Wikipedia:日本語版におけるフリーでないコンテント

認められる画像 編集

日本の著作権法上、著作権のある画像を使用することは、非常に困難です。

  1. チームや会社のロゴ (Team and corporate logos): 記載が必要です。Wikipedia:ロゴの使用 (en) 参照。

屋外美術を被写体とする写真 編集

詳しくはWikipedia:屋外美術を被写体とする写真の利用方針を参照

認められないテキスト 編集

  1. 著作権の存在する出典からの帰属のないテキスト
  2. 著作物からの極端に長い抜粋
  3. 著作権の存在するテキストによる長い判断可能な章を含む、新聞記事や他の出版物からの画像。もしテキストが出典や引用として重要である場合、記事内に出典を記載し、記事内にテキストの形で記載しなくてはいけません。
  4. ウィキペディアの記事を朗読した音声ファイルを作る際に、全ての著作権のあるテキストは法律問題を引き起こします。音声ファイルがGFDLのライセンスの元で利用できないため、その様な音声ファイルは作ってはいけません。

認められない音声や動画 編集

  1. 1つの記事に対する過度な量の短いオーディオクリップ。もし、注記がなされるのであるなら、数を減らすことが望ましいです。
  2. 長い音声の引用。例えば、最近のバンドのスタイルの特徴を表す目的などがあたります。上記の許容限度を参照してください。
  3. 説明部の中に出展の明記の無い、最近の映画からの短い動画。

以下は、英語版では使用が認められているが、日本語版では使用ができない、または困難だと考えられている例です。

  1. ミュージッククリップは音楽のスタイルやグループ、音楽の類像的な部分を表すために、適切な出展の説明と、著作権の保有者への帰属が記載されている場合に利用可能です。一般にサンプルは30秒、もしくは、元の歌の10%の短い方より短くなければいけません。(Wikipedia:音楽の例 (en) 参照)
  2. 例えば公的な人物のスピーチなどの様に、歴史的なイベントにおける話された言葉のクリップは、出典の説明と、話者もしくは著者への帰属が記載されている場合に利用可能です。
  3. 更に詳細な情報は、Wikipedia:音楽の例 (en) を参照してください。

認められない画像 編集

リスト、ギャラリー、ディスコグラフィ、案内やユーザーインターフェースの素材中におけるフリーでないメディアの使用は、通常「重要さ」(基準の8番目)に適合しません。もし、この判定に適合しないのでしたら、その様な使用は受け入れられるものではありません。

ここに、フリーでない素材が基準に合致しない例を示します。

  1. 上に示す様なレコード目録の一部としてアルバムの表紙(カバー)を使用する場合。
  2. レコードのアルバムから取り込んだ薔薇の画像を、薔薇の記事において使用する様な場合。
  3. ある地方を表すために、地図帳を取り込んだりトレースしたことによる作成した地図の場合。もし、地図自身が記事の説明の主題である場合、使用は適切となります。例えば、論争が記事に記載されている場合に、議論されている地方の議論の対象となっている地図の場合。
  4. 戦争の記事として、その戦争を題材とした画像、画像に映っている者の肖像権が満たされるか、その戦争における背景での歴史的重要性がある場合は除く。(例として、硫黄島の星条旗の英語版記事を参照してください。)
  5. 画像がそれ自身の記事を持っている場合に、画像に関する記事の一部を画像化した場合。(その記事内で画像に関して記載され、その画像に関するリンクが置かれるのは構いません)
  6. 通信社提供の画像(例えば、AP通信)。ただし、写真自体が記事において、出典を示した主題になっている場合を除きます。これは、最近の通信社の写真のほとんどが対象となり、通信社の歴史的なアーカイブは対象となりません。
  7. バリー・ボンズの記事における画像として、バリー・ボンズのベースボールカードの画像を使用すること。「カードそれ自体」の一部を画像にする目的の場合、使用は適切となる可能性があります。適切な例として、英語版のビリー・リプケンの記事を参照してください。[訳注:記事中にベースボールカードでのエピソードが記載されています。]
  8. 人物の記事に置いて、写真が表紙に載っている雑誌の表紙を使用する場合。ただし、そのカバー自体がその記事における出典のある議論の主題となっており、表紙がその記事自体を含まない場合、その使用は適切になる場合があります。適切な例として英語版のデミ・ムーアの記事を参照してください。
  9. 起源が不明な画像や信用の置けない出所の画像。これは、歴史的な画像には適用されません。これは、しばしばセカンドソースは知られているものの、最初の出所がどこか、一部の歴史的な画像でははっきりと分からないためです。
  10. チャートやグラフ。これらは、元のデータから必ず再現することができます。
  11. 本来の著作権者がその作品から得る収益に潜在的な影響があるほどの高解像度の商業写真の使用。
  12. 生きている人、活動中のグループ、現存している建物の写真。これらは、フリーな新しい写真と置き換えてください(通常、これは可能です)。これは、フリーでない画像と同じ百科辞典の目的を果たすことができます。しかし、引退した人や、解散したグループや、引退した著名人の活動していた時期の新しい写真は、新しい写真を活動中の写真と同じ目的で撮影することはできません。

以下は、英語版では使用が認められているが、日本語版では使用ができない、または困難だと考えられている例です。

  1. 表紙の画像 (Cover art): 様々な作品の表紙は、「その素材」の著作者注記 (critical commentary) の「記載がある場合にのみ」(もしくは、著作者注記が「ない」ことが証明されない場合)利用可能です。
  2. 切手や紙幣 (Stamps and currency): 切手や紙幣に関する記載が必要です。これは、その素材の名前ではありません。
  3. 他の宣伝用素材 (Other promotional material): ポスター、プログラム、広告、宣伝などのことです。著作者注記が必要です。
  4. 映画やテレビ番組のスクリーンショット (Film and television screen shots): 著作者注記と、また、映画やテレビ番組に関する解説が必要です。
  5. ソフト製品のスクリーンショット (Screenshots from software products): 著作者注記が必要です。
  6. 絵画や他のヴィジュアルアートの作品 (Paintings and other works of visual art): 著作者注記が必要です。これは、特定の技術や学校の説明となる画像を含みます。
  7. 肖像権肖像や歴史的な重要性を示す画像 (Images with iconic status or historical importance): 著作者の項目が必要です。

手段とその実行方法 編集

フリーでない画像は著作権のタグ、出典の情報、使用の根拠を記載する必要があります。ウィキペディアには様々な著作権のタグが存在します (en)。画像をどこで手に入れたのか出典を記載する必要があります。 使用の根拠は、画像を個々の記事に使用するたびに、その使用を明確にするように、記載しなくてはいけません。これらの全ては画像ファイルをアップロードする際に、画像の詳細記載ページに記載を行います。