さよなら傷だらけの日々よ

B'zの48作目のシングル
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さよなら傷だらけの日々よ」(さよならきずだらけのひびよ)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。2011年4月13日にVERMILLION RECORDSより48作目のシングルとして発売された。

さよなら傷だらけの日々よ
B'zシングル
初出アルバム『C'mon
B面 Dawn Runner
リリース
規格 マキシシングル
録音 2010年11月 - 2011年
ジャンル ハードロック
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位オリコン
  • 2011年4月度月間3位(オリコン)
  • 2011年5月度月間47位(オリコン)
  • 2011年度上半期17位(オリコン)
  • 2011年度年間44位(オリコン)
  • 2011年度年間43位Billboard JAPAN
  • B'z シングル 年表
    • さよなら傷だらけの日々よ
    • (2011年)
    C'mon 収録曲
    C'mon
    (1)
    さよなら傷だらけの日々よ
    (2)
    ひとしずくのアナタ
    (3)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    「さよなら傷だらけの日々よ」 - YouTube
    テンプレートを表示

    概要 編集

    前作『MY LONELY TOWN』から1年半ぶりのリリースである。

    初回限定盤と通常盤の2種リリースで、初回限定盤は前作に引き続きPVを収録したDVDが付属、また41stシングル『ゆるぎないものひとつ』以来5年ぶりにプラスチックケースで発売された[注釈 1]。ジャケットにB'zが被写体となるのが45thシングル『BURN -フメツノフェイス-』以来3年ぶりとなったほか、43rdシングル『永遠の翼』以来4年ぶりに2曲収録となった。

    ペプシコーラ「ペプシネックス」のタイアップで、B'zが23年目で初めてタイアップ先のCMに出演した[1][注釈 2]

    当初は2011年3月30日の発売を予定していたが、3月11日に発生した東日本大震災の影響により商品生産および配送が困難と判断され、4月13日に発売が延期になった[2]。ちなみに、発売延期は1995年の『LOVE PHANTOM』、2000年の『今夜月の見える丘に』に次いで3作品目。そのためか、CDジャケットには発売日が変更前のまま記されている。

    2011年4月25日付のオリコン週間シングルランキングで5thシングル『太陽のKomachi Angel』から44作連続初登場1位を獲得し、自身が持つ「通算首位獲得作品数」「連続首位獲得作品数」「総売上枚数記録」の歴代1位記録を更新[3]、翌5月2日付の同チャートで自身が持つ歴代1位記録の「シングル総売り上げ枚数」が約3500万枚を突破した。

    2011年4月1日放送の『ミュージックステーション3時間SP』に2007年の『ミュージックステーションスーパーライブ』以来実に3年4ヶ月ぶりに出演し、「Brotherhood」とともに披露された[4]

    収録曲 編集

    12cmCD
    全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・稲葉浩志・寺地秀行
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「さよなら傷だらけの日々よ」稲葉浩志松本孝弘
    2.「Dawn Runner」稲葉浩志松本孝弘
    合計時間:
    DVD(初回限定盤のみ)
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「さよなら傷だらけの日々よ」(MUSIC VIDEO)  

    楽曲解説 編集

    CD 編集

    1. さよなら傷だらけの日々よ
      タイアップとなった、2人も出演しているペプシコーラの製品「ペプシネックス」のCMのために書き下ろされた楽曲で[1]、歌詞はCMのキャッチコピー『GO NEXT! 先行くおいしさ』をテーマに作られた。
      メンバーは「タイアップの題材は清涼飲料水なんだけど、僕らが『普通の爽やかさ』を追求してもどうだろう?」ということで、こだわって制作された。
      稲葉は「『Go Next=次の世界へ』というキーワードがうまくリンクして作ることができたと思っています」と語っており、また松本は「スピード感と爽やかさを意識して曲を作った」と語っている。ちなみにメンバーは曲作りの際、ペプシネックスを飲んだが[1]、「感想の言葉は出ても、すぐにアイディアまでは出てくるわけなく(苦笑)」とのこと[5]
      PVはロサンゼルスにて撮影され、この時にCMの収録も同時に行われた[6]
    2. Dawn Runner
      16thアルバム『ACTION』のアウトテイクであり、2nd beatとして合っていると感じたため、録り直して本作への収録に至った。
      元々は「The Runner」という曲名であったが、現在のタイトルに変更になった。稲葉によると「(タイトルは)変えようとずっと思っていた」と語っている。松本はCDのジャケットチェックのときまでタイトルが変更されたことを知らなかったという。
      歌詞に「3時頃起き出して」とあるが、稲葉はこれについて「普段は3時頃に起きないし走りもしないが、1回時差ボケで3時頃に起きてランニングをして、いつもの人が多い道を自由に走ったという体験が歌詞に影響しているかもしれない」と語っている。稲葉曰く「マラソンをしながら聴く時に合う」とのこと。
      アルバム未収録かつライブ未演奏曲となっている。
      なお、この曲にはストリングスが使用されているが、『ACTION』のアウトテイクであるため「TAMA MUSIC strings」名義でクレジットされている[注釈 3]

    DVD (初回限定盤のみ) 編集

    • さよなら傷だらけの日々よ」 MUSIC VIDEO

    タイアップ 編集

    参加ミュージシャン 編集

    収録アルバム 編集

    さよなら傷だらけの日々よ

    ライブ映像作品 編集

    さよなら傷だらけの日々よ

    脚注 編集

    出典 編集

    1. ^ 同年に発売された42ndシングル『SPLASH!』は通常盤はプラスチックケースだが、初回限定盤はデジパックである。
    2. ^ 自身の作品のCMには出演している。
    3. ^ 2009年に発売された17枚目のアルバム『MAGIC』以降は両者ソロ作品含め「Lime Ladies Orchestra」名義。

    注釈 編集

    1. ^ a b c “ペプシ新CMにB'z登場!CMソングは待望のニューシングル”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2011年2月22日). https://natalie.mu/music/news/45351 2019年11月24日閲覧。 
    2. ^ “B'z、BREAKERZなどビーイング系も作品リリース延期”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2011年3月16日). https://natalie.mu/music/news/46421 2019年11月24日閲覧。 
    3. ^ “B’z、シングル44作連続首位 歴代主要3冠記録更新”. ORICON NEWS (オリコン). (2011年4月19日). https://www.oricon.co.jp/news/86779/full/ 2019年11月24日閲覧。 
    4. ^ 出演者ラインナップ|ミュージックステーション”. テレビ朝日 (2011年4月1日). 2019年11月24日閲覧。
    5. ^ 「ALBUM CHECK B'z」『WHAT's IN?』2011年8月号、ソニー・マガジンズ、2011年7月14日、36-37頁。 
    6. ^ 青木優『B'z The Best XXV 1999-2012』(MUSIC VIDEOのライナーノーツ(初回限定盤に付属))VERMILLION RECORDS、2013年。