでトゥルールート「ALKA」を選べるようになる反面、通常のストーリーをここからは開始できなくなる。「ALKA」をクリアすると、タイトル画面はそれまでの草原から大きな海の風景に変わり、BGMではなく波の音が常時鳴るようになる。ここから「ALKA」のラストから続くストーリー「Pocket」を開始できる。ここでも、やはり通常ストーリーは開始できない。このルートをクリアすると、タイトル画面は初めて本作を開始した時と同様のものに戻り、通常ストーリーのほかに「ALKA」と「Pocket」をいつでもプレイできるようになる。
『REFLECTION BLUE』は全10ルートで、個別ルートが追加されたうみもタイトル画面にいるのだが、7人のヒロインの内、4人をクリアするとタイトル画面から消えてしまい、「Pocket」クリアまで個別ルートに入れなくなる。この仕様上、うみの個別ルートは「ALKA」及び「Pocket」の攻略には影響しない。

登場人物編集

出典:[2][6][7][8][9]

鷹原 羽依里(たかはら はいり)
声 - 千葉翔也(『REFLECTION BLUE』パートボイス[10]
身長:172cm / 体重:60kg / 誕生日:5月21日 / 17歳 / 原画:Na-Ga
本作の主人公。
高校では水泳に打ち込んでいたが、ある事情により水泳から離れている。それが素行の悪さにつながり、通っていた男子校での居場所を失う。そんな時、叔母である岬鏡子から祖母の遺品整理の手伝いに誘われ、鳥白島を訪れる。性格はマイペースで、つかみ所がない。何かしらの理由で自分を戒める際は自分の名前を叫ぶ。
通っていた学校が男子校のため、女の子に対してあまり免疫がない。その反面、どうすればモテるかなどの研究を、同級生たちと熱く語っていたりした。魚などに好かれる匂いを持つらしく、釣りをすると簡単に釣れる。また、ある程度の霊感の持ち主。
鳴瀬 しろは(なるせ しろは)
声 - 小原好美
身長:155cm / 体重:39kg / スリーサイズ:B81/W56/H83 / 趣味:料理 / 好物:スイカバー / 誕生日:6月8日 / 17歳 / 原画:Na-Ga
テーマBGM:『White Loneliness』『White with You』
本作のメインヒロイン。
謎めいた少女で、唯一の肉親である祖父以外の人物に心を開けずにいる。人見知りであり、彼女が親しくしているのは肉親である祖父ぐらいしかいないため、島内では孤立している。しかしながら、同年代の少年たちの性格や好みなどは把握しているらしい。根は優しい人物ながら一人でいた時間が長かったこともあり人との付き合い方がわからず、時には人のことを考えない言葉を発してしまう。昔、島でとある事故が起き、偶然その場に居合わせてしまったため、周りからは疫病神と思われている。
鳴瀬の一族に伝わる予知能力を持っており、それにより身近な人の不幸な未来を見てしまうという能力を持っている。そのため周りの人たちから距離を置いている。
空門 蒼(そらかど あお)
声 - 高森奈津美
身長:160cm / 体重:46kg / スリーサイズ:B85/W59/H86 / 趣味:昼寝 / 好物:かき氷(ブルーハワイ) / 誕生日:9月20日 / 16歳 / 原画:和泉つばす
テーマBGM:『Other side Blue』
ヒロインの一人。
山の祭事を担う空門家の巫女で、巫女の役割の祭事にある強い決意をもって臨んでいる。男女分け隔てなく友達感覚で接してくる性格で、バイト先の駄菓子屋では「師匠」と呼ばれ子供たちに慕われている。恋愛に関しては意識していないように見えて実は耳年増で、結構なむっつりスケベ。ちょっとした一言を頭の中で性的なものに置き換えては勝手に照れることが多々あり、周りからはピンク脳などと言われている。また、押しに弱く頼まれると断れないため、ちょろいとも言われている。人語を理解する狐のような動物・イナリとよく一緒にいる。隙あらば、どこでも寝ている。
意識不明の双子の姉・藍を助けるため、「七影蝶」と呼ばれる人の記憶が転じた存在に触れ、その記憶を読み取ることで藍の記憶を探し出し、意識を取り戻そうとしていた。どこでも寝てしまうのは、他人の記憶を読み取ったことによる負荷である。様々な記憶を読み取っているために知識が豊富で学業面は優秀であるが、同時に耳年増の原因にもなっている。
久島 鴎(くしま かもめ)
声 - 嶺内ともみ
