Xリーグ
Xリーグは日本の社会人アメリカンフットボールリーグである。
Xリーグ | |
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今シーズン・大会:![]() | |
競技 | アメリカンフットボール |
開始年 | 1997年 |
参加チーム | 55(X1Super:8、X1Area:12、X2:18、X3:17) |
国 | 日本 |
前回優勝 | X1:オービックシーガルズ (9回目) X2:東日本地区:ブルザイズ東京 (4回目) 中日本地区:警視庁イーグルス (3回目) 西日本地区:オーパーツ福岡SUNS (1回目) |
最多優勝 | X1:リクルートシーガルズ/オービックシーガルズ (9回) X2:東日本地区:ブルザイズ東京 (4回) 中日本地区:警視庁イーグルス (3回) 西日本地区:内外電機マーヴィーズ/吹田マーヴィーズ 阪急ブルーインズ サイドワインダーズ (3回) |
公式サイト | Xリーグ.com |
概要編集
それまでの「実業団リーグ」とクラブチーム主体の「東日本リーグ」・「西日本リーグ」に分かれていた日本の社会人アメリカンフットボールを、クラブと実業団を統合した本格的な全国リーグとして1990年に「日本社会人アメリカンフットボールリーグ・東日本ブロックA・B/西日本ブロックA・B」の1部東西4ブロック方式に改め、さらに1997年に「イースト」・「セントラル」・「ウェスト」の3つのディビジョンへ再編成し、この時より「Xリーグ」の名称を用いるようになる[1]。1部であるXリーグを頂点にX2とX3がある。
Xリーグは東日本主体の「イースト」・「セントラル」と、西日本主体の「ウェスト」の3つのディビジョンからなり、それぞれ6チームの編成でリーグ戦を秋季に行う(春季には東西に分かれてトーナメント戦形式の大会(東:パールボウルトーナメント、西:グリーンボウルトーナメント)が開催される)。
秋季リーグの大会方式の詳細は、#現行の大会方式を参照。ポストシーズンは上位4チームにより行われ、決勝進出チームが、翌年1月3日に行われる「ライスボウル」に出場し、日本一を決定する。
最多優勝は、オービックシーガルスの8回である(2016年度シーズン終了現在)。
選手は全員がアマチュアで、それぞれ仕事をしながらリーグ戦に参加している。選手全員が会社の社員選手で構成される純粋な実業団チームは少なく(富士通、パナソニックなど)、多くのチームが会社の社員選手を含めた上で、他企業で働く選手も多い。中には山田章仁のようにラグビーでプロ契約を結んでいる選手もいる。
外国人選手は、NFLなどのアメリカのプロリーグで活動した経験がなければ、1チームに4人までの登録、同時に2人までがプレーすることができる[2]。
2010年、日本のアマチュア球技主力リーグによる連盟「日本トップリーグ連携機構」に加盟。
2019年シーズンよりリーグ編成を変更し、2018年シーズンの18チームのうち上位8チームを「X1 Super」とし、X1 Superに所属するチームで社会人日本一を争うことになった。また、下位リーグとして12チームが3地区に分かれて戦う「X1 Area」も編成されることになった。
現行の大会方式編集
これまでのシステムから「X1 Super」「X1 Area」となる。ただし、X2とX3リーグに変わりはない。
X1 Super編集
2018年度のリーグ戦の成績により、ベスト8となったチームが実質的な新1部であるX1 Superに参入。8チームによる1回戦総当たり・7試合の予選リーグ戦を行い、上位4チームがプレーオフに進出。準決勝に勝ち進めば優勝決定戦にあたる「ライスボウル」に進出する。
順位の決め方(X1 Super)編集
試合は4クォーター制で、同点の場合はタイブレーク方式により勝敗を決める(引き分けなし)。最終的に勝利数の多い順に順位を決定するが、同勝ち星の場合は、
- 当該チーム間の直接対決の勝敗
- 当該チーム同士が対戦した試合における得失点差
- 当該チームのリーグ戦全試合における得失点差
- ただし2・3については、いづれも1試合の得失点差が20点以上の場合は、当該の試合については一律得失点差を20点とみなした上で総得失点差を算定する
- 当該チームのリーグ戦全試合の獲得タッチダウン数、および喪失タッチダウン数の差
- それでも同じ場合は当該チーム間の代表者1名によるコイントス方式の抽選により決定する。なお2・3・4の条件で、当該チームが2チームである場合は1の条件を基として順位を確定する。[4]
