OVER THE MONOCHROME RAINBOW featuring SHOGO HAMADA

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OVER THE MONOCHROME RAINBOW featuring SHOGO HAMADA』(オーバー・ザ・モノクローム・レインボウ・フィーチャリング・ショウゴ・ハマダ)は、2003年3月19日ソニー・ミュージックエンタテインメントから発売されたゲーム作品。浜田省吾を題材にした異色の作品である。

OVER THE MONOCHROME RAINBOW

featuring SHOGO HAMADA

ゲーム
ゲームジャンル 音楽ゲーム
対応機種 PS2
開発元 オフィス・ダイナマイト
発売元 ソニー・ミュージックエンタテインメント
監督 福田裕彦
キャラクターデザイン 黄瀬和哉
音楽 福田裕彦
メディア PS2:DVD-ROM1枚
プレイ人数 1人
発売日 2003年3月19日
テンプレート - ノート

現在は、発売元であるソニー・ミュージックエンタテインメントがビジュアル・ソフトの販売から撤退したため廃盤となっている。

概要 編集

本作を発案したのは、浜田のツアー・メンバーであるキーボード及びシンセサイザー奏者の福田裕彦。脚本・音楽・総監督を務めている。

1998年から2001年まで続く浜田のロングツアー「ON THE ROAD 2001」に参加していた福田が、ホームページ上でツアーの舞台裏などを綴った日記を書いており、それを見た浜田に「福ちゃん、これ面白いから、まとめて本にしなよ」と提案された。しかし、福田は「そんなものを出しても、売れるに決まっている。どうせなら違うことをやりたい」と考えてこのゲームを制作した[1]。浜田が主人公となり、その歌声によって世界を救うという、従来の浜田のイメージでは考えられないような世界観になっている。また、アニメーション部分では浜田も本人役で声優として出演している。

あらすじ 編集

キャスト 編集

浜田省吾(声:浜田省吾
かの地(地球)のミュージシャン。異世界「アレット」に満ちた瘴気(グラルエナジー)を浄化することが出来るのは、彼の歌声と、その歌声に響き合う人々の心のパワーだけ。主人公と共に異世界でのコンサート・ツアーへと旅立つ。
主人公(声:鈴村健一
ごく平凡なサラリーマン。ラデューグの力によりオフィスの窓から「祈りの虹」を見て、浜田と二人で異世界「アレット」へと召喚される。浜田省吾のコンサートのプロデュースを任され、歌声によって世界を救う。
アワキン(声:槐柳二
アレットの科学者。300歳くらいの老人で、今回のコンサート・ツアーの立案者。
ラデューグ(声:中田譲治
言葉を喋り、空中を浮遊する「魔楽器」。浜田省吾の楽器となる。
アダマ(声:小杉十郎太
トリステス(声:川村万梨阿
グラルエナジー(声:飯塚昭三
トベル(声:真内みーや
同僚A(声:内田大加宏
同僚B(声:安彦不二男
同僚C(声:高橋利幸
同僚D(声:杉山磁美
同僚E(声:渡辺智美

スタッフ 編集

エピソード 編集

アニメーション部分の制作は、『攻殻機動隊』などで知られるプロダクションI.G黄瀬和哉。彼自身も浜田のファンであり、本作の制作を引き受けた理由を「本物の浜省に会えるから」と答えている。他にもプロダクションI.Gの面々が総出演している。

声優陣も豪華な面々が出演しており、浜田も声優に初挑戦している。共演した鈴村健一は、浜田を「すごくいい人だった」「サングラスはしていなかった」と述べている。

総監督の福田裕彦は「マニアックなファンから『続編を作ってくれ』って言われるんだけど、ちょっと無理。お金ないから」と述べている。また、福田は本作のサウンドトラック盤も発売している。

ゲーム本編の3章と7章をクリアすると、特典映像として浜田の360°ライブを観ることができる。演奏は「ON THE ROAD 2001」のメンバーで、国立代々木競技場第一体育館での「勝利への道」「さよならゲーム」の特別ライブを鑑賞できる。

2013年に浜田、本ゲームのファンである、いと、まほろば の高坂雄貴からの申し入れで、福田公認のもと、舞台演劇版として公開された。「もうひとつのOVER THE MONOCHROME RAINBOW」

脚注 編集