TOHOシネマズ有楽座
TOHOシネマズ有楽座(とうほうシネマズゆうらくざ、TOHO CINEMAS YURAKUZA)は1957年5月5日から2015年2月27日まで東京都千代田区有楽町のニユートーキョー本店(現存せず)でTOHOシネマズ株式会社が所有していた映画館。
TOHOシネマズ 有楽座 TOHO CINEMAS YURAKUZA | |
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情報 | |
正式名称 | TOHOシネマズ有楽座 |
旧名称 | ニュー東宝シネマ 有楽座 |
完成 | 1957年 |
開館 | 2005年4月9日 |
開館公演 | 名探偵コナン 水平線上の陰謀 |
閉館 | 2015年2月27日 |
最終公演 | 6才のボクが、大人になるまで。 |
収容人員 | 397人 |
設備 |
ドルビーデジタルサラウンドEX、SDDS DLPデジタルシネマシステム 3Dデジタルシネマシステム |
用途 | 映画上映 |
運営 | TOHOシネマズ株式会社 |
所在地 |
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-3 ニユートーキヨービル3階 |
位置 | 北緯35度40分22.7秒 東経139度45分41.8秒 / 北緯35.672972度 東経139.761611度座標: 北緯35度40分22.7秒 東経139度45分41.8秒 / 北緯35.672972度 東経139.761611度 |
アクセス |
東京メトロ丸ノ内線銀座駅C1出口すぐ 有楽町センタービル向い |
外部リンク | 有楽町・日比谷 上映スケジュール(TOHOシネマズ) |
歴史編集
ニュー東宝シネマ編集
ニュー東宝シネマ(New Toho Cinema)は1957年5月5日に開館した[要出典]東宝直営の洋画封切館。座席数は746席。当時は「エスカレーターで上がる映画館」が謳い文句であった。当初、ニユートーキヨービル内には2館の東宝直営映画館があり、3階に「ニュー東宝」(東宝洋画系)、地階に「スキヤバシ映画」(大映封切館)があった[要出典]。1972年5月5日に「ニュー東宝」を「ニュー東宝シネマ1」に、「スキヤバシ映画」を「ニュー東宝シネマ2」に改称。1995年に「ニュー東宝シネマ2」は閉館しビアホールとなった。
ニュー東宝シネマのチェーンマスターの機能は有楽町スバル座へと引き継がれている(但し近年はスバル座メインで上映される東宝洋画系作品が少なくなってきている)。
有楽座編集
2005年4月9日にかつて有楽町1丁目の日比谷映画劇場隣にあった同名の劇場に由来し有楽座として改称開館した。洋画と邦画を交互に上映。東宝洋画系公開のチェーンのチェーンマスターの一つ、日比谷映画のチェーンの機能を引き継いでいる。2009年2月10日より名称がTOHOシネマズ有楽座に変更され、全国のTOHOシネマズ名のシネコン同様にインターネットチケット販売「vit」、ポイントカード「シネマイレージカード」が導入された。
- 1スクリーンは定員395人(他に車椅子用のスペースが2箇所ある)。椅子とカーテンの色は赤。
- 劇場の1階正面入口には「Now Showing!!」の下に上映作品の英文題名が記されている。
- 例:『名探偵コナン』 - Detective Conan、『パコと魔法の絵本』 - Paco and the Magical Book(TOHOシネマズ指定の表示物)
ニュートーキョー本店ビルの閉鎖に伴い、2015年2月27日をもって閉館[1]。
閉館から3年後、TOHOシネマズ日比谷が入った東京ミッドタウン日比谷が開業し、同劇場で上映されていた劇場版『名探偵コナン』シリーズはそこに引き継がれた。
主な上映作品編集
※量が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。右にある[表示]をクリックすると一覧が表示される。
ニュー東宝シネマ時代編集
公開年 | タイトル |
1976年 | 「ベンジー」 |
1979年 | 「ふたりでスロー・ダンスを」、「がんばれ!! タブチくん!!」 |
1981年 | 「ビアンカの大冒険」&「プーさんと大あらし」 |
1982年 | 「呪われた森」、「シンデレラ」&「わんわん物語」 |
1983年 | 「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」、「きつねと猟犬」&「バンビ」 |
1984年 | 「殺意の香り」、「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」、「新・13日の金曜日」、「Wの悲劇」&「天国にいちばん近い島」[2]、「ドーバー海峡殺人事件」 |
1985年 | 「うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ」、「乱」[3]、「007 美しき獲物たち」、「ビルマの竪琴」[4] |
1986年 | 「子象物語 地上に降りた天使」、「エイリアン2」[5]、「人間の約束」、「霊幻道士2 キョンシーの息子たち!」 |
1987年 | 「プレデター」[6] |
1988年 | 「うる星やつら 完結篇」、「死海殺人事件」、「この愛に生きて」、「ヤングガンビッグ・ショット」、「星の王子 ニューヨークへ行く」[7] |
1989年 | 「スタートレックV 新たなる未知へ」、「奇蹟/ミラクル」 |
1990年 | 「フィールド・オブ・ドリームス」 |
1992年 | 「紅の豚」[8]、「フック」[9]、「ホームアローン2」[10] |
