なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?

なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?』(なぜとうどういんせいやじゅうろくさいはかのじょができないのか)は、内乃秋也茂木完田による日本漫画講談社の漫画雑誌『月刊少年ライバル2011年6月号から2014年7月号(最終号)まで連載。作品は完結しているが[1]、『月刊少年ライバル』休刊後にマンガボックスに移籍[2]。再び第1話から連載を開始し、毎週1話ずつ配信されていた。当初は内乃が原作、茂木が作画の予定だったが、ネームの作成及び聖也以外のキャラクター・背景の作画を内乃が、聖也の作画のみを茂木が担当することとなった[1]

なぜ東堂院聖也16歳は
彼女が出来ないのか?
ジャンル 少年漫画
ラブコメディ
漫画
原作・原案など 内乃秋也
作画 茂木完田
出版社 講談社
掲載誌 月刊少年ライバル
発表号 2011年6月号 - 2014年7月号
巻数 全8巻
話数 全39話
ドラマ
原作 内乃秋也、茂木完田
演出 内田英治塩崎遵宮岡太郎
制作 メ〜テレMMJ
放送局 メ〜テレ
放送期間 2014年10月21日 - 12月16日
話数 全9話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

単行本は、ライバルコミックスから1〜7巻、8巻はマンガボックス発マガジンコミックスより刊行されている。

2014年10月にテレビドラマ化された。2015年、主人公が大学生となった読み切りの続編『なぜ東堂院聖也19歳は彼女が出来ないのか?』がマンガボックスにて発表された[3]

あらすじ 編集

県内一の進学校・徳明高校(とくめいこうこう)に通う東堂院聖也は、才色兼備・文武両道にして大金持ちの息子という完璧なイケメンだが、なぜか彼女ができないでいる。「彼女いない歴=年齢」からの脱却をめざし彼女を手に入れられるのか。

登場人物 編集

徳明高校 編集

東堂院 聖也(とうどういん せいや)
本作の主人公。
4月2日生まれで、初出時は徳明高校1年2組の16歳。資産家の父親と豪邸で暮らし、メイドの李花さんに身辺の世話をしてもらっている。自分では「容姿は悪くない」と分析し、特に一生懸命勉強しなくても常に成績は学年トップで、陸上で全国大会出場を果たす運動能力を持っている。小学6年生のバレンタインデーの日、同級生の男子たちから「告白したい女子がいるから放課後に体育館裏に来てくれ」と言われたが、悪戯だと思いそこに行かなかった。だが、本当に聖也に告白するつもりでいたその女子を泣かせてしまい、クラス中から非難される結果となった。この体験から異性が苦手となり、行動は起こすものの肝心なところで失敗しているため彼女ができないでいる。行動の基本は「どうしたら彼女ができるか」ということで、そのために野球部に入部したりアルバイトをしたり漫画を描き始めたりするが、高校卒業後の進路について考え出した頃、それら全てを適当に投げ出していたことに気付く。
大堀 恵美(おおほり えみ)
1年生時のクラスメイト。合唱祭の準備をした事をきっかけに、聖也と仲良くなる。沙也加の告白の手助けをする。
菊池 沙也加(きくち さやか)
聖也とは中学生のときから親しい間柄。聖也は友達としか思っていなかったが、告白される。
林 由紀(はやし ゆき)
1年3組。文化祭の実行委員が一緒になったことで知り合い、デートに誘う。
本宮 亮(もとみや りょう)
聖也が心を開ける数少ない友人の一人。聖也と由紀が近付けるように間を取り持ったりと手助けをする。「由美」という彼女がいるが、3年生のときに卒業後の話で揉めて別れてしまう。
金子(かねこ)
野球部員。由紀の中学の先輩。
橘 静香(たちばな しずか)
2年生時のクラスメイト。新学期初日から男子生徒に囲まれる存在になる。
岡 大地(おか だいち)
2年生時のクラスメイト。かつて小学3・4年のときに同じクラスで、仲がいいわけではなかったが互いのことは覚えており、「クラスの中のポジション取り」に失敗した聖也と半ば強引につるむ。
早乙女 瑠璃(さおとめ るり)
日野 良枝(ひの よしえ)
1年生時のクラスメイトであったが当時は接したことはなかった。漫画家を目指している。
北島 はるか(きたじま はるか)
関西からの転校生。漫画家を目指している。

