WBSC世界ランキング

世界野球ソフトボール連盟が発表する野球およびソフトボールのナショナルチームのランキング

WBSC世界ランキング英語: WBSC World Ranking)とは、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)により発表される野球およびソフトボールのナショナルチームのランキングシステム。

概要編集

2009年に制定されたIBAFランキングは、数値上で各国のナショナルチームの強さを表したものである。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など過去4年間のIBAF公認の国際大会の成績に基づいて算出される。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発足したことに伴い、2014年7月1日よりWBSCランキングへと移行した。

野球・ソフトボール共に男子と女子双方のものがあるが、女子のランキングは過去3大会のWBSC 女子ワールドカップが獲得ポイントの対象となるなど、男子とは異なる点がある。

ランキングに掲載されているのは、野球の男子85か国、女子20か国。ソフトボールの女子64か国、男子46か国(2021年12月現在)。

ランキング制定されて以降長らくはキューバが首位を守っていたが、2013年12月のランキングで陥落。代わってアメリカが首位に立つも、2014年11月のランキングで日本(侍ジャパン)が初の1位を獲得した。その後日本は3年間1位を保ったが、2018年2月発表のランキングで4年ぶりに陥落。2017年のWBCU-18W杯で優勝したアメリカが再び首位に浮上した[1]。しかし、日本が2019 WBSCプレミア12で優勝したことなどから、再び日本が首位に返り咲き、2位アメリカを大差で引き離している。

男子野球のランキングで上位12位までに入っている国・地域の代表は、WBSCが主催するWBSCプレミア12の出場権を得る。

加盟国・地域別ランキング編集

野球編集

男子の上位20位と女子の全ランキングについて記述する。

野球男子ランキング上位20位(2021.12.31)
順位 チーム ポイント 加盟組織
01   日本 3752 BFA
02   チャイニーズタイペイ 3321 BFA
03   韓国 3137 BFA
04   メキシコ 2722 COPABE
05   アメリカ 2445 COPABE
06   ベネズエラ 2255 COPABE
07   ドミニカ共和国 2235 COPABE
08   オランダ 2058 CEB
09   キューバ 1692 COPABE
10   オーストラリア 1610 BCO
11   コロンビア 1346 COPABE
12   カナダ 1336 COPABE
13   パナマ 1230 COPABE
14   チェコ 1091 CEB
15   ニカラグア 1035 COPABE
16   プエルトリコ 1022 COPABE
17   イタリア 0971 CEB
18   ドイツ 0952 CEB
19   スペイン 0749 CEB
20   イスラエル 0659 CEB
WBSC女子野球ランキング(2021.12.31)
順位 チーム ポイント 加盟組織
01   日本 1355 BFA
02   チャイニーズタイペイ 1097 BFA
03   カナダ 1029 COPABE
04   アメリカ 1015 COPABE
05   ベネズエラ 0900 COPABE
06   ドミニカ共和国 0717 COPABE
07   キューバ 0520 COPABE
08   オーストラリア 0509 BCO
09   プエルトリコ 0371 COPABE
10   韓国 0364 BFA
11   香港 0256 BFA
12   メキシコ 0160 COPABE
13   オランダ 0155 CEB
14   フィリピン 0152 BFA
15   中国 0126 BFA
16   フランス 0100 CEB
17   ニカラグア 0059 COPABE
18   インド 0047 BFA
19   パキスタン 0021 BFA
20   チェコ 0010 CEB

ソフトボール編集

男女の上位20位について記述する。

ソフトボール女子ランキング上位20位(2021.12.31)
順位 チーム ポイント
01   アメリカ 3510
02   日本 3052
03   カナダ 2631
04   メキシコ 2416
05   プエルトリコ 2378
06   チャイニーズタイペイ 2313
07   イタリア 1730
08   オーストラリア 1627
09   中国 1597
10   オランダ 1585
11   チェコ 1255
12   イギリス 0753
13   フィリピン 0741
14   ベネズエラ 0728
15   ニュージーランド 0704
16   ブラジル 0673
17   スペイン 0542
18   フランス 0524
19   アイルランド 0484
20   イスラエル 0472
ソフトボール男子ランキング上位20位(2021.12.31)
順位 チーム ポイント
01   日本 2927
02   アルゼンチン 2817
03   オーストラリア 2304
04   チェコ 2228
05   ニュージーランド 2065
06   カナダ 2007
07   アメリカ 1720
08   メキシコ 1600
09   デンマーク 1131
10   南アフリカ 0952
11   ベネズエラ 0868
12   グアテマラ 0731
13   シンガポール 0703
14   キューバ 0692
15   オランダ 0594
16   インド 0404
17   フィリピン 0345
18   ボツワナ 0334
19   クロアチア 0284
20   イスラエル 0261

