Aシリーズ(エー・シリーズ)はヤマハサンプラーの型番・商品名。

概要 編集

プロ用のフルラックサイズのサンプラーである。2005年現在、全モデルとも生産完了している。TX16Wの後継機種として製造された。SCSIの転送速度の遅さに批判も見られる。

シリーズのモデル 編集

A7000 編集

1995年発売。当時の定価60万円のプロ用サンプラーである。

ADコンバーターは20ビット64倍オーバーサンプリングΔΣ方式DAコンバーターは20ビット8倍オーバーサンプリング方式を採用。サンプリング周波数は48kHz~29.4kHz対応。最大同時発音数32音(別売拡張ボードATGB32装着時64音) マルチティンバー16パート。ウェーブメモリー8MB(拡張時64MB)、エフェクトは完全ステレオ。リバーブ系×11、モジュレーション系×5、ボイスエフェクト×30。SY99TX16Wのデータファイルの互換性を確保(波形、マッピングのロード)。2tr同時録音、8tr同時再生HDRとしても利用可能。

A3000 編集

1997年発売。当時の定価179,000円。

コントロールノブでパラメーターをリアルタイム操作可能なサンプラー。ブレイクビーツ作成を念頭に置いている。青色の筐体を採用し、ハンディーサンプラーSU10の流れも感じられるモデルである。

最大同時発音数 64音 マルチティンバー数 16パート AD変換 16bitΔΣ方式64倍オーバーサンプリング DAコンバータ 18bit4倍オーバーサンプリング エフェクト 3系統(各54プログラム)+4バンドEQ。

A5000 編集

1999年発売。当時の定価229,000円。A3000のディスプレイを大きくした後継機種。

24dB/octの総計16種類ものフィルタータイプ、6系統のエフェクト マルチティンバー数 32パート 最大同時発音数126音 AD変換 20ビット・64倍オーバーサンプリング DA変換 24ビット・8倍オーバーサンプリング RAM容量標準=4MB(オンボード実装)、最大拡張時=128MB。

A4000 編集

1999年発売。A5000の廉価版。当時の定価149,000円。

最大同時発音数64音 マルチティンバー数 16パート 3系統のエフェクト。

関連項目 編集