身長:158cm / 体重:43kg / スリーサイズ:B86/W55/H85 / 趣味:ボトルシップ / 好物:三角形の秘密を持ったお菓子(ポリンキー) / 誕生日:4月4日 / 17歳 / 原画:Na-Ga
テーマBGM:『Adventure for Black』
ヒロインの一人。
羽依里が島で出会った少女で、この夏の時期だけ滞在するために本土から鳥白島に来た。常に大きなスーツケースを引いているが、中身については秘密にしている。羽依里と出会った際にはスーツケースに乗り、押して運ぶように頼むこともある。いわゆるお嬢様なのだが、冒険に憧れるなど割とアクティブ。
幼い頃に島に隠した宝を探している。
紬 ヴェンダース(つむぎ ヴェンダース)
声 - 岩井映美里
身長:152cm / 体重:38kg / スリーサイズ:B78/W56/H80 / 趣味:ぬいぐるみ集め / 好物:わたあめ / 誕生日:8月31日 / 16歳 / 原画:永山ゆうのん
テーマBGM:『Golden Hours』
ヒロインの一人。
やりたいこと探しを目的に鳥白島へ来た少女。ドイツ人とのハーフで、古い異国の歌を口ずさむことが多い。また、ビーチコーミングが趣味。鳥白島の灯台の近くに現れる、真面目で素直な子。「古典や規則は、長年かけて合理的になるように研磨されてきた」と考えて、現代に合わない規則でもちゃんと守ろうとしている。しかし、他人にはゆるく、その考え方を強制することはない。その規則に則り基本的には制服を着ていることが多いが、他のキャラと異なり夏用のセーターを着用している。「むぎゅ」が口癖。学校や島で見かけることが少ないため、周りからはレアと言われている。
野村 美希(のむら みき)
声 - 一宮朔
身長:148cm / 体重:38kg / スリーサイズ:B80/W55/H80 / 趣味:長距離狙撃 / 好物:おにぎり / 誕生日:2月2日 / 16歳 / 原画:ふむゆん
テーマBGM:『Splash Green』
島で一人暮らしをしている少女。鳥白島少年団の治安維持執行部の一人。規律にのっとって常に制服を着用している。カスタマイズした水鉄砲「ハイドログラディエイター改」を片手に島の治安を守っている。また、島にある放送塔も治安維持に利用している。少年団に所属する蒼達同年代のメンバーからはフルネームを略した「のみき」の愛称で呼ばれている。ワニを模した髪飾りをつけており、ハイドログラディエイター改もワニをモチーフにデザインされている。
『REFLECTION BLUE』ではヒロインに昇格し、個別ルートが追加された。
水織 静久(みずおり しずく)
声 - 小山さほみ
身長:164cm / 体重:54kg / スリーサイズ:B98/W64/H88 / 趣味:おっぱい / 好物:ザクロ / 誕生日:4月29日 / 18歳 / 原画:永山ゆうのん
テーマBGM:『Tender Purple』
本土にある学校の生徒会長。親友の紬と会うために本土から島に通っている。性的な話題に免疫がなく、すぐに赤面してしまう。一方でおっぱいに対する執着心が強く、自身をおっぱいと呼んでくれてもいいと言う。虫が大の苦手。
『REFLECTION BLUE』ではヒロインに昇格し、個別ルートが追加された。羽依里と会った際には「満月を喰らいし乳房」と名乗る。
加藤 うみ(かとう うみ)
声 - 田中あいみ
身長:130cm / 体重:29kg / 趣味:チャーハン / 好物:チャーハン / 誕生日:9月1日 / 12歳 / 原画:Na-Ga
テーマBGM:『Twinkle of Alcor』『Piece of Clear』『Twinkle of Aster』
羽依里と同様に加藤家に居候している少女。親戚の一人で、しっかりした性格で羽依里の世話を焼く。元は都会に住んでおり、夏休みを利用して一人で憧れの田舎である鳥白島に来た。得意料理はチャーハンであり、毎朝港でもらってきた食材を使ってチャーハンを作る。
名前は漢字で「羽未」と書くが、作中ではほとんど「うみ」と表記される。また、名字の「加藤」は作中で名乗る場面がない。
『REFLECTION BLUE』では個別ルートが追加された。
神山 識(かみやま しき)
声 - ファイルーズあい
身長:144cm / 体重:36kg / スリーサイズ:B73/W54/H74 / 趣味:一人旅 / 好物:おむすび / 誕生日:7月4日 / 14歳 / 原画:ふむゆん
テーマBGM:『Run Red Run』『夏の紫苑』
