TJ・ハウス

アメリカの野球選手 (1989 - )

TJ・ハウス英語: TJ House, 本名:グレン・アンソニー・ハウスGlenn Anthony House , 1989年9月29日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州セントタマニー郡スライデル英語版出身(ミシシッピ州パールリバー郡ピカユーン育ち)の元プロ野球選手投手)。左投右打。

TJ・ハウス
TJ House
クリーブランド・インディアンスでの現役時代
(2014年8月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ルイジアナ州セントタマニー郡スライデル英語版
生年月日 (1989-09-29) 1989年9月29日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2008年 MLBドラフト16巡目(全体501位)
初出場 2014年5月17日
最終出場 2017年8月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとインディアンス時代 編集

2008年MLBドラフト16巡目(全体501位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り。

2009年にA級レイクカウンティ・キャプテンズでプロデビュー。26試合に先発登板して6勝11敗・防御率3.15・109奪三振の成績を残した[1]

2010年はA+級キンストン・インディアンスでプレーし、27試合(先発26試合)に登板して6勝10敗・防御率3.91・106奪三振の成績を残した[1]

2011年はA+級キンストンでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して6勝12敗・防御率5.19・89奪三振の成績を残した[1]

2012年はA+級カロライナ・マドキャッツ[2]で4試合に登板後、5月にAA級アクロン・エアロズへ昇格。AA級アクロンでは23試合に先発登板して8勝5敗・防御率3.98・90奪三振の成績を残した[1]11月20日40人枠に登録された[3]

2013年3月7日にインディアンスと1年契約に合意。3月11日にAAA級コロンバス・クリッパーズへ異動した[4]。6月24日にメジャー初昇格を果たした[5]が、登板のないまま27日にAAA級コロンバスへ降格した[6]。AAA級コロンバスでは24試合に先発登板して7勝10敗・防御率4.32・110奪三振の成績を残した[1]

2014年3月4日にインディアンスと1年契約に合意。3月12日にAAA級コロンバスへ異動した[7]。開幕後はAAA級コロンバスで7試合に登板し、5月17日にメジャーへ昇格[8]。同日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。4点ビハインドの9回表から登板し、1回を無安打無失点に抑えた[9]。最終的には、リリーフ登板1試合を含む19試合に投げ、5勝3敗・防御率3.35・80奪三振と勝ち越してシーズンを終えた[1]

2015年は4試合・13.0イニングに先発登板したが、計21被安打・19失点と大炎上し、0勝4敗・防御率13.15・7奪三振と結果を残せずに終えた[1]

2016年は4試合の登板にとどまった[1]。9月20日にDFAとなり、27日に40人枠を外れる形でAAA級コロンバスへ配属された[1]。オフの11月7日にFAとなった[1]

ブルージェイズ時代 編集

2016年12月14日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。

2017年は開幕から傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレー。8月19日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。8月27日にDFAとなった[1]。8月29日にマイナー降格を受け入れ、AAA級バッファローに降格した[11]。10月13日にFAとなった[1]

ホワイトソックス傘下時代 編集

2018年1月22日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]。6月12日に自由契約となった[1]

独立リーグ時代 編集

2019年5月13日に独立リーグ・アメリカン・アソシエーションミルウォーキー・ミルクメンと契約。8月24日に同リーグのカンザスシティ・ティーボーンズに移籍。

2020年4月17日にアトランティックリーグシュガーランド・スキーターズとマイナー契約を結んだが[1]、同リーグがCOVID-19の影響により中止となったため、代替で一時的に開催されたコンステレーション・エナジー・リーグ英語版でプレーした。この年限りで現役を引退した。

人物 編集

引退後の2022年12月に自身のFacebookにてゲイであることをカミングアウトした[12]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2014 CLE 19 18 0 0 0 5 3 0 0 .625 429 102.0 113 10 22 1 7 80 1 0 41 38 3.35 1.32
2015 4 4 0 0 0 0 4 0 0 .000 73 13.0 21 1 12 1 2 7 0 0 19 19 13.15 2.54
2016 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 14 2.2 6 0 0 0 1 2 0 0 1 1 3.38 2.25
2017 TOR 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 2.0 3 0 1 0 0 1 0 0 1 1 4.50 2.00
MLB:4年 29 22 0 0 0 5 7 0 0 .417 526 119.2 143 11 35 2 10 90 1 0 62 59 4.44 1.49

背番号 編集

  • 58(2014年 - 2016年)
  • 44(2017年)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o MLB公式プロフィール参照。2022年6月23日閲覧。
  2. ^ 2012年より球団名変更
  3. ^ "Indians add four players to 40-man roster" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 20 November 2012. 2016年3月4日閲覧
  4. ^ "Indians Make Roster Reductions" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 11 March 2013. 2016年3月4日閲覧
  5. ^ "Indians recall LHP T.J. House from AAA Columbus" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 24 June 2013. 2016年3月4日閲覧
  6. ^ "Indians activate RHP Chris Perez from 15-day DL; option LHP T.J. House to AAA" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 27 June 2013. 2016年3月4日閲覧
  7. ^ "Indians reduce spring roster by twelve (12) players" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 12 March 2014. 2016年3月4日閲覧
  8. ^ "Indians Promote LHP T.J. House; Option RHP C.C. Lee to Columbus" (Press release) (英語). MLB.com (Cleveland Indians). 17 March 2014. 2016年3月4日閲覧
  9. ^ Scores for May 17, 2014” (英語). ESPN (2014年3月17日). 2016年3月4日閲覧。
  10. ^ Gregor Chisholm (2017年8月19日). “Mayza optioned, House up due to 'pen workload” (英語). MLB.com. 2018年1月23日閲覧。
  11. ^ Blue Jays give Aoki his unconditional release” (英語). MLB.com (2017年8月29日). 2017年8月30日閲覧。
  12. ^ Eddie Chau (2022年12月13日). “'LOVE HAS FINALLY SET ME FREE': Ex-Blue Jays pitcher T.J. House comes out as gay” (英語). Toronto Sun Home Page. 2023年6月12日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集