1993年 | 「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」 |
1994年 | 「幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆」、「風の丘を越えて/西便制」、「平成狸合戦ぽんぽこ」[11]、「第2回欽ちゃんのシネマジャック」 |
1995年 | 「耳をすませば」[12]、「黙秘」 |
1997年 | 「スティーヴン・キング/痩せゆく男」、「タイタニック」[13] |
1998年 | 「ブレーキ・ダウン」、「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」 |
1999年 | 「ガメラ3 邪神覚醒」、「エントラップメント」、「グロリア」 |
2000年 | 「ブルー・ストリーク」、「スチュアート・リトル」[14]、「シャンハイ・ヌーン」、「漂流街 THE HAZARD CITY」 |
2001年 | 「サトラレ」、「メトロポリス」、「犬夜叉 時代を越える想い」 |
2002年 | 「ミスター・ルーキー」 |
2003年 | 「ターミネーター3」[15] |
2004年 | 「パニッシャー」 |
2005年 | 「TAXI NY」(ニュー東宝シネマとしての最終上映作品) |
- シリーズ作品
- ルパン三世シリーズ(第2作『ルパン三世 カリオストロの城』=1979年公開/第4作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』=1995年公開/第5作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』=1996年公開)
- 名探偵コナンシリーズ(『14番目の標的』から『銀翼の奇術師』まで)
有楽座に館名変更後編集
公開年 | タイトル |
2005年 | 「ザ・リング2」、「星になった少年」、「NANA」、「ロード・オブ・ウォー」、「この胸いっぱいの愛を」 |
2006年 | 「南極物語」、「ナイト・オブ・ザ・スカイ」、「デイジー」、「着信アリFina」、「日本沈没」、「サッド・ムービー」、「犬神家の一族」 |
2007年 | 「どろろ」、「女帝 [エンペラー]」、「ラッシュアワー3」、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」、「恋空」、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」[16]、「AVP2」 |
2008年 | 「陰日向に咲く」、「映画 クロサギ」、「ラスベガスをぶっつぶせ」、「花より男子ファイナル」[17]、「ベガスの恋に勝つルール」、「パコと魔法の絵本」、「P.S. アイラヴユー」、「デス・レース」、「ミラーズ」 |
2009年 | 「誰も守ってくれない」 |
- シリーズ作品
- 名探偵コナンシリーズ(『水平線上の陰謀』から『戦慄の楽譜』まで)
TOHOシネマズ有楽座に館名変更後の上映作品編集
- 誰も守ってくれない(2009年・公開期間中に館名変更)
- ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年)
- ROOKIES -卒業-(2009年)
- ごくせん THE MOVIE(2009年)
- 96時間(2009年)
- 男と女の不都合な真実(2009年)
- あなたは私の婿になる(2009年)
- なくもんか(2009年)
- ウルルの森の物語(2009年、2010年1月12日から22日にかけて『カイジ 人生逆転ゲーム』と入れ替えで上映)
- Dr.パルナサスの鏡(2010年)
- オーシャンズ(2010年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からムーブオーバー)
- 恋するベーカリー(2010年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からムーブオーバー)
- 噂のモーガン夫妻(2010年)
- 座頭市 THE LAST(2010年)
- プレデターズ(2010年)
- 特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年)
- 食べて、祈って、恋をして(2010年)
- 怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年)
- キス&キル(2010年)
- ロビン・フッド(2011年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からムーブオーバー)
- 僕が結婚を決めたワケ(2011年)
- ノルウェイの森(2011年、TOHOシネマズスカラ座からムーブオーバー)
- 太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-(2011年)
- 塔の上のラプンツェル(2011年)
- プリンセス トヨトミ(2011年)
- ブラック・スワン(2011年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン1、3からムーブオーバー)
- アイ・アム・ナンバー4(2011年)
- アンダルシア 女神の報復(2011年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン2からムーブオーバー)
