ハラペーニョスペイン語: chile Jalapeño)とはトウガラシC. annuum)の品種の一つ。メキシコを代表する青唐辛子である。辛さは中程度(2500-8000スコヴィル)。名称はその発祥の地といわれているベラクルス州ハラパ(Xalapa)に由来する。「ハラペノ」や「ヤラピノ」等と呼ばれた事もある。

ハラペーニョ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: ナス目 Solanales
: ナス科 Solanaceae
: トウガラシ属 Capsicum
: トウガラシ C. annuum
品種 : ハラペーニョ "Jalapeño"
学名
Capsicum annuum L.
英名
Jalapeño

利用 編集

漬けなどにして市販されているが、生で食べることもできる。メキシコ料理テクス・メクス料理で良く用いられる食材であり、多くのメキシコ料理店ではハラペーニョをタマネギニンジンと一緒にピクルスにした「ハラペーニョ・エン・エスカベーチェ」(Jalapeño en escabeche)を注文することができる。

アメリカ合衆国でもよく普及しておりサルサに加える他、チェダーチーズなどのチーズを詰めたハラペーニョに衣をつけて揚げたハラペーニョ・ポッパー(Jalapeño Popper)などはのつまみとして人気がある。ホットドッグなどにつけることも多い。また、菓子や清涼飲料水のフレーバーとしても人気がある。

ホットソースの原料 編集

タバスコには赤と緑があるが、緑のソースはハラペーニョで作られている。熟したハラペーニョを干してから燻したものはチポトレと呼ばれる。フイフォン社のシラチャー・ソースでは、完熟の赤いハラペーニョが使われている。

画像 編集

脚注 編集