グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊

グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル: Les Musiciens du Louvre Grenoble)は、フランスグルノーブルを本拠として活動する古楽器オーケストラ及び合唱団である。フランス各地での演奏活動はもとより、ザルツブルク音楽祭エクサンプロヴァンス音楽祭、またロンドンBBCプロムス等のヨーロッパ各地の主要フェスティヴァルへ常時招待されている。

グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊, 2020

1982年にマルク・ミンコフスキにより設立され、1996年より本拠地をグルノーブルに移した。活動初期はフランスのバロック音楽が中心だったが、近年はピリオド・アプローチの延長として19世紀や20世紀初頭の楽器を使用してモーツァルトはもとよりオッフェンバックベルリオーズストラヴィンスキー、またはチャイコフスキーの作品等までレパートリーを広げている。

レコーディングはドイツ・グラモフォンエラート・レーベルやアルヒーフ・レーベルに行われており、リュリラモーの作品集、ヘンデルグルックオペラマーラー室内管弦楽団との合同によるベルリオーズ幻想交響曲」、オッフェンバックのオペレッタモーツァルト交響曲などがある。

フランスはもとよりドイツ、ベルギー、オランダ、アメリカ等の多国籍のメンバーから構成されるこのオーケストラにはヴァイオリンのコナカ・マリオ、依田幸司や首席ホルンの根本雄伯、パーカッションの南恵理子などの日本人演奏家の姿もみられる。

外部リンク 編集