わっきゃい

日本のお笑い芸人

わっきゃい1998年8月3日 - )は、日本のお笑い芸人京都大学法学部中退。キャップ投げの考案者[7][8][9]。本名は日野 湧也(ひの わくや)[1][2]サンミュージックプロダクション所属。

わっきゃい
生誕 日野 湧也(ひの わくや)[1][2]
(1998-08-03) 1998年8月3日(25歳)[3]
神奈川県[4]
住居 東京都 [5]
国籍 日本
職業 お笑い芸人YouTuber
活動期間 2022年-
身長 177 cm (5 ft 10 in)
受賞 第10回琉球館フルコンタクト空手全米オープン優勝
公式サイト https://sunmusic-gp.co.jp/talent/wakkyai/
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わっきゃい
YouTube
チャンネル
登録者数 75万人
総再生回数 約1億2700万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年1月2日時点。
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沿革 編集

神奈川県出身だが[4]、父親の仕事の都合でアメリカロサンゼルスに1歳で渡米し、現地で育つ[8][10][1]。そのために母語は英語だと言われることもあるが、日本語も不自由なく使うことができる[7]。育った地域は差別もなく自由でおおらかな雰囲気だったため、特に気になる点はなかったという[10]。また、熱心に取り組む者は尊重される校風の高校で育ち、好きなことはのびのびと取り組めたと明かしている[10]

幼少期より極真空手の世界チャンピオン八巻建弐の指導のもと空手の英才教育を受けており、選手として活躍。胴回し回転蹴りや上段変則回し蹴りなどを軸に派手な展開を好み、全米大山空手ファイターズカップでは2度の準優勝、第10回琉球館フルコンタクト空手全米オープンでは優勝するなど将来を有望されていた[10][11]高校時代はサッカー部に所属しており、他にはフィギュアスケートや体操など、様々なスポーツを経験している[12]

現地ロサンゼルスのミドルスクールに通っていた12歳のときにキャップ投げに目覚めた。アメリカでの生活の中、1日5-6時間練習し、多数の球種の習得を目指した。2016年にはキャップ投げの様子を初めてYouTubeに投稿。京都大学法学部に合格し、日本へ移住した2017年の春[10][4][1]、入学式の後にキャップ投げ倶楽部の設立を宣言し、5人とともに活動を開始した。現在は各大学にチームが徐々に誕生し、室内スポーツとして全国大会が行われるなど大きく発展している[10][1][8][9]。現在は日本キャップ野球協会の名誉会長を務める[13]

YouTubeでは、「ぼくの日常のニュース」や「mp4シリーズ」などの動画を投稿している[4]。2018年6月から毎月投稿している「ぼくの日常のニュース」は、自身がアナウンサーとなって日常のできごとをニュース番組風に伝えるという形式で行っており、著名人からの評価も高い[14]。本人によれば、この企画は小学校で課された絵日記の課題で先生をいじったり、話にオチをつけて笑わせたりしていたことの延長のようなものだという[10]。また、地上波でネタを披露する際はゲストの日常をネタにする構成となっている[15][10][16]

R-1グランプリ2022に出場し、東京予選2183人中唯一となるアマチュアでの準々決勝進出となった[17]。 大会後、2022年2月より本格的にお笑い芸人に転身[18]。同年5月1日にサンミュージックプロダクションよりデビュー[19]。2022年8月6日には自身初の単独ネタライブ「THE単独」を開催。即日完売となった[20]

人物・その他 編集

  • ネタのスタイルは主に漫談、コント
  • なるべく競争は避けたい性格[21]
  • 2023年11月4日に日本初の産金地、宮城県涌谷町の黄金大使に任命された
  • 行列のできる法律相談所にて、俳優の吉沢亮が「最近はまっているもの」としてわっきゃいを挙げている[22]
  • 女優の上白石萌歌がお芝居の参考にしている人としてわっきゃいを挙げている[23]
  • キャップ投げのフォームは涌井秀章を参考にした。カーブやフォーク、スライダーといった11球種を使いこなす[1]
  • 「キャップ投げの全国大会を開くこと」「野球の始球式でキャップを投げること」をキャップ投げの目標として挙げている[16]
  • 月に一回制作する「どうでもいい日常のニュース」は、一日で完成させており、制作時間は10時間程度[21]
  • 学生時代にアマチュアお笑いコンビ「かますねいちゃ!」を組んでM-1グランプリ2021に出場し、2回戦進出を果たした[24]