リーグ戦上位4チームがジャパンⅩボウルに進出し、トーナメント方式で優勝(=ライスボウル社会人代表)を決定する。なお決勝戦は同点の場合は両チーム優勝とみなすが、ライスボウル社会人代表を決めるためのタイブレークは行う。
JXBセミファイナル | JXBファイナル | |||||||
1位 | ||||||||
4位 | ||||||||
Aの勝者 | ||||||||
Bの勝者 | ||||||||
2位 | ||||||||
3位 |
X1 Area編集
2019年度からの実質的な2部リーグにあたる「X1 Area」は、全国12チームを4チームずつ×3組に分け、同一地区とは1回総当たり3試合+別地区とは各チーム任意で3チームと1試合ずつの6試合で予選リーグ戦を行い、各地区1位の3チームのうち、成績上位2チームが優勝決定戦の「X1 Area Final」に進出する。
順位の決め方(X1 Area)編集
上記の通り、NFA方式リーグ(同一地区の総当たり3試合+別地区3試合の6試合。タイブレーク制あり)を行い、各地区ごとにリーグ戦終了後の勝ち星の多い順で順位を決定するが、勝ち星が並んだ場合は1.当該チーム間の直接対決の勝敗、2.当該チームが対戦した対戦相手側の勝ち星の合計、3.当該チームが勝利した対戦相手側の勝ち星の合計の順で決定し、それでも並んだ場合は抽選(コイントス)を行う。[4]
入れ替え戦編集
- X1 Superの8位VSX1 AreaのX1 Area Final優勝チームによる1試合制。
- X1 Areaについては、東日本のEAST、およびCENTRALの2ブロックで通算7位と8位のチームは抽選でX2のEAST、およびCENTRALの各優勝チームと、西日本のWESTの4位チームはX2のWEST優勝チームとそれぞれ1試合制で行う。
次年度のX1 Areaの地域配分編集
次年度のリーグ戦はX1 Superの所属地区のチーム数に応じて配分が異なる。
- X1 Superの東日本5:西日本3の場合 EAST、およびCENTRALは東日本の各4チームずつ、WESTは西日本3チーム+東日本1チームで構成
- X1 Superの東日本6:西日本2の場合 EAST、およびCENTRALは東日本の各4チームずつ、WESTは西日本4チームで構成
- X1 Superの東日本7:西日本1の場合 EASTは東日本4チーム、CENTRALは東日本の3チーム+西日本1チーム、WESTは西日本4チームで構成
過去の大会方式編集
2008年まで編集
1997年から2008年までは2ステージ制で、各ディビジョン(イースト、セントラル、ウェスト)の上位2チーム、計6チームが決勝トーナメントのファイナル6(Final6)に進出していた。
2009年から2015年編集
2009年から2015年までは1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージの3ステージ制が導入されていた。これは、観客動員増などの目標を設定し、その一環として、各チームの試合数の増加、東西交流の増加を目的としたものであった。
- 1stステージは6チーム×3ディビジョンの編成とし、同じディビジョンのチームと1試合の対戦、計5試合を行う。
- 1stステージの結果により、上位9チームを「Super9」、下位9チームを「Battle9」に再編成し、2ndステージを行う。
- Super9は各ディビジョンの上位3チーム同士で構成する3チーム×3ブロックで、各チームが2試合を行う。東西交流を図るため、ディビジョン上位のチームが他地域の会場に遠征する形を取る。2012年までは各ブロックの優勝チームとワイルドカード1チームがファイナルステージへ進出。2013年から2015年までは1stステージと2ndステージの7試合の総合成績の上位4チームがファイナルステージに進出。
- Battle9はイースト/セントラル下位3チームの6チームで構成するブロック、ウェストの下位3チームで構成するブロックに分かれて対戦する。イースト/セントラル下位ブロックは総当たりではなく、タスキがけにやや準じた「対抗戦」に近い形式で対戦する。ウエスト下位ブロックは、4位、5位、6位の3チームが再戦する形とする。
- Super9のファイナルステージは4チームによるトーナメントとし、その決勝をJapan X Bowlとして、勝利チームを年間優勝チームとする。
- Battle9では上位2チームによりプレーオフゲーム「Battle 9 Final」が行われた(2013年-2015年)。
2016年から2018年編集
2016年から、「NFA式リーグ」と「JXBトーナメント」による2ステージ制が採用されている。
