きのこの森(きのこのもり)は、福井県大飯郡おおい町鹿野にあるきのこテーマパークである。現在は指定管理者制度を設けており、株式会社おおいが当施設の運営を行っている[2]

きのこの森
園内(2005年5月)
園内(2005年5月)
施設情報
事業主体 おおい町
管理運営 株式会社おおい(指定管理者
所在地 919-2123
福井県大飯郡おおい町鹿野42-27[1]
位置 北緯35度27分11.33秒 東経135度33分55.94秒 / 北緯35.4531472度 東経135.5655389度 / 35.4531472; 135.5655389座標: 北緯35度27分11.33秒 東経135度33分55.94秒 / 北緯35.4531472度 東経135.5655389度 / 35.4531472; 135.5655389
公式サイト きのこの森 公式サイト
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概要 編集

福井県大飯郡おおい町の特産品の1つ、きのこ[特産品 1]を扱うテーマパークである。園内にはきのこに関連する施設として博物館・販売コーナー・しいたけ菌床栽培施設・茶屋(休憩所)・タワー(高さ30 m[3][4][5][6][7][8]展望台)があり、それに付する施設として全長460 m[3][6][8]のビッグスライダー(すべり台)やちびっこゲレンデなどで構成される遊具・多目的広場、文化ホールと図書館を併設する「ふるさと交流センター」、お食事処「食うまっしゅ」、陶芸体験教室の「陶芸館」の各施設が設けられている。ちなみに、当園のマスコットキャラクターは「森のくまっしゅ」である(詳細は後述)。

沿革 編集

  • 1994年平成6年)4月29日:開園[9]
  • 2010年(平成22年)1月26日:『おおい町議会だよりNo.16』の紙面で指定管理者制度の導入を公表[2]。株式会社おおいが当施設の指定管理者となる[2]
  • 2016年(平成28年)6月:リニューアル工事のため、長期休園となる[10]
  • 2017年(平成29年)4月15日:リニューアル工事を終え、営業を再開[10][11]。このリニューアルは福井県のふるさと創造プロジェクト(※企画名は「「おおいにキノコ満喫プロジェクト」[12])の一環として行われ、総事業費は約3億2,000万円となった[注 1][10]
  • 2019年(平成31年)3月16日:お食事処「食うまっしゅ」が開店[13]。同年6月、バーベキューハウスを開設[13]
  • 2021年令和3年)1月14日:当園のマスコットキャラクター、森のくまっしゅが出演する動画が『「コロナに負けるな」福井県嶺南地域(若狭路)をPRする動画募集』で優秀賞を受賞する[14]

施設 編集

(施設のマップ:[21]

遊具 編集

 
ビッグスライダー(2005年5月、右端にきのこタワーが写る)
  • ビッグスライダー - 全長460 mのすべり台[3][6][7][22]。5コースを有する[7][22]。専用敷物(有料)を借りると利用することができる。
  • トロッコ広場 - 列車型トロッコ。
  • ちびっこゲレンデ - 子供用遊具の1つ。人工芝のゲレンデで、全長50 m[7]。きのこ茶屋でそり(有料)を借りると利用することができる。
  • ムーンカート広場 - 子供用遊具の1つ。四輪自転車でカートを楽しむ[7]

上記の他、木製遊具(フィールドアスレチック)と散策路(きのこロード)が設けられている。このエリアは多目的広場(2,000 m2 [5])と遊具で構成されており、「桜林」という森林がある[23]

(遊具のマップ・案内:[21]

マスコット 編集

「森のくまっしゅ」という公式キャラクターが居る[24]。デザインは2018年度におおい町内の各小中学生から募集し、来園者の投票を経て選ばれたものである[24]。なお、同キャラクターの年齢は2才(※人間なら8才)である[25]。「100年先の未来から、森を増やすためにやってきた子グマ」であり、きのこの帽子をトレードマークとしている[25]

同マスコットはYouTube公式チャンネルに不定期で出演することがあり[26]、福井県で『「コロナに負けるな」福井県嶺南地域(若狭路)をPRする動画募集』を開催した時、『ぼくの住む町 おおい町』と題した動画を応募して同企画の優秀賞を受賞した[14]2020年(令和2年)6月には、同マスコットのLINEスタンプの発売が行われた[27]

その他 編集

  • 2021年(令和3年)8月28日から野生のヤマガラ(体長10 - 15 cm)と当園職員の男性との交流があった。この件は同年11月6日福井新聞が「温かな交流」と題して報じている[28]

アクセス 編集

公共交通機関
自動車

周辺 編集

当施設は佐分利川沿いにあり、その対岸を福井県道・京都府道1号線が通る。近隣は山間の集落となっており、田畑が広がる。対岸をつなぐ橋として今谷橋いまだんばしが架けられており、付近には福鉄バスの「小車田」停留所やフルーツ農園の「くだものがたり」がある。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ (事業費の内訳:福井県が約1億円(補助)、おおい町が約2億2,000万円)
  2. ^ (※福井新聞ではドローンで撮影した動画を「巨大キノコ発見」と題してWebで公開している[18]

