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Windows タスク マネージャー

Windows タスク マネージャー (Windows Task Manager) は、マイクロソフトが開発した Windows NT 4.0とそれ以降のWindows NT 系オペレーティングシステムに含まれているプロセスを管理するためのソフトウェアタスクマネージャー)である。

Windows タスク マネージャー
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
標準提供 Windows NT 4.0 とそれ以降
置換 システム モニタ (SYSMON.EXE), タスク リスト (TASKMAN.EXE)

Windows Vistaまでは「Windows タスク マネージャ」と表記されていたが、マイクロソフトが2008年7月に外来語の表記ルールを発表したのに伴い[1]Windows 7 から「Windows タスク マネージャー」となった。

起動について編集

 
多くのPC/AT互換機のQWERTY配列キーボードにおける Control-Alt-Delete の位置
  • タスクバーの右クリックメニューから「タスク マネージャー」を選択する。
  • Ctrl+Alt+Delete キーを押し、現れたメニューから「タスク マネージャーの起動」を選択する。
  • Ctrl+ Shift+Esc キーを押す。
  • 「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「taskmgr」と入力するか、完全なパスを入力する。

これらの操作を行っても、主にいたずらや誤操作で使われると問題がある環境では、 グループ ポリシーWindows レジストリの設定によって使用を禁止され、起動できないことがある。

ショートカットの作成
デスクトップなどで右クリックして、「新規作成」から「ショートカット」を選択して、「taskmgr.exe」と入力する。なお、Windows 8以降は権限が変わったため、このショートカットをスタートアップに登録してもログイン時に自動で立ち上げることはできなくなってしまった。

タブについて編集

アプリケーション編集

現在実行中のタスクの一覧と状態を表示する。タスクの一覧からタスクを選択して終了や切り替えを行う。また、タスクの作成を行う。

例として、フリーズしたアプリケーションや、何らかの理由で閉じられないウィンドウを強制終了させる場合にしばしば用いられる。 ただしこのような方法でアプリケーションを閉じた場合、殆どはデータ等が保存されないため、極力避けるべきではある。

タスクのウィンドウの状態などいくつか個別の変更は、マウスの副ボタンやキーボードアプリケーション キーを押すことによって選択可能となる。

プロセス編集

アプリケーション タブに比べてより詳細なプロセスの状態を表示する。プロセスのCPUメモリI/Oなどのハードウェア リソースの使用率や、GDIオブジェクト、USERオブジェクトなどWindows リソースの使用率を表示することができ、プロセス優先度やプロセッサ アフィニティの変更を行うことができる。 ユーザー権限やユーザーの設定によって異なるが、基本的にユーザーが起動したプロセスのみを表示する。より上位の権限を持つユーザーはシステムのプロセスを表示することができる。

サービス編集

Windows サービスの一覧と状態を表示し、サービスの開始・終了や関係するプロセス名やプロセス ID を表示する。Windows Vistaから実装されたもので、より詳細な操作は Microsoft 管理コンソール のサービス コンソールで行う。

パフォーマンス編集

システムの全体の統計や、CPUやメモリの使用状態を折れ線グラフで表示する。数値で表示されている部分の内容は、Windows Vista とそれ以前では異なる。CPUが複数認識される環境では、CPU 使用率のグラフはコアの数だけ表示される。

ネットワーク編集

ネットワーク アダプターを持つマシンで表示されるタブで、ネットワーク アダプターが装備されていない場合は表示されない。ネットワーク アダプターの状態を表示し、アダプター毎の送受信歴の折れ線グラフを表示する。

ユーザー編集

ログイン中のユーザーの状態を表示する。可能であれば強制的にログオフやメッセージの送信ができる。

その他編集

  • タスクトレイのアイコンでは現在の CPU 使用率を棒グラフで表示し、常駐させると簡易パフォーマンス モニターとして利用できる。
  • 特定のタブだけを監視したい場合、タブの余白部分をダブルクリックするとそのタブ以外の表示を消すことができコンパクトになる。再び余白をダブルクリックすると元に戻る。
  • クライアント エディションではWindows タスク マネージャーのメニューからWindowsのシャットダウンが可能であったが、Windows Vistaでは削除された。

類似のアプリケーション編集

Windows 9x系編集

Windows 9x系にはWindows タスク マネージャーは含まれておらず、Ctrl+Alt+Deleteキーを押すと実行中のプロセスの一覧がダイアログボックスで表示され、強制終了するかどうかの選択ができるのみであるが、タスク マネージャーに近い機能がある「タスク リスト」と「システム モニタ」が含まれている。

サードパーティー製編集

プロセスより細かいスレッドの表示やハードウェアの状態を監視ができるタスク マネージャーより高度な機能を持ったサードパーティー製のアプリケーションがある。

など

メモリ使用量編集

Windows タスク マネージャーは、動作しているアプリケーションの状態を確認できる簡便なツールであることから、Windows タスク マネージャーで示される情報のみをもとにアプリケーションの状態を判断してしまうことがある。Windows タスク マネージャーにおける誤解の一つとして、「メモリ使用量」を実際のメモリの使用量と勘違いしたり、その値をもとに異なるアプリケーションの誤った比較をしてしまうことが挙げられる。

例えばWindows XPのWindows タスク マネージャーの「パフォーマンス」タブのPF(ページファイル)使用量では、仮想メモリの使用量の合計が表示されているが、Windows Vistaでは物理メモリの使用量の合計が表示されるようになった。 また、Windows XPのWindows タスク マネージャー「プロセス」タブの「メモリ使用量」ではワーキングセットの大きさが表示される。ここで、ワーキングセットとは、物理メモリの使用量のみを指し、仮想メモリの使用量を含まない。そのため、「プロセス」タブの「メモリ使用量」は実際のメモリの使用量とは異なる。Windows Vista以降のWindows タスク マネージャーでは、プライベート ワーキングセット(実際のメモリ使用量から共有しているDLL等のメモリ使用量を差し引いた値)の大きさが「メモリ使用量」として表示される。そのため、Windows XP以前よりもメモリの使用量が減少したかのように見えるが、「メモリ使用量」の内容が異なるためWindows XP以前の「メモリ使用量」と単純に比較することはできない。

脚注編集