算出方法編集

IBAFが発表している世界ランキングは、過去4年間に出場したIBAF公認の国際大会の成績から算出される。各国の獲得したポイントを加算してゆき、トータルポイントの多少により格付けされる。国際大会で獲得できるポイントは順位ごとに設定されているが、「大会の格」と「大会出場チームのランキング」によって変動する。また、2013年にIBAFは世界ランキングシステムの拡大と、各国野球連盟が男女ランキングのために獲得できる追加のポイント制度の導入を発表した[2]

2020年1月時点での男子野球のランキングポイント計算方法は以下の通り[3]

大会別獲得ポイント編集

最高ランク世界大会編集

大会 最大ポイント 最小ポイント 優勝ボーナスポイント
WBSCプレミア12 1200 120 180
ワールド・ベースボール・クラシック 1000 100 150

世代別ワールドカップ編集

大会 最大ポイント 最小ポイント 優勝ボーナスポイント
WBSC U-23ワールドカップ 600 60 90
WBSC U-18ワールドカップ 500 50 75
WBSC U-15ワールドカップ 400 40 60
WBSC U-12ワールドカップ 300 30 45

シニア大陸選手権・主要マルチスポーツ大会編集

基本最大ポイント 最小ポイント
100 - 500 合計最大ポイントの10%

参加チームのランキングによって基本最大ポイントに加算されるチームクオリティボーナスポイントは、以下の通り。

参加チーム 加算ポイント
ランキング12位以上のチーム 1チームごとに50
ランキング24位以上のチーム 1チームごとに25
ランキング36位以上のチーム 1チームごとに10
その他のチーム 1チームごとに5

さらに、参加チーム内のランキング12位以内のチームの数により、以下のトップ12ボーナスポイントが加算される。

ランキング12位以内チーム数 加算ポイント
2 - 3 50
4以上 100

公式大陸・地域大会編集

基本最大ポイント 最小ポイント
最大100 合計最大ポイントの10%

参加チームのランキングによって基本最大ポイントに加算されるチームクオリティボーナスポイントは、以下の通り。

参加チーム 加算ポイント
ランキング12位以上のチーム 1チームごとに50
ランキング24位以上のチーム 1チームごとに25
ランキング36位以上のチーム 1チームごとに10
その他のチーム 1チームごとに5

マイナーマルチスポーツ大会編集

基本最大ポイント 最小ポイント
最大50 合計最大ポイントの10%

参加チームのランキングによって基本最大ポイントに加算されるチームクオリティボーナスポイントは、以下の通り。

参加チーム 加算ポイント
ランキング12位以上のチーム 1チームごとに20
ランキング24位以上のチーム 1チームごとに10
ランキング36位以上のチーム 1チームごとに5
その他のチーム 1チームごとに3

また、次の大会は以下のようにポイントを定める。

大会 最大ポイント 最小ポイント
FISUユニバーシアード 40 4

世代別ワールドカップ予選編集

大会 最大ポイント 最小ポイント
WBSC U-23ワールドカップ 120 12
WBSC U-18ワールドカップ 100 10
WBSC U-15ワールドカップ 80 8
WBSC U-12ワールドカップ 60 6

親善試合など編集

対戦相手 基本獲得ポイント ボーナスポイント
ランキング12位以内の相手に勝利 6
ランキング24位以内の相手に勝利 4
ランキング25位以下の相手に勝利 2
10位以上高い相手に勝利 4
5位から9位高い相手に勝利 2

ポイント差の計算編集

大会の最終順位により各チームが獲得するポイント差は、以下のように求められる。

 

例えばプレミア12の場合、最大ポイントが1200、最小ポイントが120であるから、 がポイント差となる。 これにより、各順位の獲得ポイントは、

順位 獲得ポイント
1位 1200 + 180
2位 1102
3位 1004

のようになる。なお、ポイントの小数点以下は四捨五入し整数とする。

その他編集

2012年はサンダーシリーズ(台湾vsキューバ)並びに、日本とキューバとの強化試合が、IBAF実行委員により1勝ごとに25ポイントを付与された[4]

脚注編集

  1. ^ “日本は米国に抜かれ世界ランク2位 4年ぶり陥落”. 日刊スポーツ. (2018年2月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201802230000427.html 2018年2月27日閲覧。 
  2. ^ IBAF to provide opportunity for World Ranking points2013年2月19日
  3. ^ MEN’S BASEBALL WORLD RANKING METHODOLOGY (PDF)”. World Baseball Softball Confederation (2021年7月21日). 2022年1月21日閲覧。
  4. ^ IBAFが世界ランキング ポイントシステムを拡大へ2013年3月2日

外部リンク編集