TATSUMI(タツミ)』(邦題:『TATSUMI マンガに革命を起こした男』)は、マンガ家劇画作家)辰巳ヨシヒロの自叙伝的マンガ作品『劇画漂流』(英題: A Drifting Life)と同作家の短編作品5話を原作としたシンガポールの長編アニメーション映画。

TATSUMI
マンガに革命を起こした男
TATSUMI
監督 エリック・クー
脚本 辰巳ヨシヒロ
エリック・クー
製作 タン・フォン・チェン
フィル・ミッチェル
フレディ・ヨー
エリック・クー
山本真郷
ナレーター 別所哲也
辰巳ヨシヒロ
出演者 別所哲也
辰巳ヨシヒロ
音楽 佐藤和生
クリストファー・クー
クリスティーン・シャム
製作会社 ザオ・ウェイ・フィルムズ
インフィニット・フレーム・ワークス
配給 ザ・マッチ・ファクトリー
スターサンズ
公開 フランスの旗 2011年5月17日カンヌ国際映画祭
上映時間 98分
製作国 シンガポールの旗 シンガポール
言語 日本語
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エリック・クー監督により制作され、第64回カンヌ国際映画祭(2011年)のオフィシャル・セレクション(ある視点部門)に選出。アニメーション作品の選出は同映画祭史上13本目、日本語によるアニメーション作品としては史上2本目である。アニメーション制作は、世界初のフルCGテレビアニメーション『リブート』(英題: ReBoot)を制作したフィル・ミッチェルがクリエイティブ・ディレクターとして指揮を執り、ナレーションは辰巳ヨシヒロ自身、本編の声優・ナレーションは別所哲也が一人で六役を務めた。カンヌにて上映されて以降、約20ヶ国で配給された。第84回アカデミー賞外国語映画賞ではシンガポール代表として出品。

日本においては、東京国際映画祭(2011年)、京都シネマ(2013年8月)、日本外国特派員協会(2013年11月)における特別上映を経て、2014年11月15日よりスターサンズ配給にて角川シネマ新宿ほかで順次全国公開。

ストーリー 編集

終戦直後より高度成長期に至るまでの道のりで、子供向けとされていた漫画に、大人をターゲットにした「劇画」という概念を生み出した漫画家・辰巳ヨシヒロ。少年時代から青年期、そして現在に至るまでの辰巳、そして日本の時代の移り変わりを、辰巳の5つの短編作品を交えながら描いていく。

短編 編集

  • 地獄 / HELL
  • いとしのモンキー / BELOVED MONKEY
  • 男一発 / JUST A MAN
  • はいってます / OCCUPIED
  • グッドバイ / GOOD-BYE

受賞 編集

参考文献 編集

外部リンク 編集