- イースターラビットのキャンディ工場(2011年)
- カーズ2(2011年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からムーブオーバー)
- スマーフ(2011年)
- ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年)
- ミッション: 8ミニッツ(2011年)
- 映画 怪物くん(2011年)
- フライトナイト/恐怖の夜(2012年)
- ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年)
- ペントハウス(2012年)
- ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2012年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン1からムーブオーバー)
- ヒューゴの不思議な発明(2012年)
- ガール(2012年)
- ワン・デイ 23年のラブストーリー(2012年)
- おおかみこどもの雨と雪(2012年)
- デンジャラス・ラン(2012年)
- アベンジャーズ(2012年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からのムーブオーバー、3D上映)
- ロラックスおじさんの秘密の種(2012年)
- ハンガー・ゲーム(2012年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からのムーブオーバー)
- 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年、TOHOシネマズスカラ座からのムーブオーバー)
- シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語(2012年)
- 今日、恋をはじめます(2012年)
- 007 スカイフォール(2013年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からのムーブオーバー)
- DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る?(2013年)
- テッド(2013年、TOHOシネマズスカラ座からのムーブオーバー)
- ゼロ・ダーク・サーティ(2013年)
- シュガー・ラッシュ(2013年)
- リアル〜完全なる首長竜の日〜(2013年)
- ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)
- 少年H(2013年)
- 怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年)
- ダイアナ(2013年)
- 謝罪の王様(2013年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン2、3からのムーブオーバー)
- マラヴィータ(2013年)
- 悪の法則(2013年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン1からのムーブオーバー)
- かぐや姫の物語(2013年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からのムーブオーバー)
- キック・アス/ジャスティス・フォーエバー(2014年)
- ワン チャンス(2014年)
- 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(2014年)
- ダイバージェント(2014年)
- ノア 約束の舟(2014年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン1、3からのムーブオーバー)
- マレフィセント(2014年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン1、3からのムーブオーバー)
- 舞妓はレディ(2014年)
- グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年)
- 西遊記〜はじまりのはじまり〜(2014年)
- ビリー・エリオットミュージカルライブ リトル・ダンサー(2014年、TOHOシネマズ日劇・スクリーン3からのムーブオーバー)
- ベイマックス(2014年)
- ビッグ・アイズ(2015年、最終封切り作品)
- 6才のボクが、大人になるまで。(2015年、ビッグ・アイズのTOHOシネマズシャンテへのムーブオーバーに伴う同館からの格上げ、最終上映作品)
- シリーズ作品
- 名探偵コナンシリーズ(『漆黒の追跡者』から『異次元の狙撃手』まで)
スキヤバシ映画劇場編集
スキヤバシ映画劇場は1959年7月8日にスキヤバシ東宝シネマとして会場。1962年4月24日にスキヤバシ映画劇場として大映の映画館となる。1971年12月4日に洋画ロードショー劇場となる。
脚注編集
外部リンク編集
- TOHOシネマズ株式会社 - 運営会社
- 有楽町・日比谷 上映スケジュール - TOHOシネマズによる劇場案内(他に日劇・スカラ座・みゆき座・シャンテも掲載されている)
- 有楽座(現・TOHOシネマズ有楽座) - 「港町キネマ通り」サイト内(2005年8月取材のもの)