出典 編集

本文 編集

  1. ^ きのこの森”. 株式会社おおい. 2023年8月30日閲覧。
  2. ^ a b c 広報特別委員会: “町の公共施設の指定管理者に7団体を指定” (PDF). おおい町議会だより No.16. おおい町議会. p. 4 (2010年1月26日). 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h きのこの森”. FUKUI 若狭ONE web. 若狭湾観光連盟. 2021年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  4. ^ a b おおい町きのこの森”. おおい町観光サイト おおいにござんせ. おおい町. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  5. ^ a b c きのこの森”. 福井新聞ONLINE. 月刊fu. 福井新聞. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  6. ^ a b c d e きのこの森”. ふくいドットコム. 福井県観光連盟. 2023年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h きのこの森(おおいに満喫!!)”. 第58号 おおいに満喫!! | ふるさと再発見シリーズ. 関西電力. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  8. ^ a b c d e きのこの森”. おおい町観光協会 (2018年2月19日). 2023年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  9. ^ 【県内ローカル/嶺南】大飯町「きのこの森」オープン”. デジタルアーカイブ福井. 福井県立図書館. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  10. ^ a b c d 福井新聞: “「きのこの森」15日改装オープン あずまや設置 収穫体験施設も”. 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ. 信濃毎日新聞社. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  11. ^ きのこの森リニューアルオープン” (PDF). 福井県 (2017年). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  12. ^ おおい町「おおいにキノコ満喫プロジェクト」” (PDF). 福井県. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  13. ^ a b c 食事処・食うまっしゅ”. きのこの森. 株式会社おおい. 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月29日閲覧。
  14. ^ a b 「コロナに負けるな」福井県嶺南地域(若狭路)をPRする動画募集 優秀賞等を決定しました”. 福井県 (2021年1月21日). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b c d e f 各施設のご案内”. きのこの森. 株式会社おおい. 2023年8月30日閲覧。
  16. ^ a b チームラボの映像体験施設”. きのこの森. 株式会社おおい. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  17. ^ きのこの森 | チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 - teamLab”. チームラボ 学ぶ!未来の遊園地. チームラボ. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  18. ^ テーマパーク「きのこの森」の1番大きなキノコ 福井県おおい町、ドローンで激写 ふくい写景」『福井新聞ONLINE』、2021年10月3日。2023年11月10日閲覧。オリジナルの2023年8月30日時点におけるアーカイブ。
  19. ^ a b 陶芸館のご案内”. きのこの森. 株式会社おおい. 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  20. ^ おおい町の工芸品【今谷焼】”. おおい町観光協会 (2018年9月6日). 2023年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  21. ^ a b きのこの森【 遊具サイトマップ 】”. きのこの森. 株式会社おおい. 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  22. ^ a b 親子で遊ぼう♪若狭路の公園”. FUKUI 若狭ONE WEB. 若狭湾観光連盟 (2023年4月28日). 2023年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  23. ^ 桜(きのこの森)”. FUKUI 若狭ONE web. 若狭莞観光連盟. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  24. ^ a b きのこの森キャラクター「森のくまっしゅ」”. 大飯中日記:2019. おおい町立大飯中学校. 2021年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  25. ^ a b 森のくまっしゅ 公式Twitterより。
  26. ^ 【きのこの森】くまっしゅの日記: “YouTubeはじめました〜種まき編〜”. YouTube (2020年6月14日). 2023年8月30日閲覧。 “(当園で撮影し、くまっしゅが出演した動画の例。くまっしゅは当園以外で撮影した動画に出演することがある(例:『ぼくの住む町 おおい町』(※おおい町内の各施設で撮影。当園でも撮影が行われた)、『赤礁崎オートキャンプ場くまっしゅの初キャンプ!』))”
  27. ^ 森のくまっしゅ(福井県おおい町「きのこの森」公式キャラクター): “森のくまっしゅ 公式 Twitter(2020年6月11日投稿)”. Twitter. 2021年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  28. ^ 野生のヤマガラと男性の温かな交流 手から餌、グルメぶりも発揮 福井県のきのこの森陶芸館」『福井新聞ONLINE』、2021年11月6日。2023年8月30日閲覧。オリジナルの2021年11月18日時点におけるアーカイブ。
  29. ^ 佛燈寺 | 福井県大飯郡おおい町”. 八百万の神. INFO UNITE. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
  30. ^ くだものがたり”. 合同会社くだものがたり(運営). 2023年8月30日閲覧。

特産品 編集

  1. ^ 錦賞しいたけ おーいしいたけ”. 観光 > 特産品. おおい町. 2022年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  2. ^ へしこ茶漬け”. 観光 > 特産品. おおい町. 2022年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  3. ^ 名田庄漬”. 観光 > 特産品. おおい町. 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。
  4. ^ 自然薯”. 観光 > 特産品. おおい町. 2022年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。

外部リンク 編集