川野 彰子(かわの しょうこ、女性、1928年昭和3年〉 - 1964年昭和39年〉9月11日)は日本小説家鹿児島県奄美大島生まれ。立命館大学文学部卒業。

略歴

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立命館大学卒業後、開業医だった川野純夫(1924〜2002)と結婚し、創作活動に入る。1962年、雑誌『VIKING』(136号)に発表した処女作『色模様』が第47回直木賞候補にあがり注目を浴びた。

翌年『新潮』(昭和38年7月号)に発表した『廓育ち』も第50回直木賞候補に上がるが、再び苦杯を飲んだ。『廓育ち』は1964年佐藤純彌監督、三田佳子梅宮辰夫中村賀津雄主演で映画化されている。

夫・川野純夫は、彰子と死別した後に作家の田辺聖子と再婚。田辺のエッセイに登場する「カモカのおっちゃん」のモデルとしても知られる。

著書

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  • 『廓育ち』文藝春秋新社、1964年3月。 NCID BA30297092全国書誌番号:64003509 
    • 収録:廓育ち, 狂い咲き, 色模様, 凋落
  • 『廓景色』講談社、1964年5月。 NCID BN1569507X全国書誌番号:64000675 
  • 廣重聰・黒住格・伊原秀夫 編「珊瑚礁の歌」『Viking選集』 1巻、風来舎〈兵庫県地下文脈大系 1〉、1998年9月。ISBN 9784893019790NCID BA75100157全国書誌番号:20046618 

作品

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  • 色模様(VIKING 136号)
  • 廓育ち(新潮 1963年7月号)
  • 狂い咲き(小説現代 1964年1月号)
  • 娼婦の笑い(小説現代 1964年3月号)
  • 雪化粧(小説現代 1964年11月号)