坂間叶夢

日本のプロボクサー (2003-2024)

坂間 叶夢(さかま かなむ、2003年〈平成15年〉5月3日 - 2024年〈令和6年〉3月17日)は、日本の元プロボクサー

坂間 叶夢
基本情報
本名 坂間 叶夢
階級 ライトフライ級[1]
身長 165cm[2]
リーチ 171cm[3]
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (2003-05-03) 2003年5月3日
出身地 東京都足立区[4]
死没日 (2024-03-17) 2024年3月17日(20歳没)
死没地 千葉県鋸山
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 9
勝ち 9
KO勝ち 8
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
テンプレートを表示

東京都足立区出身[5]東京都立淵江高等学校卒業[6]。2021年5月19日デビュー(ボクシングの日)。第68回全日本新人王ライトフライ級優勝(3賞技能賞獲得)。第4代日本ライトフライ級ユース王者。所属ワールドスポーツボクシングジム

人物 編集

小学2年生でキックボクシングを始める。キックボクシングでは数々のジュニアタイトルを獲得。ボクシングは小学4年生で転向、U-15全国大会は小学5年生から出場し第10回大会まで準優勝2回優勝2回。U-15の終了に伴い。新たに新設されたジュニアチャンピオンリーグに出場し初代チャンピオンに輝く[7]。高校はボクシングの部活動がない高校に進学した。17才でプロテストに合格。18才で後楽園ホールにてプロデビューをする。

来歴 編集

2021年5月19日のプロデビュー戦は3回TKO勝利[8]

2021年東日本ライトフライ級新人王として、西軍代表神垣拓磨を相手に4回3-0(40-36×2、39-37)判定勝ちで全日本新人王と技能賞を獲得[9]

そして2023年7月25日に有明アリーナ堀川龍と日本ライトフライ級ユース王座決定戦を行い、8回(2分40秒)TKO勝利し日本ユース王座獲得に成功[10][11]

2023年12月26日、有明アリーナにて井上尚弥 対 マーロン・タパレス戦の前座としてジョン・ポール・ガブニラスとのノンタイトルを5回TKOで勝利。

2024年1月8日の成人式に参加し、インタビューを受けた。インタビューでは「20歳になれたらお酒が飲めるが、お酒を飲んでしまうと練習の成果が薄れるので引退まで飲まない。」と語った。

2024年3月18日に大木彪楽相手にユース王座の初防衛戦を予定していたが、16日に体調不良のため棄権が発表され、前日計量が予定されていた翌17日に死去[12]。前述のガブニラス戦が最後の試合となり、ユース王座を保持したまま死亡する形となった。後日、鋸山の絶壁から飛び降り自殺を遂げた事が、父親によって明かされた[13]。20歳没。

獲得タイトル 編集

戦績 編集

  • プロボクシング - 9戦9勝(8KO)無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2021年5月19日 3R 1:07 TKO 永里翔(レパード玉熊)   日本 プロデビュー戦
2 2021年9月28日 2R 1:05 TKO 縄井愁(ワタナベ   日本 2021年度東日本ライトフライ級新人王予選
3 2021年11月3日 4R 3:00 TKO 山内寛太(DANGAN越谷)   日本 2021年度東日本ライトフライ級新人王準決勝
4 2021年12月19日 2R 2:25 TKO 加藤幸海(ワタナベ)   日本 2021年度東日本ライトフライ級新人王決勝戦
5 2022年2月6日 4R 判定3-0 神垣拓磨(井岡   日本 2021年度全日本ライトフライ級新人王決勝戦
6 2022年6月7日 2R 1:34 TKO 石垣芙季(UNITED)   日本
7 2022年11月5日 1R 2:04 TKO 李漢率   韓国
8 2023年7月25日 8R 2:40 TKO 堀川龍(三迫   日本 日本ライトフライ級ユース王座決定戦
9 2023年12月26日 5R 2:35 TKO ジョン・ポール・ガブニラス   フィリピン
テンプレート

脚注 編集

  1. ^ [1]
  2. ^ https://www.boxingtimeline.com/202202/06/sakama_kanamu-kamigaki_takuma/
  3. ^ https://boxrec.com/en/box-pro/1011896
  4. ^ [2]
  5. ^ Boxingtimeline 坂間 叶夢 Boxingtimeline
  6. ^ 淵高生が、プロボクシング全日本新人王になりました! 東京都立淵江高等学校 2022年2月15日
  7. ^ 高校生ボクサー坂間叶夢 ボクシングは満点目指す「誰よりも楽しんで最高の試合」 スポニチ 2021年12月18日
  8. ^ 坂間 叶夢 試合結果 ワールドスポーツボクシングジム
  9. ^ 第68回全日本新人王決定戦 MVPは3連続KO勝ちの関根幸太朗、技能賞に坂間叶夢、敢闘賞は李鎮宇 Boxing News(ボクシングニュース) 2022年2月6日
  10. ^ 武居由樹 7連続KO勝ちで「バンタムでもいける」 坂間叶夢は日本ユースLF級王者に Boxing News(ボクシングニュース) 2023年7月25日
  11. ^ 【ボクシング】8戦無敗・坂間叶夢が8R KO勝利で新ユース王者に、相手の堀川も気持ち見せる イーファイト 2023年7月25日
  12. ^ “ボクシング界にまたショック!将来を有望視されていた日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢選手が死去…計量前日に今日18日の初防衛戦キャンセルを発表していた”. RONSPO. (2024年3月18日). https://www.ronspo.com/articles/2024/2024031801/ 
  13. ^ 「息子はボクシングジムに殺されました」…父親が慟哭告白…「将来の世界チャンプ」と期待された若きボクサーが自ら命を絶った理由”. 現代ビジネス. 講談社 (2024年4月13日). 2024年4月14日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集