出演 編集

バラエティ番組 編集

情報番組 編集

ミュージックビデオ 編集

CM 編集

ラジオ  編集

その他 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f 「キャップ投げ」もはや日本文化に…海外に進出 この魅力伝えたい!”. withnews. 2019年9月3日閲覧。
  2. ^ a b はじめまして、ピン芸人のわっきゃいです。 - note わっきゃい 2022年2月4日
  3. ^ @wildkumadaのツイート(1157311014079066112)2020年5月30日閲覧。
  4. ^ a b c d 【わっきゃい#1】初めてのわっきゃい”. 東海ラジオ. 2020年5月30日閲覧。
  5. ^ 【わっきゃい#21】「戦うことが嫌い。いかに最小の労力で勝てるかを考えてました」空手で優勝したこともあるわっきゃいの意外な一手”. 東海ラジオ. 2020年5月閲覧。
  6. ^ @wildkumadaのツイート(1074892292438188033)2020年5月31日閲覧。
  7. ^ a b 吉沢亮、YouTuber・わっきゃいとの共演に歓喜 「頭のいい人がマジメにふざけている」”. Real Sound. 2020年5月30日閲覧。
  8. ^ a b c キャップ投げ、あきれるほど見事な競技 ハマる若者続々”. 朝日新聞. 2020年5月30日閲覧。
  9. ^ a b もはやスポーツだ「キャップ投げ」 全国で競技者増、考案者に直撃取材”. J-CASTトレンド. 2020年5月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h 「どうでもいい日常のニュース」に込めた平和への思い 異色の動画クリエイター・わっきゃい”. exciteニュース. 2020年5月30日閲覧。
  11. ^ @wildkumadaのツイート(1194497713292709889)2020年6月1日閲覧。
  12. ^ 【わっきゃい#21】「戦うことが嫌い。いかに最小の労力で勝てるかを考えてました」空手で優勝したこともあるわっきゃいの意外な一手”. 東海ラジオ. 2020年5月30日閲覧。
  13. ^ 理事 JCBA一般社団法人日本キャップ野球協会”. 一般社団法人日本キャップ野球協会. 2024年3月29日閲覧。
  14. ^ 吉沢亮や上白石萌歌も絶賛 YouTuberわっきゃいの「どうでもいい日常のニュース」がクセになる”. Real Sound Tech. 2022年2月27日閲覧。
  15. ^ 「登録者50万いてもいい」「頭の良さの無駄遣い」 “どうでもいいニュース”の動画が急伸、投稿者に話を聞いてみた”. ねとらぼ. 2020年5月31日閲覧。
  16. ^ a b 『どうでもいい出来事』をニュースにした映像に爆笑 シュールさに「天才か?」の声”. grapee. 2020年5月31日閲覧。
  17. ^ 「R-1グランプリ2022結果速報 」”. R-1グランプリ. 2022年1月23日閲覧。
  18. ^ 「はじめまして、ピン芸人のわっきゃいです。」”. Note. 2022年2月27日閲覧。
  19. ^ 「タレントリスト/わっきゃい」”. サンミュージックプロダクション. 2022年6月25日閲覧。
  20. ^ THE単独”. TIGET. 2022年7月22日閲覧。
  21. ^ a b あの人のおしごと見学〜動画クリエイター・わっきゃいをアーティスト・たなかが訪ねる〜”. まいにちdoda. 2020年5月31日閲覧。
  22. ^ 吉沢亮が絶賛、YouTuberわっきゃいが『行列のできる法律相談所』に出演”. ユーチュラ. 2020年5月31日閲覧。
  23. ^ お芝居の参考はYouTuber・わっきゃい!?上白石萌歌が気分転換でしてること”. Vivi. 2020年6月27日閲覧。
  24. ^ かますねいちゃ! | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2021年11月13日閲覧。

外部リンク 編集