TBS連ドラ・シナリオ大賞
TBS連ドラ・シナリオ大賞(ティービーエスれんドラ・シナリオたいしょう)は、TBSテレビが、主として、自社のテレビドラマで活躍するシナリオ作家を募集・育成するために設立した公募である。
概要
編集創設は2008年1月。原則として大賞作品1編に賞金200万円、佳作作品に賞金50万円(第1回、第2回は不明)贈呈される。応募資格は「自称35歳以下で、プロの脚本家を本気で目指す者」であるが、自称なので実際は何歳でも応募できる。
審査にはTBSテレビのプロデューサー陣があたる他、最終選考通過者(このうち大賞・佳作受賞者を除く全員が入選者となる)を対象に勉強会が開かれ、賞を与えて終わりにすることなく、即戦力となる人材を発掘することが特徴となっている。
受賞者・受賞作品一覧
編集回 | 年度 | 応募数 | 大賞 | 佳作 | 入選 | その後の活躍 |
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1 | 2009 | 1444 | 竹之内剛「変態刑事」 | 黒澤淳「緑と青の十日間」 山下友弘「夜の女教師組」 |
泉澤陽子「ミスコン!」 天海佐和子(鹽野佐和子)「スロージャンプ!!」 牧野圭祐「勝ったのは俺じゃない」 石本悠馬「Noiz(ノイズ)」 中山智博「シェイクスピアの墓場」 本郷文子「青い夏の雨は喝采」 橋目真里子「占い教師 鮫島ヒミコ」 真野勝成「人外」 |
牧野圭祐「新参者」(共同脚本)「赤い指」(共同脚本)「シマシマ」 真野勝成「新参者」(共同脚本) 中山智博「クローン ベイビー」「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」 鹽野佐和子「夏うたドラマSP 幸せの贈り物」 泉澤陽子「恋うたドラマSP 三日月」「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」「放課後はミステリーとともに」 山下友弘「黒の女教師」 |
2 | 2010 | 978 | 大林利江子「シェア彼」 | 宮田幸恵「ゴーイング・ビター・ホーム」 | 窪田竜「モトベン!」 河口航「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE.」 池田有佳里「リビング ライブラリー〜ボクを読んで〜」 池田奈津子「もしも生まれ変わったら」 吉川千尋「ニューハーフ・ホームヘルパー 南ちゃん」 尾山奈央「暫定私刑」 |
大林利江子「クローンベイビー」「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」「シマシマ」「黒の女教師」 宮田幸恵「クローンベイビー」「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」 池田奈津子「クローンベイビー」「桜蘭高校ホスト部」「黒の女教師」 |
3 | 2011 | 1083 | 門田雅史(椎名雅史)「I Believe」 | 村上美然「劇団プロ野球」 | 石野菜美「緑の鳥を飼ってしまった」 土橋章宏「緋色のアーティクル」 福井晋「地平線の雨」 船橋勧「ラストメモリー」 政池洋佑「ボーイフレンドは女々男」 益子悦子「Pの人」 三好昭央「私、ミステリーショッパーなんですけど?」 安田浩彬「ゆずれない思い」 山本洋介「還暦高校デビュー」 |
椎名雅史「ムッシュ!」 土橋章宏「超高速!参勤交代」 船橋勧「原宿ネストカフェ」 |
4 | 2014 | 1183 | 渡邊真子「初恋狂詩曲」 | 田島隆治「鴻漸の翼」 李正美「笑顔作って、深呼吸」 |
大北はるか「爆弾を訊ねて」 賀藤晶「ロッカー開けます」 大悟法弘一「離婚適齢期」 布村紗耶「海成町から」 山田励子「愛には向かない」 和田康友「そこに真実は無くても」 |
渡邊真子「悪党たちは千里を走る」「せいせいするほど、愛してる」 李正美「せいせいするほど、愛してる」 |
5 | 2015 | 834 | 目黒啓太「ライフ・タイム・ライン」[1] | 井本智恵子「ゲス会の女王」[2] 田中徳恵「ゲンザイ」 |
木村涼子「マイ サラダ デイズ 〜砥川汁は切なさを隠し味にして〜」 松井健太郎「ハサミの価値」 三宅大介「目利きの虎」 宮本勇人「久保らの歩く道」 吉田香織「18禁」 |
目黒啓太「コック警部の晩餐会」 木村涼子「IQ246〜華麗なる事件簿〜」 吉田香織「コック警部の晩餐会」「カミワザ・ワンダ」 |
6 | 2017 | 941 | 小田康平 「空の青より、もっと青く」 | 木下幸太郎 「懲戒捜査員 遠山圭吾」 齋藤萌 「こころは七色」 |
石川浩子 「隣の島の芝生」 大坪哲郎 「ぬくもりクラブ」 緒方苑 「缶詰の底に昇る月」 川島祐介 「俺をクズにしてくれ!」 佐々木俊介 「ギフトボックス」 新野ミリ 「音無しファンファーレ」 花村桂 「Lady justiceの黙示録」 森永直人 「ダメでもともと」 |
選考審査員
編集脚注
編集- ^ “目黒啓太さんの「ライフ・タイム・ライン」がTBS連ドラ・シナリオ大賞に決定!”. インターネットTVガイド (2016年1月26日). 2016年1月29日閲覧。
- ^ “「ゲス会の女王」女性の不倫描くストーリー、TBS連ドラ・シナリオ大賞佳作に決定”. テレビドガッチ (2016年1月22日). 2016年2月6日閲覧。