東堂院家 編集

聖也の父
資産家。葉巻を吸う。
李花(りか)
東堂院家に仕える使用人。初出時は18歳。聖也のことは「坊ちゃま」と呼んでいる。

その他 編集

小金井 沙緒(こがねい さお)
野球部マネージャーの中学生。
桐島(きりしま)
アルバイト先で聖也に仕事を教える役目になった、19歳の専門学校生。保育士を目指している。
宮田(みやた)
聖夜のアルバイト先『Cafeレストラン ベスト』の店長。
堂上 和也(どうがみ かずや)
林由紀の地元の仲間。林さんに好意を抱いている。
ヘンリー池田(いけだ)
『恋愛必勝術』の著者。恋愛について、聖也の心の師匠的な立ち位置。

単行本 編集

  1. 2011年10月4日発売 ISBN 978-4-06-380188-0 
  2. 2012年2月3日発売 ISBN 978-4-06-380202-3 
  3. 2012年7月4日発売 ISBN 978-4-06-380224-5 
  4. 2012年12月28日発売 ISBN 978-4-06-380250-4
  5. 2013年5月2日発売 ISBN 978-4-06-380270-2
  6. 2013年10月4日発売 ISBN 978-4-06-380287-0
  7. 2014年3月4日発売 ISBN 978-4-06-381310-4
  8. 2014年9月9日発売 ISBN 978-4-06-395205-6

テレビドラマ 編集

なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?
ジャンル テレビドラマ
原作 内乃秋也×茂木完田
企画 福嶋更一郎
谷口誠治
脚本 松田恵理子
栗原智子
演出 内田英治
塩崎遵
宮岡太郎
出演者 小林豊
岡本あずさ
近野成美
板尾創路
ナレーター 渡辺拓海
オープニング BOYS AND MEN
「未完成パズル。」
エンディング 小林豊
「インフィニティ∞スケール」
製作
チーフ・プロデューサー 野崎久也
木村元子
プロデューサー 松岡達矢
本郷達也
制作 メ〜テレ
フォーチュンエンターテイメント
MMJ(協力)
製作 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」製作委員会
放送
放送チャンネル名古屋テレビ放送
放送国・地域  日本
放送期間2014年10月21日 - 12月16日
放送時間火曜 0:20 - 0:50
(月曜深夜)
放送分30分
回数9
公式サイト
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名古屋テレビ放送(メ〜テレ)の制作により、2014年10月21日20日深夜)から12月16日15日深夜)まで全9話放送。その前週である10月14日に『なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか? ナビゲート編』が放送された。小林豊は本作がテレビドラマ初主演となり、小林が所属するユニットBOYS AND MEN総出演のドラマと発表された[4]

テレビドラマ版では、学校名は「徳明高校」から「葵山田学園高校」(「中の上レベルの高校」という設定[4])に変更され、東堂院聖也は転校生として登場する。聖也が異性を苦手になった理由も漫画とは異なっている。女子生徒も漫画とは設定やキャラクターが異なる場合がある。執事の今田や男子生徒など、テレビドラマ版オリジナルのキャラクターが多く登場する。

キャスト 編集

葵山田高校1年A組

東堂院家

その他

  • 須磨先輩:加藤和樹 - 葵山田学園高校のOBで伝説のイケメン。

ゲスト 編集

スタッフ 編集

  • ナレーション:渡辺拓海
  • 演出:内田英治塩崎遵宮岡太郎
  • 脚本:松田恵理子、栗原智子
  • 主題歌
    • オープニング:BOYS AND MEN「未完成パズル。」(作詞: YUMIKO、作曲・編曲: 原田アツシ、Fortune Records[5]
    • エンディング:小林豊「インフィニティ∞スケール」(作詞: YUMIKO、作曲・編曲: 原田アツシ、Fortune Records)[5]
  • 撮影協力:名古屋文化短期大学名古屋市立大学
  • 企画:福嶋更一郎(メ〜テレ)、谷口誠治フォーチュンエンターテイメント
  • チーフプロデューサー:野崎久也(メ〜テレ)、木村元子(MMJ
  • プロデューサー:松岡達矢(メ〜テレ)、本郷達也(MMJ)
  • 制作協力:MMJ
  • 制作:メ〜テレ、フォーチュンエンターテイメント
  • 製作著作:「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」製作委員会

