じゃかるた新聞

インドネシアの邦字新聞

じゃかるた新聞英語: The Daily Jakarta Shimbunインドネシア語: Harian Jakarta Shimbun)とは、インドネシア邦字新聞である。ジャカルタに本社を置くPT. BINA KOMUNIKA ASIATAMA社が運営している[1]。日曜日と祝日を除き、毎日発行している[2]。公式Webサイトにて電子版が配信されている[2][3]

じゃかるた新聞
種別日刊紙
判型新聞、ウェブ版
所有者中村隆二
発行者PT. Bina Komunika Asiatama
編集長長谷川周人
社員数50名
設立1998年7月28日
政治的傾向世俗的
言語日本語
発行数約6,500部/1日
ウェブサイトhttps://www.jakartashimbun.com/
インドネシアの旗 インドネシア
都市ジャカルタ

沿革 編集

運営会社は1998年7月28日に設立され[1]、1998年11月16日に日本人ジャーナリスト・草野靖夫の元[4]、じゃかるた新聞が創刊した[2]。当初の発行部数は50部であったが[5]、2008年から2009年時点の発行部数は約4,000部であり[3][5]、現在では1日あたり約6,500部を発行している[2]

2010年11月、日本の文化や観光情報などを発信するインドネシア語の電子新聞「Halo Jepang!」の発行を試験的に開始。2013年2月には無料の月刊タブロイド紙として発刊された[6]。しかし、2021年8月時点ではフェイスブック上での発信が主体となっており、紙媒体での発行は行われていない。

内容 編集

じゃかるた新聞の総ページ数は8ページである[2]

1面は当日に起きたインドネシアのニュースや分析記事、株価・為替情報の他、インドネシアで活躍している日系企業のニュースや日替わりで連載されるインドネシア各地の日本人会の話題などが掲載されている。土曜日に発行される新聞にはインドネシアを訪問する日本人向けの情報を掲載している[2]

2面から7面には、時事通信社が配信する日本国内外の記事をジャンルごとに掲載しており、金曜日の7面にはNHKワールドプレミアムの週間番組表が掲載されている[2]

8面には在留邦人や記者が記すエッセイや日本人コミュニティーのニュースやイベント情報、ジャカルタ日本人学校の生徒による作文集が掲載される。土曜日に発行される新聞にはWAKUWAKU JAPANの週間番組表が掲載される[2]

2009年時点では金曜日版に通常のページに加え、4ページ分特集を掲載していたが[5]、現在は年10回へと掲載回数を減らしている[2]

脚注 編集

  1. ^ a b 会社概要”. じゃかるた新聞. 2020年5月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 新聞紹介”. じゃかるた新聞. 2020年5月22日閲覧。
  3. ^ a b “PIMRED JEPANG KUSANO YASUO: Saya Senang dengan Pak SBY” (インドネシア語). Kabar Indonesia. (2008年8月19日). http://kabarindonesia.com/berita.php?pil=1&dn=20080819123448 2020年10月14日閲覧。 
  4. ^ “草野靖夫氏が死去 じゃかるた新聞初代編集長  アジアの懸け橋目指す”. じゃかるた新聞. (2012年1月4日). https://www.jakartashimbun.com/free/detail/2612.html 2020年5月22日閲覧。 
  5. ^ a b c “`Jakarta Shimbun' a bridge to Indonesia” (英語). The Jakarta Post. (2009年11月30日). https://www.thejakartapost.com/news/2009/11/30/jakarta-shimbun039-a-bridge-indonesia.html 2020年5月22日閲覧。 
  6. ^ 「Halo Jepang!」を創刊 日本の情報をインドネシア語で』(プレスリリース)じゃかるた新聞、2013年2月14日https://www.jakartashimbun.com/free/detail/9406.html2020年10月14日閲覧 

関連文献 編集

  • 東, 敬生「マスメディア・ウオッチング インドネシア「じゃかるた新聞」 邦人社会のコミュニティー紙目指す」『世界週報』第82巻第20号、時事通信社、2001年5月29日、32頁、ISSN 09110003 

外部リンク 編集