『REFLECTION BLUE』での追加ヒロイン。
鳥白島に鬼の伝承を求めてやってきた、鬼を自称する着物の少女。一人称はで、男っぽい喋り方をする。サバイバル能力に長けているはずだが、よく腹を空かせて行き倒れている。50m走を6秒台で走る足の持ち主。おむすびに対するこだわりが強く、おにぎりとは違うものと考えている。
三谷 良一(みたに りょういち)
声 - 熊谷健太郎
身長:175cm / 体重:65kg / 趣味:脱衣 / 好物:メロンバー / 誕生日:2月9日 / 16歳 / 原画:Na-Ga
島に住む少年。服を着るのが好きではなく、どこでも脱ぎたがるため、美希から撃たれるのが日常茶飯事。一方で敏感肌のため、塩素に弱い。かつては今のような活発な性格ではなかったが、ある事をきっかけに脱ぐことを決意した。
山にある資材置き場を改造して秘密基地を作っている。漁師の息子であり、無免許だが船の運転はお手の物。妹がいるが、名前は不明。
加納 天善(かのう てんぜん)
声 - 浜田洋平
身長:178cm / 体重:69kg / 趣味:卓球 / 好物:わかめ / 誕生日:10月10日 / 16歳 / 原画:Na-Ga
島に住む少年。卓球馬鹿で、何かにつけて卓球に例えて話をする。良一と共に作った秘密基地の中で特訓を重ねている。しかし、初心者にも負けるなど、その腕前には疑問がある。
修理屋の息子で、自身も修理が可能。静久に惚れており、周囲にはそれを隠しているのだが、静久に対する態度から静久以外には周知の事実となっている。
岬 鏡子(みさき きょうこ)
声 - 高本めぐみ
身長:162cm / 体重:59kg / スリーサイズ:B82/W60/H86 / 趣味:考古学 / 好物:カップうどん / 誕生日:10月18日 / 原画:ふむゆん
羽依里の叔母。羽依里を遺品整理の名目で島へと招いた。古物蒐集が趣味で、遺品整理も積極的に行っている。古い文字などを訳すことができる。しろはの母・瞳とは友人。料理に関しては非常に独創的で他人に出せるレベルではない。本人曰く「加藤の呪い」とのことで、姉(羽依里の母)はそれを克服したらしい。
旧姓は加藤であるが、結婚しているわけではなく、成人した際に実母の苗字へと変更をしている。
鳴瀬 小鳩(なるせ こばと)
声 - 白石稔
身長:185cm / 体重:96kg / 趣味:鳥白流古武術 / 好物:チャーハン / 誕生日:12月2日 / 77歳 / 原画:Na-Ga
しろはの祖父。比較的高齢ではあるが、年齢を感じさせない体格をしている。実際に運動能力もかなり高い。厳しい人物だが、不器用ながらしろはを大切に思っており、ぼっちである事を心配している。
四天王の称号は「玄武」。
空門 藍(そらかど あい)
声 - 高森奈津美
蒼の双子の姉。幼少の頃、夜の山に向かった蒼を捜す途中で崖から転落し、今なお意識不明で島の病院で入院している。 蒼のことが大好きなシスコンであり、それ故か良一や天善からは恐れられている。
テーマBGMは『Deep Blue Blue』
久島 鷺(くしま さぎ)
声 - 小若和郁那
鴎の母。鳥白島はずれの小島に別荘を所有しており、かつては鴎や夫と3人で訪れていた。
鳴瀬 瞳(なるせ ひとみ)
しろはの母。小鳩の娘。生前は夫婦で食堂を経営しており、料理担当の旦那に対して食品調達を担当とする。鏡子とは同い年で交流が深かった。
しろは同様に特殊な力を有していた。夫の死後、鏡子に未来の出来事を示唆した直後に行方を晦ます。
イナリ
声 - 鈴木このみ
原画:和泉つばす
青い狐のような姿をした謎の生物。蒼と行動を共にしていることが多い。「ポン」と鳴くほか、人間の言語を理解している様子をみせる。メスだが、同族のオスより人間の女の子のほうが好きらしい。
七海(ななみ)
声 - 花澤香菜
身長:150cm / 体重:37kg / スリーサイズ:B74/W55/H75 / 趣味:チャーハン / 好物:チャーハン
『Pocket』の主人公。しろはが両親を亡くしたばかりの頃に島に現れた、記憶喪失の少女。一人称は僕で、やや中性的な容姿をしている。海が苦手で船に乗ることができず、島から出られないため、鳴瀬家に居候している。
自分の名前の記憶もないが、「七つの海を越えてきた」という頭の中に浮かんだキーワードから、周りからは七海と呼ばれている。
本編の各所には「語り部」として、七海のモノローグが挿入されている。

