Wikipedia:井戸端/subj/出典の適格性

出典適正 編集

質問場所は悩んだのですが、こちらで。長文失礼します。

良質な出典(2次資料となる(校正や査読が行われている)文献)が見つからない場合の次善の策として、ある記事で示されていた出典が、出典として認められない(Wikipediaで使用可能な出典としての適正を満たさない)と指摘され、出典とともに記述除去されてしまいました。私は、出典適正を満たすが良質でないだけ(より良質な出典が見つかったら置き換えていけばよい)と思っていたのですが、指摘は出典適正を満たさない(そのため出典含めて記載は不可)というものでした。私はそのノートで話しつくそうと思っていたのですが、相手は「(NISYANは)方針系文書の熟読が必要」「これ以上、無駄な議論をするつもりはない」と取り合っていただけない状況でしたので、本当に私の不勉強であるのか確認したいと思い、こちらに質問させていただきます。他にもそのノートでは「(出典適正があるとしても)その記述内容が記載に値するか」という観点は別にあるわけですが、ここでは出典適正に絞って確認したいと思います。その記事で議題に挙がっている以下の2つの事例について、これらの出典適性についてのご意見をお願いします。--NISYAN 2008年11月5日 (水) 03:48 (UTC)[返信]

ブログ類の出典適正 編集

一般にブログ類には出典適正がないとされていると理解しています。出典適正がない理由としては「本人による改変が可能(加筆時に検証可能であっても、読者の閲覧時に検証可能であるかどうかが疑問であり、Wikipedia:検証可能性の観点で問題がある)」「一介のブログ作者の解釈、評価、意見、主張などが混ざることから、独自研究に抵触する」といったあたりが理由となっていると理解しています。また、出典として使用可能な例外があることは「著名人によるブログ類」、例えば「芸能人の自身のブログでの発言」や「ゲーム開発者やアニメ製作者の自身のブログによる制作秘話」などで認められていると理解しており、「ブログ類の記述だから一律不可」というルールはないと理解しています。

私が示したいのは「あるインターネットスラングが、ある時期にインターネットで使用されていた」ということであるのですが、その出典として「Internet Archiveを使用した、(一介のブログ等作者による)ブログ類の記述」が出典適正を満たすか、というものです。私は、それが「Internet Archiveで日時が指定されていること(後の改変が不可であるため、Wikipedia:検証可能性の観点から問題はない)」「インターネットで使用されていたことを示す出典としては、ブログ作者の解釈、評価、意見、主張などが混ざる要素はない(Wikipedia:独自研究を載せないの3.2に示されている、一次資料を出典として使用可能なケースであり、Wikipedia:独自研究を載せないの観点から問題はない)ことを理由に、出典として用いることは可能だと理解しています。私の理解についてご意見をいただきたく思います。--NISYAN 2008年11月5日 (水) 03:48 (UTC)[返信]

企業商品の説明文章の出典適正 編集

企業商品の説明文章を、その企業商品の記事に使用するのは(もちろんながら、丸写しで著作権侵害といったケースは除きますが)ごく普通に認められていることだと思いますが、ここで挙げる例はそういうことではありません。

インターネット上の個人サイトには掲載されているが、良質な出典として使用できるものが見つからないことは、「噂や説」に分類されるものについて多いと感じています。そういった「噂や説」(但し、人物や団体を貶めるような噂や説はここでは除き、在命人物の批判に当たるようなものは明確に除外しておきます)について、その「噂や説」に依拠した企業商品を根拠に、その企業商品の説明文章を出典として「そういった「噂や説」が存在すること」「そういった「噂や説」の一説(有力説であるとまで記載するつもりはない)」をWikipediaに記載することは可能でしょうか?つまり、「噂や説」を直接的に説明するわけではないが、「噂や説」に関連する企業商品の説明文章という、間接的に説明するものを出典として使用することは可能か、そういったものは出典適正を満たすかということです。

残念ながら先の記事ではそのような企業商品は2点しか見つからず、それらもベストセラーといったものではないように思えるので、出典として使用する説得力としては弱い感があるのですが、それでも私の理解では(同人作品ではなく)企業作品ということであればかろうじて出典として使用は可能であると理解しています。が、先の記事では「商品が一般的でない」ことを根拠に出典適正を満たさないと指摘されてます。私の理解、および「商品が一般的でないことを理由に出典適正を満たさないとする意見」について、ご意見をいただきたく思います。--NISYAN 2008年11月5日 (水) 03:48 (UTC)[返信]

まとめてのコメントです。おおむね出典関係の方針の受け取り方としてはおかしくないと思います。情報源の性質を踏まえた扱いや、反映しうる情報の範囲についても、妥当な判断だと考えます。
ただ、挙げられている情報源は、用例として存在した時期、あるいは文脈も含めての用例の存在を確認するための情報源の一つに過ぎないとは言えるでしょう。もっと数が欲しい、あるいは影響力があった使用例は何かという記述が欲しいと思います。
ウィキペディアでは「この辞典は古今東西の英語の文献に現れたすべての語彙について、語形とその変化・語源・文献初出年代・文献上の用例の列挙・厳密な語義区分とその変化に関する最も包括的な記述を行うことをその特長とする」と書かれているオックスフォード英語辞典を図書館などで一読してみてもらえるとわかると思うのですが、記事自体の性質としては、百科事典の項目ではなく辞書的なものと受け取りました。今の方向性からは受け入れられないかもしれませんが、ウィキショナリやwikiaで扱うのが本筋だと思いますし、その文脈では、情報源の扱いと用例を探し出す姿勢は高く評価されることと思います。個人的には辞書的な記述はある程度百科事典のなかにも取り込まれるのが望ましいと考えますが、現状では「ある領域」を説明する以上の広がりが見込めないかなあと。他方、今後の記事の発展を見込んで情報を蓄積させるということもあるでしょう。ノートなどを見る限りでは、検証可能性関係の方針ではなく、WP:NOTと、その許容範囲あたりが意見の違いとなっているのではないかと。--Ks aka 98 2008年11月5日 (水) 05:49 (UTC)[返信]
コメントいただきありがとうございます。現状で相手の方からとくに(該当ノート含め)コメントいただけていないのがちょっと残念ではありますが、Wikipediaへの参加が散発的なところがあるので、来週末くらいまではコメントを待ってみるつもりです。オックスフォード英語辞典ですが、昨日最寄り図書館(津市、は県庁所在地)に行ってきましたが置いてありませんでした。『オックスフォード英語大辞典物語』(ISBN 978-4327451769)ならあったのですが……。どうやら県内の他の図書館にはある様子ですので、来週末あたり行ってこようかと思っています。--NISYAN 2008年11月9日 (日) 05:26 (UTC)[返信]