放送日程 編集

放送日はメ〜テレのもの[6]

各話 放送日 サブタイトル 今週の目標 演出
第1話 2014年
10月21日
どうすればいいんだ!? 「高校で彼女をつくる!」
→「女子と普通にしゃべる」
内田英治
第2話 10月28日 指先が触れる距離 「女子との距離は常に45〜120cmを保つ」
第3話 11月04日 知れば知るほど… 「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」
第4話 11月11日 ○○の中に入るもの 「部活動を通してマネージャーと出会う」 塩崎遵
第5話 11月18日 ギャップに…萌える? 「女子とアドレス交換する」
第6話 11月25日 ポッキィゲィム? 「合コンをする」
第7話 12月02日 自分がわからない… 「グループ交際をする」 宮岡太郎
第8話 12月09日 こんなに可愛かったっけ? 「つき合ってからわかることもある」 内田英治
第9話 12月16日 いつか、きっと 「いつかは絶対、彼女をつくる!」

放送局 編集

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
中京広域圏 メ〜テレ 2014年10月21日 - 12月16日 火曜 0:20 - 0:50(月曜深夜) テレビ朝日系列 制作局
東京都 TOKYO MX 2015年1月7日 - 3月11日 水曜 22:00 - 22:25

関連商品 編集

DVD 編集

  • 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.1(2014年12月5日)[7]
  • 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.2(2014年12月19日)[8]
  • 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.3(2015年1月10日)[9]
  • 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD BOX(2015年3月28日)[10]

書籍 編集

  • なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか? オフィシャルフォトBOOK(2014年、KADOKAWAISBN 978-4-04-731679-9
メ〜テレ 火曜 0:20 - 0:50(月曜深夜) 24:20枠
前番組 番組名 次番組
初めて○○やってみた
【バラエティ枠】
なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?
【ドラマ枠】
紅リサーチ
【バラエティ枠】

脚注 編集

  1. ^ a b “第65回 『なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?』完結&ドラマ化記念インタビュー!(内乃秋也先生)”. 東京マンガラボ. オリジナルの2016年7月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160721175708/http://tokyomangalab.com:80/interviews/seiya-todoin/ 2020年7月26日閲覧。 
  2. ^ “月刊少年ライバルが休刊、連載作の移籍先も発表”. コミックナタリー. (2014年6月4日). https://natalie.mu/comic/news/118136 2015年3月18日閲覧。 
  3. ^ “Twitter - 2015年1月15日の投稿”. 月刊少年ライバル編集部. https://twitter.com/shonen_rival/status/555965894208126976 2015年3月18日閲覧。 
  4. ^ a b 「BOYS AND MEN 小林豊インタビュー」『東海冬Walker 2015』、KADOKAWA、2014年10月、24頁。 
  5. ^ a b なぜ東堂院聖也16歳は彼女ができないのか? 主題歌 MainTheme”. 名古屋テレビ. 2020年7月26日閲覧。
  6. ^ なぜ東堂院聖也16歳は彼女ができないのか? これまでのあらすじ Story”. 名古屋テレビ. 2020年7月26日閲覧。
  7. ^ 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.1(第1~3話):名古屋テレビコレクション【メ~コレ】”. 名古屋テレビ. 2016年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月26日閲覧。
  8. ^ 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.2(第4~6話):名古屋テレビコレクション【メ~コレ】”. 名古屋テレビ. 2016年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月26日閲覧。
  9. ^ 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD Vol.3(第7~9話):名古屋テレビコレクション【メ~コレ】”. 名古屋テレビ. 2016年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月26日閲覧。
  10. ^ 「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」DVD BOX(特典付き):名古屋テレビコレクション【メ~コレ】”. 名古屋テレビ. 2017年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月26日閲覧。

外部リンク 編集