スタッフ編集

音楽編集

作中で使用された音楽は、2018年9月26日に発売された3枚組のアルバム「Summer Pockets Original SoundTrack」にて収録されている[11]

主題歌編集

アルカテイル[12]
鈴木このみによるオープニングテーマ。作詞は魁、作曲は折戸伸治、編曲は中山真斗
『REFLECTION BLUE』Pockets ルートED時には、「Summer Pocketsメインテーマ」表記
アスタロア
鈴木このみによる『REFLECTION BLUE』オープニングテーマ。作詞は魁、作曲は折戸伸治、編曲は塚越雄一朗。
Lasting Moment
鈴木このみによるエンディングテーマ。作詞は新島夕、作曲・編曲はどんまる。
青き此方
YURiKAによる神山識編エンディングテーマ。作詞は魁、作曲・編曲はどんまる。
羽のゆりかご
水谷瑠奈(NanosizeMir)によるALKA編のエンディングテーマ。作詞は新島夕、作曲は折戸伸治、編曲は塚越雄一朗。
ポケットをふくらませて[12]
rionosによるグランドエンディングテーマ。作詞・作曲は麻枝准、編曲はbermei.inazawa
ポケットをふくらませて 〜Sea, You Again〜
rionosによるグランドエンディングテーマ。Nintendo Switch版で追加された楽曲であり、PC版の「ポケットをふくらませて」から歌詞が一部変更されている。
『REFLECTION BLUE』でもこちらがエンディングテーマに起用されている

