XK8大韓民国のS&T大宇が開発したブルパップ方式試作アサルトライフルである。DAR-21(daewoo assault rifle 21)の別称も使用される。

XK8
IDEF2007で公開されたXK8
XK8
製造国 大韓民国の旗 韓国
設計・製造 S&T大宇(現S&Tモーティブ
年代 2000年代
仕様
種別 試作軍用小銃
口径 5.56mm
銃身長 508mm
使用弾薬 5.56x45mm NATO弾
装弾数 30発(箱形弾倉
作動方式 ガス圧作動方式ショートストロークピストン式
全長 780mm
重量 3.5kg
発射速度 850発/分
銃口初速 940m/秒
有効射程 600m
歴史 
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概要 編集

XK8は、韓国軍の主力小銃であるK2の更新を目的として開発された。本銃はかつてのK2の開発計画とは異なり、S&T大宇が独自で企画・開発したものである。[1]

2005年にはS&T大宇が国防部に対してXK8のフィールドテストを提案したが、当時の国防部はK11複合型小銃(いわゆる韓国版OICW)をK2の後継として運用することを想定していた為、実施されなかった。[2] K11複合型小銃の配備計画が事実上撤回された現在においても、国防部はK2の改良型であるK2CおよびK2C1を主力小銃として運用する方針であり、XK8がK2シリーズを更新する可能性は低い。

また、海外へのセールスも行っているが、運用実績が皆無であることも影響し、採用例は現在のところ一切無い。[1]

特徴 編集

XK8の構造はK2をそのままブルパップ方式に改修したものであると誤解されることがあるが、K2の作動機構はロングストロークピストン式であるのに対し、XK8はショートストロークピストン式を採用しているなど差異があり、メーカー側の担当者はあくまで新規設計であると語っている。[1]

XK8のフレームはポリマー素材を使用しており、右側に排莢口、左側にコッキングレバーを備えている。セレクターはセーフティ、セミオート、3バースト、フルオートの4ポジションである。

使用弾倉はM16およびK2と共通のSTANAG マガジンである。

また、ピカティニーレールには標準アタッチメントとして3倍率照準器レーザーサイトが装備されている。

登場作品 編集

ゲーム 編集

クロスファイア』(PCFPSゲーム
DAR-21として登場する。

脚注 編集

  1. ^ a b c XK8”. 2020年1月21日閲覧。[出典無効]
  2. ^ Guest Post: Korean K2 Rifle Upgrade History (2005-2017)”. 2020年1月21日閲覧。

関連項目 編集