Termuxは、AndroidデバイスでLinux環境実行できるAndroid向けの自由かつオープンソースターミナルエミュレータである[1]

Termux
nanoを実行中のTermux
作者 Fredrik Fornwall
初版 2015年5月30日 (8年前) (2015-05-30)
最新版
0.118.0 / 2022年1月11日 (2年前) (2022-01-11)
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Java
対応OS Android
プラットフォーム x86-64, ARM64, i686, ARMv7
サイズ 101 MB
種別 端末エミュレータ, コマンドラインインタフェース
ライセンス GPLv3
公式サイト termux.com ウィキデータを編集
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また、このアプリF-Droidを通じて配布されており、アプリケーションのパッケージマネージャーを介してさまざまなソフトウェアインストールできる。

沿革 編集

スウェーデン人プログラマーFredrik FornwallがTermuxを開発[2]、2015年に初版リリースされた。

リリース当初の対応OS要件はAndroid 5.0以降だったが、2020年1月1日を以てAndroid 5.0/6.0対応が打ち切られ、Android 7.0以降対応に要件が引き上げられている[3][注 1]

また、Google PlayでもTermuxが配布されているが、Google2020年11月2日以降、Google Playで配布するアプリに対応を義務付けているAPIレベル29をターゲットにTermuxをビルドすると、本来の動作が出来ないため、Google Playでの更新は打ち切られている[4][5]。Termuxの開発チームはF-Droid版への移行を呼びかけている[4][5]

特徴としてはOSのアクセスの全権限を得るroot化をせずに、エミュレーターとしてアプリが使えること、多くのコマンドがLinuxと同じように使えること等が挙げられる。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 公式Wiki『Termux Wiki』の『Dev: Development Session 42』に「Latest termux-app version requires min API level 24」の記載がある[3]。これはAPIレベルが24であるAndroid 7.0以前のOSに対応しないことを意味する。APIレベルの詳細についてはAndroidのバージョン履歴を参照。

出典 編集

  1. ^ Seth Kenlon (2020年8月11日). “Use a Linux terminal on your Android phone”. opensource.com. 2021年8月17日閲覧。
  2. ^ Fornwall, Fredrik. “Fredrik Fornwall's CV”. 2022年8月7日閲覧。
  3. ^ a b Dev: Development Session 42”. Termux Wiki (2019年10月27日). 2022年8月7日閲覧。
  4. ^ a b Hazarika, Skanda (2021年1月22日). “Here’s why the Termux app is no longer receiving updates on Google Play”. XDA Developers. 2022年8月7日閲覧。
  5. ^ a b Termux Google Play”. Termux Wiki. 2022年8月7日閲覧。

外部リンク 編集