八戸屋台村 みろく横丁(はちのへやたいむら みろくよこちょう)は、青森県八戸市にある固定式屋台が連なる飲食店施設。

夜の『みろく横丁「やぁんせ市」』<裏通り側>(2008年平成20年)1月 撮影)

概要 編集

2002年平成14年)12月1日東北新幹線八戸駅延伸開業に合わせ、有限会社北のグルメ都市の運営で2002年平成14年)11月19日にオープンした。北のグルメ都市は地元企業の経営者など5人のメンバーによって資本金500万円で設立された[1]八戸市中心市街地の表通りの三日町と裏通りの六日町を屋台街で結んでいるため、両町の頭文字「三」「六」から「みろく横丁」と命名された[2]。屋台村の道路幅は2.4メートルで鍵型をしている[1]。横丁内は三日町側の「おんで市」と六日町側の「やぁんせ市」で構成され、これらの名は八戸弁の「おんでやぁんせ」(「いらっしゃいませ」の意味)に由来している[1]

北海道帯広市の「北の屋台」を参考にしつつ、環境対応と地産地消を推奨するスローフード運動に取り組むことで他の都市の屋台との差別化を図っている[1]。『地域循環型、バリアフリー型の「環境対応型屋台村」』としても評価され、観光名所の一つとなっている[3]2007年平成19年)度の年間売上高は約5億6千万[4]

開業時の店舗数は25店舗だったが[1]、その後に26店舗となっている[2]

若手企業家の育成を重要なミッションとしており、契約期間を数年の短期間とし、中心市街地の空き店舗に店を構えることができるようコンサルティング等も行っている[1]。数年おきにリニューアルされており、2024年(令和6年)4月20日には5年ぶりのリニューアルオープンが行われ、26店中半数の13店が入れ替わった[5]

歴史 編集

周辺 編集

みろく横丁周辺には複数の横丁があり、特に花小路はみろく横丁と交差する形で飲食店が並ぶ[2]

アクセス 編集

最寄りバス停
  • 表通り(「おんで市」) - 『八戸中心街ターミナル(三日町(1番のりば))』(八戸市営バス・南部バス)
  • 裏通り(「やぁんせ市」) - 『八戸中心街ターミナル(六日町(5番のりば))』(八戸市営バス・南部バス・十和田観光電鉄バス)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 矢野峰生「フードシステム関連業者による地域活性化対応の現状と課題」『産業文化研究』第13巻、2004年3月。 
  2. ^ a b c 八戸”. みちのく銀行 (2014年7月). 2024年4月28日閲覧。
  3. ^ 渡辺直(2003)「屋台をテーマとした中心市街地の取り組みに関する研究」日本建築学会
  4. ^ おいしい店増えた みろく横丁リニューアル 八戸(河北新報 2009年平成21年)4月22日
  5. ^ みろく横丁5年ぶりリニューアルオープン”. 東奥日報 (2024年4月28日). 2024年4月28日閲覧。

外部リンク 編集