挿入歌編集

紬の夏休み
紬ヴェンダース役の岩井映美里が歌う挿入歌。作詞はハサマ、作曲は折戸伸治、編曲は水月陵。
ドイツ民謡「小鳥の結婚式ドイツ語版」にコミカルな歌詞をつけた内容となっている[11]
夜奏花
YURiKAによる挿入歌。作詞は魁、作曲・編曲は竹下智博。
しろはの子守歌
鳴瀬しろは役の小原好美が歌う挿入歌。編曲はどんまる。
サウンドトラックには収録されていないが、2020年4月30日より「アスタロア」と共にダウンロード販売がされている。
夏の砂時計
水谷瑠奈(NanosizeMir)による挿入歌。作詞は魁、作曲・編曲は水月陵。
夏に君を待ちながら
鳴瀬しろは役の小原好美が歌うキャラクターソング。作詞は新島夕、作曲・編曲は水月陵。BGM『White Loneliness』のアレンジ。
無印ではゲーム内では未使用だったが、『REFLECTION BLUE』にてしろはルート中で挿入歌として使用された。
比翼の蝶たち
空門蒼役の高森奈津美によるキャラクターソング。作詞は魁、作曲は折戸伸治、編曲は塚越雄一朗(NanosizeMir)。BGM『Other side Blue』のアレンジ。
無印ではゲーム内では未使用だったが、『REFLECTION BLUE』にて蒼ルート中で挿入歌として使用された。
Departure!
久島鴎役の嶺内ともみが歌うキャラクターソング。作詞は新島夕、作曲は折戸伸治、編曲は森藤晶司、コーラスはyukina。BGM『Adventure for Black』のアレンジ。
無印ではゲーム内では未使用だったが、『REFLECTION BLUE』にて鴎ルート中で挿入歌として使用された。
with
久島鴎役の嶺内ともみが歌うキャラクターソング。作詞は新島夕、作曲はどんまる、編曲は森藤晶司、コーラスは水谷瑠奈(NanosizeMir)。
ゲーム内では鴎が鼻歌などで歌っている。キャラクターソングCDに収録されているフルバージョンは無印では未使用だったが、『REFLECTION BLUE』にて鴎ルート中で挿入歌として使用された。

開発編集

本作に参加したシナリオライターの一人である電撃G's magazineとのインタビューの中で、2015年に本作の企画が動き出したと話している[2]。 『Angel Beats! -1st beat-』制作当時は、当時Keyに所属していた都乃河勇人が主導する企画とKey15周年記念作品『Harmonia』の制作も同時に行われていたが、3つに企画を同時に動かすのは難しいとの判断から都乃河の企画が先送りされ、のちに都乃河本人もKeyを退社した[2]。 その後、『Angel Beats! -1st beat-』が発売され、『Harmonia』も完成したことにより、『Angel Beats! -1st beat-』に続く予定に空白ができ、『Angel Beats!』シリーズとは異なる新作を作る必要性が出てきた[2]。 「麻枝が築き上げた『楽しい日常と、泣ける物語』というコンセプトだけはそのままに、既存のKey作品のイメージにとらわれず自由な企画を」という趣旨のもと社内コンペが開かれ、面白味のある様々な企画が多数寄せられたが、Keyの作品としてはパンチ力に欠けると判断され、採用には至らなかった[2]。 その時、麻枝は自分の温めていた企画について話したところ、この企画が本作の骨子として採用された[2]。 本作の世界設定、ストーリーの軸と結末は麻枝が担当し、それを基に魁と新島が詳細な設定を構築していった[2]。 本作の舞台設定は夏の海辺の田舎町という点では『 AIR 』と共通するものの、魁は『AIR 』というよりは『ぼくのなつやすみ』に近いと考えており、ノスタルジックな遊びの風景の中にKeyならではの日常を織り込むと同時に、ヒロイン同士の横のつながりや魅力的な男性キャラクターを描き、『AIR 』との差別化が図られた[2][13]

題名の『Summer Pockets』は、少年時代の大切な思い出を大事にしまうためのポケットを「夏の小さな宝箱」にたとえたものである[2][13]

スタッフィング編集

社内コンペ後も、麻枝を交えた企画会議は進められたものの、麻枝が体調不良により入院したためシナリオライターを増やす必要があり、急遽新島夕とハサマが参加することとなった[2]。 新島夕はビジュアルアーツ傘下のSAGA PLANETSに在籍していたシナリオライターで、ビジュアルアーツの代表取締役である馬場隆博が以前からKey作品への参加を熱望していた人物であり、偶然タイミングが合い、依頼に至った[2]。 ハサマはコンシューマー版『クドわふたー』のシナリオに参加していた実績からオファーを受けた[2]。 原案者である麻枝は自分がシナリオを書くと焼き直しになってしまうという懸念から、シナリオの執筆はせず、原案および音楽という形で携わっている[2]。 キャラクターデザインはNa-Ga、和泉つばす、永山ゆうのんが担当した[2]。 このうち、永山ゆうのんは『Angel Beats! -1st beat-』に参加した実績とNa-Gaの絵との親和性の高さから起用され、和泉つばすは『Angel Beats!』でゆりを演じた櫻井浩美の紹介で起用された[2]

