港区立御成門小学校

東京都港区にある小学校

港区立御成門小学校(みなとくりつ おなりもんしょうがっこう)は、東京都港区芝公園三丁目にある公立小学校である。

港区立御成門小学校
Onarimon Elementary School
地図北緯35度39分39.53秒 東経139度44分58.36秒 / 北緯35.6609806度 東経139.7495444度 / 35.6609806; 139.7495444座標: 北緯35度39分39.53秒 東経139度44分58.36秒 / 北緯35.6609806度 東経139.7495444度 / 35.6609806; 139.7495444
過去の名称 区立御成門小学校
国公私立の別 公立学校
設置者 港区
併合学校 鞆絵小学校
桜田小学校
桜小学校
桜川小学校
神明小学校
設立年月日 1991年平成3年)4月1日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
学校コード B113210300146 ウィキデータを編集
小学校コード 203280
所在地 105-0011
東京都港区芝公園三丁目2番4号
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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概要

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所在地は芝公園に隣接しており、1991年平成3年)いずれも港区立の「鞆絵小学校」、「桜田小学校」、「桜小学校」の計3校による新設統合により開校された。そのうちの一校の鞆絵小学校(廃校)は東京旧市内でも最も長い歴史を持つ公立小学校のひとつであった。

学区外からの越境入学もみられ、学校選択制前からの進学先区立中学校は港区立御成門中学校が既定の進学先となっていた。現在の御成門小学校は、これまで多くの学校が統合された結果として存在しており、源流となっている小学校は6校に及び、近年の統廃合によってさらに2校が御成門小学校に合流している。

沿革

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御成門小学校の歴史は、東京府(当時)が1870年明治3年)に初めて設置した仮小学第六校のうちの一番校、「東京府小学第一校」に遡る[1]。その後学制が発布されると1873年(明治6年)、この学校は「第一大学区第二中学区第一番小学 鞆絵学校」となったが、これがのちの「鞆絵小学校」である。

また同年には、後に合流することになる「櫻川学校」、1877年(明治10年)には「櫻田学校」と「南桜学校」が、それぞれ開校している。さらに、東京市の時代には、1907年(明治40年)に「東京市西桜尋常小学校」、1913年大正2年)に「東京市神明尋常小学校」が、それぞれ開校している。

戦後における統廃合
学校教育法施行にともない1947年昭和22年)、大東亜戦争中に国民学校となっていた各学校は、いずれも東京都港区立の小学校となった。その後の統廃合により、現在の御成門小学校に係わる各小学校は次のような経緯をたどった
  • 1964年(昭和39年) - 「南桜小学校」 + 「西桜小学校」 → 「桜小学校」成立
  • 1991年平成3年) - 「鞆絵小学校」 + 「桜田小学校」 + 「桜小学校(南桜+西桜)」 → 「御成門小学校」成立
  • 1993年(平成5年)
    • 御成門小学校」 ← 「桜川小学校」を編入
    • 「港区立神明小学校」は、NHK全国学校音楽コンクールに於いて銀賞を受賞した。
  • 1995年(平成7年) - 「御成門小学校」 ← 「神明小学校」を編入

教育方針

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教育目標[2]
「よく考え進んで学ぶ子」「力を合わせてやりとげる子」「心も体もたくましい子」
小学校の児童数と教員数[3]
年度 児童総数 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 教員数 職員数
平成23年 276人 52人 45人 45人 56人 37人 41人 19人 10人
平成24年 285人 48人 55人 44人 47人 52人 39人 20人 4人
平成25年 299人 55人 49人 55人 45人 44人 51人 21人 5人
平成26年 302人 58人 53人 48人 55人 46人 42人 22人 4人
平成27年 309人 54人 55人 52人 49人 52人 47人 22人 2人
平成28年 329人 62人 52人 55人 56人 51人 53人 23人 2人
平成29年 344人 62人 64人 52人 57人 60人 49人 25人 3人
平成30年 351人 57人 67人 61人 52人 54人 60人 14人 4人
令和元年 355人 73人 57人 60人 60人 50人 55人 26人 6人
令和2年 374人 76人 74人 55人 61人 61人 47人 27人 5人
令和3年 396人 78人 75人 73人 51人 56人 63人 28人 5人
令和4年 422人 87人 82人 72人 70人 53人 58人 26人 5人
令和5年 454人 92人 84人 79人 70人 74人 55人 27人 5人

通学区域

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住所別通学区域(平成27年4月1日から適用)[4]
海岸
一丁目
東新橋
一丁目
二丁目
新橋
一丁目
- 六丁目
西新橋
一丁目
- 三丁目
浜松町
一丁目
二丁目
芝大門
一丁目
二丁目
芝公園
一丁目
- 三丁目
芝公園
四丁目
虎ノ門
一丁目
- 五丁目
愛宕
一丁目
二丁目
麻布台
一丁目
全域 全域 全域 全域 全域 全域 全域 7 - 10番 全域 全域 11番
進学先中学校(平成27年4月1日から適用)[4]
小学校学校名 中学校学校名
港区立御成門小学校 港区立御成門中学校

交通

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鉄道

関係者

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出身者

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旧鞆絵小学校
旧桜川小学校
旧桜田小学校
旧神明小学校
旧南桜小学校

学校長・教職員

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  1. 村上珍休(近代初等教育の発祥とされる東京府小学第一校(1870年(明治3年)6月12日開校。後の鞆絵小学校)初代大訓導(校長)を務めた。その後東京府第一中学(後の日比谷高校)初代学校長(1878年9月 - )。「近代小学校教育の父」とも呼ばれる。)
  2. 矢嶋楫子(桜川学校の旧教員)

脚注

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  1. ^ 小学第二校は番町学校(現在の千代田区立番町小学校)、第三校は吉井学校(同・新宿区立愛日小学校)、第四校は湯島学校(文京区立湯島小学校)、第五校は育英学校(同・台東区立台東育英小学校)、第六校は深川学校(同・江東区立深川小学校)となっている
  2. ^ 港区立御成門小学校 - 教育目標[1]
  3. ^ 東京都教育委員会「令和5年度 公立学校統計調査報告書」統計・調査、2023年10月26日、2023年10月30日閲覧
  4. ^ a b 港区立小・中学校通学区域一覧表(平成27年4月1日から適用) [2]

関連項目

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外部リンク

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