これは2015年まで開催された3ステージ方式に対し、大会方式がわかりくい、実力差の大きいチーム同士が対戦するため盛り上がりに欠ける、東西交流の機会が少なく正しい実力が測り難い、といった問題が指摘されていたためである[5]。
レギュラーシーズン(NFA式リーグ)編集
編成編集
各チームを「イースト」「セントラル」「ウェスト」の各ディビジョンに振り分け、6チーム×3ディビジョンの編成とする。
このうち「イースト」「セントラル」は関東地区のチームにより構成され、当該年度の組み合わせは前年度の総合順位を加味した後、抽選により決定する。「ウェスト」は関西及び東海地区のチームで構成される。各ディビジョン内で前年順位が上位の3チーム(計9チーム)は「SUPER9」、下位のチームは「BATTLE9」に振り分けられる[5][6]。
試合・対戦編集
総当たりとはせずに「NFA式リーグ戦」を採用している。これは意図的に近い実力のチーム同士を対戦させることにより、拮抗した試合が増え、少ない試合数でもある程度順位に正当性を持たせることができる方式とされる。対戦相手は前年の順位により決められ、各チームは6試合を行う。また東西交流を図るため、同一ディビジョン内の対戦は第3戦までとし、第4戦以降の対戦相手は基本的に他ディビジョンから選ばれる[5]。
順位決定方法編集
この後のJXBトーナメントに向けて、SUPER9・BATTLE9それぞれについて、レギュラーシーズンの順位を以下のフォーマットに従い決定する[6]。
- 勝ち数の多いチームが上位。
- 当該チーム同士の直接対決で勝ち数が多いチームが上位。
- 当該チーム同士の直接対決での得失点差が多い方が上位。
- 当該チームが勝利した対戦相手の勝ち星数の合計が多いチームが上位。
- 抽選を行う。
なお、この順位はポストシーズンの対戦を決定するためのものであり、次年度に各ディビジョン構成を決める根拠となる最終順位は、後述のとおり各ディビジョンの3位・4位を決定した後に確定する。
ポストシーズン(JXBトーナメント)編集
編成編集
下記の8チームが出場する。
- レギュラーシーズンのSUPER9のうち上位6チーム
- ポストシーズン前に行われるワイルドカード・プレイオフの勝者(WC)
- SUPER9の7位 対 BATTLE9の2位 の勝者 - WC1位
- SUPER9の8位 対 BATTLE9の1位 の勝者 - WC2位
つまり、SUPER9のチームは、6位以内に入ればJXBトーナメントに進出、7位・8位はワイルドカード・プレイオフに回るが、9位(SUPER9における最下位)はいずれにも進むことができない。一方、BATTLE9のチームは、2位以内に入ればワイルドカード・プレイオフに進出することができる。
試合・対戦編集
8チームによる勝ち残り式トーナメントとし、その決勝をジャパンエックスボウル(Japan X Bowl)として、勝利チームを年間優勝チームとする。
組み合わせはシード方式で、下記のような組み合わせとなる[5]。
クォーターファイナル | セミファイナル | JXB | ||||||||||||
SUPER9 1位 | ||||||||||||||
WC 2位 | ||||||||||||||
SUPER9 5位 | ||||||||||||||
SUPER9 4位 | ||||||||||||||
SUPER9 3位 | ||||||||||||||
SUPER9 6位 | ||||||||||||||
WC 1位 | ||||||||||||||
SUPER9 2位 | ||||||||||||||
順位決定戦編集
JXBトーナメント終了後に行われる、最終順位を確定させるための試合。この最終順位が次年度のリーグ編成に直結する。
- 各ディビジョンの3位と4位が対戦する。勝者は翌年のSUPER9に入る。ただしプレイオフ(2017年度はレギュラーシーズンも対象)で直接対決があった場合、もしくはセミファイナル以上に進出した場合はプレイオフを行わず、勝者もしくは上位進出チームが翌年のSUPER9に入る。
- 各ディビジョン最下位と、X2リーグの1位が入替戦を行う。勝者が翌年のBATTLE9に入る[7]。
ジャパンエックスボウル編集
「ジャパンエックスボウル」とはアメリカンフットボール日本社会人選手権試合のこと。