Webラジオ編集

2018年2月27日より馬場隆博をパーソナリティとした『サマポケききこみラジオ』がYouTubeにて配信されている[14]

2020年4月3日より音泉でサマポケラジオ『Summer Pockets Radio〜鳴瀬家の食卓〜』を配信開始。パーソナリティは、鳴瀬しろは役の小原好美と、鳴瀬小鳩役の白石稔。

反響編集

受賞編集

本作は、Getchu.com主催の美少女ゲーム大賞2018の総合部門[15]とシナリオ部門[16]の1位にランクインしたほか、システム部門においても7位[17]にランクインした。また、萌えゲーアワード2018の大賞[18]とユーザー支持賞[19]を受賞した。

脚注編集

出典編集

  1. ^ SPEC”. Summer Pockets 公式サイト. Key. 2018年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Key新作『Summer Pockets』発表! ヒロイン公開&制作陣に独占インタビュー!”. 電撃G's magazine.com (2016年12月8日). 2018年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月17日閲覧。
  3. ^ Summer Pockets 発売日(6月29日)&オフィシャルサイト公開!”. Key Official HomePage. Key (2017年12月27日). 2018年1月17日閲覧。
  4. ^ @key_official (17 December 2018). "iOS版販売告知ツイート" (ツイート). Twitterより2019年2月16日閲覧
  5. ^ Nintendo Switch版「Summer Pockets」が2019年春に発売決定。麻枝 准氏原案のPC用恋愛アドベンチャーの移植版”. 4Gamer.net. Aetas (2018年12月27日). 2019年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月16日閲覧。
  6. ^ CHARACTER”. Summer Pockets 公式サイト. Key. 2018年1月15日閲覧。
  7. ^ Summer Pockets VISUAL FANBOOK
  8. ^ 6月16日(土)から7月16日(土)まで東京・13式催事空間(ジーストア・アキバ5階)で開催されたSummer Pockets展の各キャラの紹介のパネル
  9. ^ CHARACTER”. Summer Pockets REFLECTION BLUE 公式サイト. Key. 2020年8月3日閲覧。
  10. ^ key開発室の2020年5月21日のツイート2020年5月21日閲覧。
  11. ^ a b ミュージック フロム ゲームワールド:Track 165 「クーロンズ・ゲート」「Summer Pockets」”. 4Gamer.net. Aetas (2018年10月26日). 2018年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月16日閲覧。
  12. ^ a b SOUND”. Summer Pockets 公式サイト. Key. 2018年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月31日閲覧。
  13. ^ a b Keyが贈るファン待望の完全新作は、夏の離島を舞台にしたノスタルジックなハートフル青春ストーリー! 『Summer Pockets』6月29日発売!”. Game-Style (2018年5月18日). 2018年5月27日閲覧。[リンク切れ]
  14. ^ 『サマポケききこみラジオ』 第1回を配信開始しました!…”. Summer Pockets 公式Twitter. 2018年3月11日閲覧。
  15. ^ 美少女ゲーム大賞2018 総合部門 結果発表”. Getchu.com. 2019年2月16日閲覧。
  16. ^ 美少女ゲーム大賞2018 シナリオ部門 結果発表”. Getchu.com. 2019年2月16日閲覧。
  17. ^ 美少女ゲーム大賞2018 システム部門 結果発表”. Getchu.com. 2019年2月16日閲覧。
  18. ^ 大賞・準大賞 | 萌えゲーアワード 2018年度 受賞作品一覧”. 2020年8月3日閲覧。
  19. ^ ユーザー支持賞 | 萌えゲーアワード 2018年度 受賞作品一覧”. 2020年8月3日閲覧。

参考資料編集

『Summer Pockets VISUAL FANBOOK』(初版) ヴィジュアルアーツ、2019年5月24日。 

外部リンク編集