東北地方日本海側内陸部を中心に記録的な豪雪となった。
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原因については平成18年豪雪(2005年(平成17年)11月 - 2006年(平成18年)2月)と同様、北極振動が負を示したことより北極と日本付近との気圧の差が小さくなり、北極付近の寒気が南下しやすくなったことが考えられている。この北極振動は2012年(平成24年)10月下旬頃から突如として、シベリア付近に蓄積していた非常に強い寒気を放出した(シベリア気団を参照)。さらに偏西風が蛇行し日本列島付近に寒気が流れ込みやすくなっていたことが寒気の供給に追い打ちをかける結果となり、この年の猛暑と暖秋[1]で日本海北部の海水温が平年より3°C近くも上昇したことが北日本の日本海側に多量の雪をもたらす結果となった。北日本の豪雪と同時に北欧の一部や中国大陸の一部でも大雪が降ったが、これらの大陸でも北日本と同様に北極との気圧の差が小さくなっていた。この異常寒波は翌年(2013年(平成25年))の4月中旬頃まで続き、特に北日本の積雪量の増加に追い打ちをかける結果となった。この冬はバレンツ海の海氷の量の減少やメキシコ湾流の流軸の変動などの影響[2][3]で平成18年豪雪の時と同様に日本列島に寒気が流れ込みやすい状態になっていたことも一因として挙げられる。ただし、平成18年豪雪の時や前年の冬と異なり、ラニーニャ現象は発生しておらずむしろ暖冬になりやすい弱いエルニーニョが2012年夏から発生していたにもかかわらず3ヵ月(東・西日本では11月から4ヵ月)通じて低温が持続する珍しい冬となった。
被害・影響
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主な記録
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最深積雪
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- 記録的大雪となったアメダス地点
地名 |
積雪量(cm) |
日付、観測点での記録
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青森市酸ヶ湯 |
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(2013年(平成25年)2月26日、歴代1位)
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大蔵村肘折 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代1位タイ)
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魚沼市入広瀬 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代10位)
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津南 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代4位)
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只見 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代1位)
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西川町大井沢 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代4位)
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尾花沢 |
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(2013年(平成25年)2月25日、歴代1位)
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金山 |
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(2013年(平成25年)2月23日、歴代4位)
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新篠津 |
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(2013年(平成25年)2月23日、歴代2位)
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石狩 |
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(2013年(平成25年)2月21日、歴代1位)
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仙北市角館 |
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(2013年(平成25年)2月26日、歴代2位)
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- 主な気象官署の最深積雪(気象台・旧測候所)
地名 |
積雪量(cm) |
日付、観測点での記録
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倶知安 |
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(2013年(平成25年)2月25日)
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新庄 |
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(2013年(平成25年)2月26日、歴代3位)
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岩見沢 |
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(2013年(平成25年)2月23日、歴代8位)
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小樽 |
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(2013年(平成25年)2月25日)
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青森 |
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(2013年(平成25年)2月23日)
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高田 |
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(2013年(平成25年)2月25日)
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札幌 |
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(2013年(平成25年)2月25日、13年ぶりの大雪)
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若松 |
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(2013年(平成25年)1月26日、歴代10位)
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山形 |
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(2013年(平成25年)2月24日、歴代8位)
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秋田 |
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(2013年(平成25年)1月12日、7年ぶりの大雪)
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福島 |
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(2013年(平成25年)1月19日、12年ぶりの大雪)
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横浜 |
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(2013年(平成25年)1月14日、12年ぶりの大雪)
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銚子 |
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(2013年(平成25年)1月28日、39年ぶりの大雪)
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参考資料・情報
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