1986年度までライスボウルの出場権は実業団リーグの優勝チームに与えられていたが、1987年度から東日本リーグと西日本リーグの1位チームがプレーオフを行い(神戸ボウル)、この勝者がさらに実業団リーグの優勝チームとライスボウル出場権を掛けた決勝戦を行うようになる。これが今日まで続く現行の社会人選手権の記念すべき第1回大会であり、その後東西のリーグ優勝チームによる決勝方式を経て、1997年度より各ディビジョンの上位2チームが出場する「ファイナル6」と呼ばれるプレーオフトーナメントの決勝戦へ改められた。勝者[8] が社会人の年間王者となり、ライスボウル出場権を獲得する。
なお第1回大会(1987年)のみ、横浜スタジアムで開催されたが、第2回大会(1988年)より「東京スーパーボウル」と銘打ち、第16回大会(2002年)まで東京ドームでの開催が慣例であった。第17回大会(2003年)より、アメリカンフットボールの底辺拡大を目指し、関東地方の東京ドーム以外の他の地方での開催の実施を図る目的で、現在の名称へ変更。第18回(2004年)は初の関西地区開催となるゲームが神戸ウイングスタジアムで行われ、以後第19回(2005年)東京ドーム、第20回(2006年)京セラドーム大阪、第21回(2007年)東京ドーム、第22回(2008年)京セラドーム大阪と、関東・関西交互に隔年開催(奇数年度が東京ドーム、偶数年度は関西地方のスタジアム)となっていたが、2009年以降は東京ドームでの開催となっている。雑誌や各チームのサイト等ではJXBと略記される場合がある。
過去の記録編集
東京スーパーボウルの記録編集
Xリーグ発足以前編集
回 | 開催日 | 試合会場 | 優勝 | スコア | 準優勝 |
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1 | 1987年12月6日 | 横浜スタジアム | レナウン ローバーズ | 31 - 28 | シルバースター(※) |
2 | 1988年12月14日 | 東京ドーム | レナウン ローバーズ | 28 - 20 | 松下電工インパルス |
3 | 1989年12月6日 | 東京ドーム | アサヒビール シルバースター | 14 - 9 | 日本電気ファルコンズ |
4 | 1990年12月12日 | 東京ドーム | 松下電工インパルス | 14 - 6 | オンワード オークス |
5 | 1991年12月11日 | 東京ドーム | オンワード オークス | 49 - 10 | サンスター ファイニーズ |
6 | 1992年12月4日 | 東京ドーム | アサヒビール シルバースター | 21 - 7 | 松下電工インパルス |
7 | 1993年12月7日 | 東京ドーム | アサヒビール シルバースター | 13 - 0 | サンスター ファイニーズ |
8 | 1994年12月13日 | 東京ドーム | 松下電工インパルス | 49 - 28 | オンワード オークス |
9 | 1995年12月9日 | 東京ドーム | 松下電工インパルス | 54 - 20 | リクルート シーガルズ |
10 | 1996年12月11日 | 東京ドーム | リクルート シーガルズ | 30 - 10 | オンワード オークス |
(※この当時はまだアサヒビールのスポンサードを受けていない)
Xリーグ発足以後編集
回 | 開催日 | 試合会場 | 優勝 | スコア | 準優勝 | 最優秀選手賞(MVP) | 敢闘賞(MIP) |
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11 | 1997年12月17日 | 東京ドーム | 鹿島 | 48 - 12 | 松下電工 | 堀口靖(鹿) | 粳田盛(松) |
12 | 1998年12月16日 | 東京ドーム | リクルート | 45 - 24 | アサヒビール | 堀江信貴(リ) | 梶山隆誠(ア) |
13 | 1999年12月15日 | 東京ドーム | アサヒビール | 18 - 16 | 鹿島 | 金岡禧友(ア) | 板井柾人(鹿) |
14 | 2000年12月18日 | 東京ドーム | アサヒ飲料 | 20 - 18 | 松下電工 | 中村多聞(ア) | 高橋公一(松) |
15 | 2001年12月18日 | 東京ドーム | アサヒ飲料 | 14 - 7 | 松下電工 | 山田晋三(ア) | 野村昌弘(松) |
16 | 2002年12月17日 | 東京ドーム | シーガルズ | 14 - 7 | 富士通 | 高橋大介(シ) | 森本裕之(富) |
- 斜体はディビジョン2位からの出場、太字は続いて出場したライスボウルでも優勝した。
ジャパンエックスボウル勝敗表編集
