アドリアン・ラモス

コロンビアのサッカー選手

グスタボ・アドリアン・ラモス・バスケス(Gustavo Adrián Ramos Vásquez, 1986年1月22日 - )は、コロンビアサンタンデル・デ・キリチャオ出身のサッカー選手アメリカ・デ・カリ所属。ポジションはフォワード

アドリアン・ラモス
ボルシア・ドルトムントでのラモス (2014年)
名前
本名 グスタボ・アドリアン・ラモス・バスケス
Gustavo Adrián Ramos Vásquez[1]
ラテン文字 ADRIÁN RAMOS
基本情報
国籍  コロンビア
生年月日 (1986-01-22) 1986年1月22日(38歳)
出身地 サンタンデル・デ・キリチャオスペイン語版
身長 185cm
体重 75kg
選手情報
在籍チーム コロンビアの旗 アメリカ・デ・カリ
ポジション FW (CF)
利き足 右足
ユース
2004 コロンビアの旗 アメリカ・カリ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2004-2009 コロンビアの旗 アメリカ・カリ 126 (42)
2005 ベネズエラの旗 トルヒジャーノス (loan) 23 (8)
2006-2007 コロンビアの旗 サンタフェ (loan) 33 (5)
2009-2014 ドイツの旗 ヘルタ・ベルリン 157 (58)
2014-2017 ドイツの旗 ボルシア・ドルトムント 52 (13)
2017 スペインの旗 グラナダ (loan) 14 (4)
2017-2018 中華人民共和国の旗 重慶当代力帆 0 (0)
2017-2019 スペインの旗 グラナダ (loan) 47 (9)
2020- コロンビアの旗 アメリカ・カリ 112 (40)
代表歴2
2008-2016 コロンビアの旗 コロンビア 35 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月19日現在。
2. 2015年6月30日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴 編集

クラブ 編集

アメリカ・デ・カリ 編集

2004年にアメリカ・デ・カリからデビューし、2005年にはベネズエラトルヒジャーノスFCに、2006年にはインデペンディエンテ・サンタフェにレンタル移籍した。サンタフェでは結果を残せなかったが、2007年にアメリカ・デ・カリに復帰すると、2008年シーズンは優勝プレーオフでインデペンディエンテ・メデジンを破って優勝した。プレーオフのセカンドレグでは先制点を挙げ、シーズン通算では11得点を挙げて得点ランキング3位タイとなった。2009年シーズンのトルネオ・アペルトゥーラ(前期リーグ)では9得点を挙げた。

ヘルタ・ベルリン 編集

2009年夏、ドイツ・ブンデスリーガ(1部)のヘルタ・ベルリンに移籍した。移籍当初は控え扱いであったが、実力でレギュラーポジションを勝ち取り[2]、2009年11月のVfBシュトゥットガルト戦(1-1)で初得点を挙げた。12月のバイエル・レバークーゼン戦 (2-2) では2得点を挙げ、2010年3月のVfLヴォルフスブルク戦ではコンビを組むテオファニス・ゲカスと合わせて5得点(ラモス2点、ゲカス3点)を記録した。最終節のバイエルン・ミュンヘン戦でも得点し、得点数を二桁に乗せたが、クラブは最下位でツヴァイテリーガ(2部)降格となった。2010-11シーズンはツヴァイテリーガでチームトップの15得点を挙げ、リーグ最高得点で優勝してのブンデスリーガ昇格を果たした。

ボルシア・ドルトムント 編集

2014年4月9日、バイエルン・ミュンヘンに移籍するロベルト・レヴァンドフスキの後釜として、2014-15シーズンからボルシア・ドルトムントに4年契約で移籍することが発表された[3]

グラナダCF 編集

2017年1月、中国サッカー・スーパーリーグ重慶力帆に移籍することで合意に至ったものの、その後に決まった外国人枠削減によって登録枠がなくなってしまったため、重慶と協力関係にあるグラナダCFへドルトムントからレンタル移籍した[4]。2017年夏に重慶へ完全移籍したのち、再度、グラナダへレンタル移籍で加入した[5]

母国に復帰 編集

2019年12月31日、グラナダとの契約を解消したことを公表[6]。アメリカ・デ・カリに復帰した。

代表 編集

2003年にはU-17コロンビア代表としてFIFA U-17ワールドカップに出場し、3得点を挙げてコロンビアの準決勝進出に貢献した。2008年8月20日、アメリカのニュージャージー州で行われたエクアドルとの親善試合でコロンビア代表デビューした。2009年10月14日、2010 FIFAワールドカップ・南米予選最終節のパラグアイ戦 (2-0) で初得点を挙げたが、コロンビアは5位のウルグアイ(大陸間プレーオフを勝ち抜いて本大会出場)と勝ち点1差の7位に終わり、本大会出場はならなかった。2011年にはコパ・アメリカ2011のメンバーに選出され、グループリーグ初戦のコスタリカ戦 (1-0) で決勝点を挙げた。ラモスは残り2戦も先発出場し、開催国のアルゼンチンを抑えての首位での決勝トーナメント進出に貢献した。準々決勝のペルー戦 (0-2) にも先発出場したが、延長戦の末に敗れてベスト8に終わった。

代表歴 編集

出場大会 編集

試合数 編集

国際Aマッチ 35試合 4得点 (2008年 - )


コロンビア代表国際Aマッチ
出場得点
通算 35 4

ゴール 編集

# 開催年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2009年10月14日   アスンシオン   パラグアイ 0-1 0-2 2010 FIFAワールドカップ・南米予選
2. 2011年7月2日   サン・サルバドール・デ・フフイ   コスタリカ 1-0 1-0 コパ・アメリカ2011
3. 2014年11月18日   リュブリャナ   スロベニア 0-1 0-1 親善試合
4. 2015年3月26日   リファー   バーレーン 0-4 0-6 親善試合

タイトル 編集

クラブ 編集

アメリカ・デ・カリ
ヘルタ・ベルリン
ボルシア・ドルトムント

個人成績 編集

クラブ シーズン リーグ カップ 国際大会 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
アメリカ・デ・カリ 2008 46 21 - 6 2 52 23
2009 19 13 - 4 0 23 13
合計 65 34 - 10 2 75 36
ヘルタBSC 2009-10 29 10 1 1 7 0 37 11
2010-11 33 15 2 2 - 35 17
2011-12 31 6 6 4 - 37 10
2012-13 32 11 1 0 - 33 11
2013-14 32 16 2 0 - 34 16
合計 157 58 12 7 7 0 176 65
ボルシア・ドルトムント 2014-15 18 2 5 1 6 3 29 6
2015-16 27 9 3 1 9 0 39 10
2016-17 7 2 2 0 2 1 11 3
合計 52 13 10 2 16 4 79 19
グラナダCF 2016-17 14 4 - - 14 4
合計 14 4 - - 14 4
通算 288 109 22 9 33 6 344 124

脚注 編集

  1. ^ Adrián Ramos (Hertha BSC) - Profil - Fussball - Transfermarkt.de
  2. ^ 『2009-2010 ヨーロッパサッカー・トゥデイ 完結編』日本スポーツ企画出版社、2010年、87頁
  3. ^ ドルトムント、ヘルタからA・ラモスを獲得Goal、2014年4月9日
  4. ^ https://www.footballchannel.jp/2017/01/31/post196099/
  5. ^ アドリアン・ラモス - ゲキサカ
  6. ^ 元コロンビア代表FWアドリアン・ラモスがグラナダ退団”. 超ワールドサッカー (2020年1月1日). 2020年1月5日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集