Susie(スージー)は、竹村嘉人が開発したMicrosoft Windows上で動作するグラフィックビューアである。

Susie
作者 竹村嘉人 (たけちん)
初版 0.01 (1994年5月25日
(29年前)
 (1994-05-25)
最新版
0.47b / 2002年10月20日
(21年前)
 (2002-10-20)
最新評価版
0.50 beta3 / 2013年1月15日
(11年前)
 (2013-01-15)
対応OS Microsoft Windows
種別 画像ビューア
ライセンス フリーウェア
公式サイト Susieの部屋
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概要 編集

Windows 3.1向け(16ビット版)は“Susie”、Windows XPなど32ビットOS向けは“Susie32”と称している。一時期はWin32sにも対応していたため、バージョンによってはWindows 3.1でもSusie32が利用できた。

単体ではBMP形式にのみ対応しているが、プラグインを導入することにより、様々なファイルフォーマットを扱えるようになることが特徴である。ただし、Susie本体がアニメーション再生機能をもたないため、GIFアニメーションMNGといったフォーマットについては制限がある。2002年10月20日公開のバージョン0.47bを最後に長らくバージョンアップが停止していたが、2007年9月29日に全面的に開発し直したバージョン0.50 alpha1が公開され、2014年現在も開発が継続中[1]

Windows Vista以降では、カタログ機能にあるフォルダツリービューが機能しない不具合があり、レジストリキーをユーザ自身で変更しないと動作しない不具合がある。

Susie Plug-in 編集

Susieで読み込める画像ファイルフォーマットは、Susie Plug-inと呼ばれるプラグインにより拡張することができる。データを読み込み、デバイス独立ビットマップ (DIB) にレンダリングするのが基本的な仕組みである。プラグインの拡張子は"sph"(64ビット版用)[2]、"spi"(32ビット版用)、"plg"(16ビット版用)。

このプラグインは仕様が公開されているため、有志によって多数制作されており、AVIFWebPJPEG 2000PNGJPEGGIFなど広く使われている形式や、特定ソフトウェアのバイナリデータやコンピュータゲームデータに対応するものもある。また、画像の読み出し以外にも、コンバータプラグインや、書庫ファイルをディレクトリと同じように扱えるようにするためのプラグインも存在する。中には動画や音楽の再生を可能にするものもある。

また、Susie Plug-inに対応したグラフィックソフトウェアも多く製作されている。しかし、Susie Plug-in対応を謳うソフトウェアの中には、プラグインとの互換性に問題があるものも一部に存在する。

脚注 編集

  1. ^ Susieの実験室” (2014年11月29日). 2014年11月29日閲覧。
  2. ^ 64bit版は正式な仕様ではない

関連項目 編集

外部リンク 編集