回 | 開催日 | 試合会場 | 優勝 | スコア | 準優勝 | 最優秀選手賞(MVP) | 敢闘賞(MIP) | 棚橋賞 | GATSBY賞 |
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17 | 2003年12月16日 | 東京ドーム | ON-SKY | 13 - 10 | アサヒビール | 加畑康弘(O) | 三好太郎(ア) | ||
18 | 2004年12月18日 | ウィングスタジアム神戸 | 松下電工 | 15 - | 6アサヒビール | 太田雅宏(松) | 金岡禧友(ア) | ||
19 | 2005年12月19日 | 東京ドーム | オービック | 25 - 16 | 松下電工 | ケビン・ジャクソン(オ) | 山中正喜(松) | 矢部寛之(オ) | |
20 | 2006年12月16日 | 京セラドーム大阪 | ON-SKY | 24 - 21 | 鹿島 | 小島崇嘉(O) | 尾崎陽介(鹿) | 鴨志田正樹(O) | |
21 | 2007年12月17日 | 東京ドーム | 松下電工 | 33 - 13 | 富士通 | 高田鉄男(松) | 大矢祐嗣(富) | 谷口祐二(松) | |
22 | 2008年12月13日 | 京セラドーム大阪 | パナソニック電工 | 28 - 14 | 鹿島 | 石野仁大(パ) | 西川岳志(鹿) | 後藤慧(パ) | |
23 | 2009年12月21日 | 東京ドーム | 鹿島 | 21 - 14 | 富士通 | 前田直樹(鹿) | 金雄一(富) | 小島大輔(鹿) | |
24 | 2010年12月20日 | オービック | 20 - 16 | パナソニック電工 | 菅原俊(オ) | 辻篤志(パ) | 紀平充則(オ) | ||
25 | 2011年12月19日 | オービック | 24 - 17 | 富士通 | 木下典明(オ) | 出原章洋(富) | 岡本遥(富) | ||
26 | 2012年12月17日 | オービック | 27 - 24 | 鹿島 | 原卓門(オ) | 加藤公基(鹿) | 井澤健(鹿) | ||
27 | 2013年12月16日 | オービック | 24 - 16 | 富士通 | ケビン・ジャクソン(オ) | アルリワン・アディヤミ(富) | 中村輝晃クラーク(富) | ||
28 | 2014年12月15日 | 富士通 | 44 - 10 | IBM | ジーノ・ゴードン(富) | ジョン・スタントン(I) | 小林祐太郎(富) | ||
29 | 2015年12月14日 | パナソニック | 24 - 21 | 富士通 | 高田鉄男(パ) | 宜本潤平(富) | 斎田哲也(パ) | 中村輝晃クラーク(富) | |
30 | 2016年12月19日 | 富士通 | 16 - | 3オービック | コービー・キャメロン(富) | 仲里広章(オ) | 竹内修平(富) | ||
31 | 2017年12月18日 | 富士通 | 63 - 23 | IBM | 中村輝晃クラーク(富) | 佐藤敏基(I) | 勝山晃(富) | ||
32 | 2018年12月17日 | 富士通 | 35 - 18 | IBM | トラショーン・ニクソン(富) | ||||
33 | 2019年12月16日 | 富士通 | 28 - 26 | パナソニック | |||||
34 | 2020年12月15日 | オービック | 13 - 6 | 富士通 |
- 斜体はディビジョン2位からの出場、太字は続いて出場したライスボウルでも優勝した。
- 棚橋賞は2005年、在任中に急逝した日本社会人アメリカンフットボール協会理事長、棚橋寛衛門の功績を讃えて同年に設けられた。棚橋の生前の意向を汲み、攻守ラインで最も勇敢とされる選手に贈られる。別名:ウォリアーズアワード[9]。
出場チーム毎の戦績編集
優勝回数順、同一の戦績は出場の古い順。チーム名の表記は直近の出場時の名称で統一。 (2019年12月16日現在)
チーム名 | 出場 | 優勝 | 準優勝 |
---|---|---|---|
オービックシーガルズ | 11 | 9 | 2 |
パナソニック インパルス | 15 | 7 | 8 |
富士通フロンティアーズ | 12 | 5 | 7 |
アサヒビールシルバースター | 8 | 4 | 4 |
オンワードスカイラークス | 6 | 3 | 3 |
鹿島ディアーズ | 6 | 2 | 4 |
レナウンローバーズ | 2 | 2 | 0 |
アサヒ飲料チャレンジャーズ | 2 | 2 | 0 |
IBMビッグブルー | 3 | 0 | 3 |
サンスターファイニーズ | 2 | 0 | 2 |
日本電気ファルコンズ | 1 | 0 | 1 |
2020年度のリーグ編成編集
イースト・セントラル両ディビジョンのチームは、シーズン後に次シーズンの所属ブロックを決める抽選を行うため、年度によって所属の異なるチームがある。X3以下のリーグは関東/関西でそれぞれ独自のブロック編成をとっている。
X1 SUPER編集
X1 AREA編集
X2編集
X3編集
東日本地区編集
西日本地区編集
1部リーグの所属経験のあるチーム編集
※Xリーグ発足の1997年度以降に1部リーグに所属した経歴のあるチームに限定して記述する。
現在X2以下のリーグで活動中編集
- ゴールデンファイターズ(X2-WEST)
- 富士ゼロックスJ-Stars(X3-関西Bブロック)
- マイカルベアーズ - 現・クラブベアーズ(X3-関西Aブロック)。1989年にマイカルの企業チームとして創部。1991年に西日本1部昇格、1996年、1999年にはリーグ2位の成績を収め、FINAL6にも進出するなど、松下電工に次ぐ関西の有力企業チームとして期待されながら、2000年、マイカル本体の経営悪化に伴いクラブチームに転向、さらに2002年にはマイカルの経営破綻の影響を受け活動停止し、3部に降格。2003年より再びクラブチームとして活動を再開したが、往年の勢いは見られない。
- 三和銀行ラークヒルズ - 現・クラブオックス川崎AFC(X2-CENTRAL)。80年代から90年代前半は上位争いに絡む有力チームだった。金融不況の影響でチーム力が低下、2部降格後、2001年に2部所属のクラブチーム、シルバーオックスと合併、実業団からクラブチームに転向、シルバーラークヒルズとして活動の後、クラブオックスと呼称。さらに2009年にクラブダイノス近鉄と合併し、現在に至る。
- さくら銀行ダイノス - 現・クラブオックス川崎AFC(X2-CENTRAL)。旧・三井銀行ブルーウィングス→太陽神戸三井銀行ウィングス。金融不況の影響で、企業本体が支援撤退後、クラブダイノス@BANKのチーム名を経て、2002年に2部所属の近鉄バファローズ[36]と合併、クラブダイノス近鉄を呼称。さらに2009年にクラブオックスと合併し、現在に至る。
既に活動を停止したチーム編集
- 日本電気ファルコンズ(NEC) - 1989年には社会人選手権にも出場した他、パールボウル2回優勝の実績もある強豪。1996年経営合理化のため廃部。
- 東海銀行レッドウェイブ - 1990年創部。1998年経営合理化のため廃部。東海銀行ものちに三菱UFJ銀行になっている。
- 住友銀行スプリングス - 1998年に経営改善のため活動停止。住友銀行ものちに三井住友銀行になっている。
- レナウンローバーズ(レナウン) - レナウン本体の業績低迷の影響から2003年でチーム解散。80年代の最盛期には社会人選手権6連覇など社会人最強を誇った。
- 日産スカイライナーズ(日産プリンス東京販売他)- 旧名・日産パルサーズ。2006年度で解散。1980年の創部以来、90年代まで上位を争う実力派チームだったが、運営会社の業績悪化に伴い廃部。
- オンワードオークス - 1980年創部、ライスボウル3回出場の強豪実業団チームだった。2001年-2007年はオンワードスカイラークス。2001年-2008年はクラブチーム。2008年度シーズンをもってオンワードホールディングスが支援を停止したことにより活動終了。活動継続希望者によりファクトリージャパンをスポンサーとした新チーム相模原ライズが結成され、のちノジマによるスポンサードを受け現在に至る。
- ロックブル - 旧名:学生援護会ロックブル。学生援護会がインテリジェンス傘下となった後の2009年をもって解散。
- 吹田マーヴィーズ - 旧名:内外電機マーヴィーズ。松下電工、アサヒ飲料に続く関西の有力チームとして期待されていたが、2011年1月に発覚したリーグ戦参加費用の未払い問題により、X2リーグへの自主降格をXリーグに申し入れ、X2-WESTに所属して2011年度リーグ戦に参加する形の決着を見たが、その後も選手の流出などチーム運営を健全に保てない状況を改善できず、2011年7月31日をもってチームを解散する旨をチームの発行するメールマガジンならびに公式サイト上で発表した。
活動休止中のチーム編集
2011年度のリーグ編成における参加が一旦発表されたが、後にチーム事情によりこれを辞退、かつ解散が公式に発表されていないチーム。
- 東京電力AGGRESSORS(東京電力)
- ハスキーズ- 2部では強豪。かつては、ジャパンシステムや伊藤ハム等のスポンサードを受けながら活動をしていたが、1999年以降、冠スポンサーを持たず、2006・2007年とも2部でブロック優勝するが、いずれのシーズンも1部との入替戦出場を辞退し、引き続き2部残留。入替戦辞退の具体的事情については公式サイト・協会側発表などでも一切説明はなされなかった。2011年シーズン前に至って、「東日本大震災の影響の為」として公式サイトでリーグ戦不参加を表明、更に公式ホームページも2013年6月現在、「メンテナンス中」として、事実上の閉鎖状態で、X2のブロック編成にもチーム名は掲載されていない。
公式戦の主な使用会場編集
イースト・セントラル編集
Xリーグ編集
- 川崎富士見球技場(富士通スタジアム川崎)
- 大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場
- 東京ドーム
- 横浜スタジアム[37]
X2編集
- 川崎富士見球技場
- 大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場
- アミノバイタルフィールド
- 駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場
X3(東日本地区)編集
- 川崎富士見球技場
- 大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場
- 駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場
ウェスト編集
Xリーグ編集
X2編集
- エキスポフラッシュフィールド
- 大阪市鶴見緑地球技場
- キンチョウスタジアム
- 神戸市王子スタジアム
X3(西日本地区)編集
- エキスポフラッシュフィールド
- 伊丹スポーツセンター
- キンチョウスタジアム
- 岡山県総合グラウンド(補助陸上競技場を使用する場合もあり)
- 加古川運動公園陸上競技場
- 滋賀県立彦根総合運動場
- 豊田市運動公園陸上競技場
- 布引グリーンスタジアム
通算記録編集
プレーオフ編集
- 入れ替え戦は含まない。
チーム名 | 試合 | 勝数 | 負数 |
---|---|---|---|
リクルート/オービック | 37 | 24 | 13 |
松下電工/パナソニック | 30 | 15 | 15 |
富士通 | 30 | 19 | 11 |
鹿島/LIXIL | 29 | 11 | 18 |
アサヒビール | 22 | 11 | 11 |
アサヒ飲料 | 19 | 10 | 9 |
オンワード | 14 | 8 | 6 |
IBM | 10 | 6 | 5 |
オール三菱 | 5 | 2 | 3 |
湖北/神戸 | 5 | 2 | 3 |
ノジマ相模原 | 5 | 0 | 5 |
日産プリンス東京 | 3 | 0 | 3 |
東京ガス | 2 | 1 | 1 |
井内盛栄堂/アズワン | 2 | 0 | 2 |
サンスター | 1 | 0 | 1 |
内外電機/吹田 | 1 | 0 | 1 |
マイカル | 1 | 0 | 1 |
場内放送編集
観戦の一助として会場内での場内実況放送がおこなわれている。ジャパンエックスボウルのみならず、リーグ戦においても場内実況放送が行われている。2007年11月末現在では東日本地区では3名(男性2名、女性1名)で担当している。
テレビ放送編集
- 2004年まではスカイ・Aスポーツプラスで全試合完全中継だったが、その後、リーグ戦は第4・5節を中心に選択された試合のみ(原則後日録画)に規模が縮小され、現在は地上波、CSによるリーグ戦中継は行われていない。過去にはファイナル6とジャパンエックスボウルは生放送で完全中継され、ファイナル6以降を中心に一部の試合は地上波での放送実績もある[38]。
- 2012年から決勝の「ジャパンエックスボウル」の中継をNHK BS1で行うことが決定し、NHKで日本の3大ボウルゲームを独占生中継になった。
脚注編集
- ^ 発足初年度はオムロンが公式スポンサーにつき「omron X League」と称したが契約は1年で終了し、以降リーグ自体の公式スポンサーは不在が続いている。
- ^ 小座野容斉 (2013年9月18日). “Xリーグで活躍する外国出身選手たち(オフェンス編)”. 共同通信. 2014年11月30日閲覧。
- ^ 大会方式
- ^ a b 順位決定方法
- ^ a b c d 競技ルール・規定 大会方式 Xリーグ公式サイト(2017.06.05閲覧)
- ^ a b 競技ルール・規定 順位決定方法 Xリーグ公式サイト(2017.06.05閲覧)
- ^ X2の1位が入替戦を辞退した場合は下位チームに入替戦出場権が移る。ただしリーグ戦4位以内のチームまでとし、それ以上の辞退チームが出た場合はXリーグ所属チームの不戦勝となる。
- ^ 決勝については、規定の4クォーターで決着が付かない場合は両チーム同点優勝とするが、ライスボウルの出場権は1チームしかないため、延長戦タイブレークを行い、その勝者がライスボウルに進出する
- ^ 2005年ジャパンエックスボウル 関連情報 より
- ^ 2007年まで松下電工インパルス。2008年から社名変更に伴いパナソニック電工インパルス。2011年から2019年まで「パナソニック インパルス」。2020年より現チーム名の「パナソニックインパルス」。
- ^ 1999年までサンスターファイニーズ。以後数回の改称を経て2006年から2008年はSRC神戸ファイニーズ。2009年4月から現チーム名の「エレコム神戸ファイニーズ」。
- ^ 2008年から2011年は「オール東京ガスクリエイターズ」。
- ^ チームメンバーの実質的な前身は、2008年をもって解散したオンワードオークス。2009年に「相模原ライズ」として結成。2011年から現チーム名の「ノジマ相模原ライズ」。
- ^ 2005年は「パイレーツ」。2006年から2014年まで「明治安田パイレーツ」。2015年から2019年まで「明治安田PentaOceanパイレーツ」。2020年より「明治安田生命」がスポンサードを離れ現チーム名に。
- ^ 2013年まで鹿島ディアーズ。2014年から鹿島建設のスポンサー撤退によりクラブ化し現チーム名の「LIXILディアーズ」。
- ^ 2012年まで日本ユニシスBULLS。2013年から日本ユニシスのスポンサー撤退により現チーム名の「BULLSフットボールクラブ」。
- ^ 2007年から2009年途中までは「アドバ名古屋サイクロンズ」。
- ^ 旧・清水建設ブルーサンダース。
- ^ 2018年秋季リーグ戦より加盟。
- ^ 2002年まで日立ハリケーンズ。2003年からルネサスハリケーンズ。2008年からスポンサー構成の変更により現チーム名の「ハリケーンズ」。
- ^ 2019年秋季リーグ戦より加盟。
- ^ 2012年まで東亜建設工業クレーンズ。2013年から2014年は太陽ビルマネージメントクレーンズ。2015年から現チーム名の「AFCクレーンズ」。
- ^ 旧・住友商事ウォリアーズ。
- ^ 2009年にクラブダイノス近鉄とクラブオックスが合併。
- ^ 2011年までアサヒプリテックゴールデンファイターズ。2012年から現チーム名の「ゴールデンファイターズ」。
- ^ 2011年まで阪急ブルーインズ。2012年から現チーム名の「西宮ブルーインズ」。
- ^ 旧・全日空ホークアイ。
- ^ 1988年から2010年は岩谷産業の支援を受け「イワタニサイドワインダーズ」。
- ^ 2018年度および2020年度秋季シーズンよりメインスポンサーの変更のためチーム名変更(富士ゼロックス株式会社→株式会社エコリング→トライアクシス株式会社)。
- ^ 2019年秋季リーグ戦より加盟。
- ^ 2010年に滋賀スーパースターズと岐阜ターミガンズが合併、スーパースターターミガンズとなる。2014年シーズンより、いそのエンジェルスと合併し名称変更し現チーム名の「いそのスーパースターズ」。
- ^ 2019年秋季リーグ戦より加盟。
- ^ 2013年までセリオ東洋グループの支援を受け「セリオスタンディングベアーズ」。2018年まで「岡山スタンディングベアーズ」。2019年より現チーム名。
- ^ 旧・マイカルベアーズ。
- ^ 旧・ワールドアイランズ。
- ^ 2004年まであった日本プロ野球球団の一つ、大阪近鉄バファローズとは無関係。
- ^ アメリカンフットボールやサッカーのような競技の観戦用に内野スタンドの一部を長方形のフィールドに平行・対面するように移動できるよう設計されているが、近年では行われておらず、野球場そのままの座席配置での観戦を強いられている。
- ^ テレビ朝日・関西テレビ放送・東京MX・KBS京都(=1996年にスカイ・A配給で放送)など。ジャパンエックスボウル(東京スーパーボウル含む)は過去にテレビ朝日系列の全国放送で中継されていたが、現在地上波では首都圏:東京MXテレビ(UHF)での録画放送、大阪圏:関西テレビといずれもローカルでの中継のみとなっている。それ以外の地区ではスカイ・Aスポーツプラス以外での視聴手段はない。