アレクサンドルス・カウナ

ラトビアのサッカー選手

アレクサンドルス・カウナAleksandrs Cauņa1988年1月19日)は、ラトビアダウガフピルス出身で同国代表の元サッカー選手。現役時代のポジションはMF。なお実際のラトビア語での姓の読み方はツァウニャ(ロシアではЦауняと表記されている)。

アレクサンドルス・カウナ
2014年のカウナ
名前
ラテン文字 Aleksandrs Cauņa
基本情報
国籍  ラトビア
生年月日 (1988-01-19) 1988年1月19日(36歳)
出身地 ラトビア・ソビエト社会主義共和国 ダウガフピルス
身長 174cm
体重 66kg
選手情報
ポジション MF
ユース
1995-2002 ラトビアの旗 ディナブルグFC
2002-2005 ラトビアの旗 スコントFC
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006 ラトビアの旗 JFKオリンプス 10 (2)
2006-2011 ラトビアの旗 スコントFC 79 (16)
2009 イングランドの旗 ワトフォードFC 5 (1)
2011 ロシアの旗 CSKAモスクワ 3 (0)
2011-2017 ロシアの旗 CSKAモスクワ 56 (3)
2018 ラトビアの旗 RFS 2 (0)
2020 ラトビアの旗 イェルガヴァ 1 (0)
代表歴
2007-2015 ラトビアの旗 ラトビア 45 (12)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴 編集

初期のクラブ 編集

1988年、ラトビア東部の都市ダウガフピルスにて生まれる。1995年にディナブルグFCのユースに入団し、そこで7年間を過ごした。2002年から2005年までの期間にはスコントFCのユースに在籍した。2006年、JFKオリンプスと契約しプロキャリアを始めた。同年にはユース時代を過ごしたスコントFCへ移籍。シーズンでは2部リーグ10試合出場の2得点を挙げ1部リーグでも10試合出場の2得点を挙げ、ラトビア年間最優秀若手選手賞に選出された。

ワトフォードFC 編集

2009年2月、フットボールリーグ・チャンピオンシップ所属のワトフォードFCにシーズン終了まで契約でレンタル移籍をした[1]。3月3日に行われたプリマス・アーガイルFC戦の74分にジョン・ハーレイとの交代でピッチに立ちデビュー。2009年4月7日のサウサンプトンFC戦では得点を挙げた。

PFC CSKAモスクワ 編集

2011年2月1日、ロシア・プレミアリーグ所属のPFC CSKAモスクワへ4ヶ月の期限付き移籍をした[2]。2011年2月17日、UEFAヨーロッパリーグPAOKテッサロニキ戦でデビューを果たした。

2011年6月27日、太ももの怪我で満足に試合に出場することはなかったものの、CSKA陣営はカウナの能力を高く評価し、5年契約で完全移籍をした [3]。移籍金は50万ユーロ[1]

ポジション

サイドハーフを主戦場とし、チームメイトのマルク・ゴンサレスゾラン・トシッチ本田圭佑とポジションが被る[4]が、ゴンサレスは怪我で長期離脱をし、本田も怪我で離脱していた。

2011年10月18日、UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 グループリーグトラブゾンスポル戦(3-0)では後半17分にゾラン・トシッチとの交代でピッチに立ち、14分経過した31分、ヴァグネル・ラヴからのクロスにボレーで合わせて得点をし、CSKAモスクワ移籍後初得点を決めた。また、UEFAチャンピオンズリーグ初得点でもあった[5]。2011年12月7日、インテル戦(2-1)では後半32分にセク・オリセーと交代してピッチに立ち、41分コーナーキックからヴァシリ・ベレズツキーの得点をアシスト[6]。そのまま試合は終了し、CSKAモスクワの決勝トーナメント進出に貢献した。

2011年12月中旬、クラブでの活躍と代表での活躍が認められて、2011年度のラトビア年間最優秀選手賞に選出された[7][4]。しかし、クラブでは途中出場(15試合中4試合に先発出場の計449分)に甘んじていた[8]

2012年1月16日、スペイン合宿の練習中に第5中足骨を疲労骨折した(2ヶ月で回復)[9]。2012/13シーズンは昨シーズンとは打って変わり、リーグ戦がウィンターブレイクに入る前に出場した18試合で16試合に先発出場(1323分)するなど[10]、レギュラーとして試合に出場した。2012年12月中旬、2年連続2度目となるラトビア年間最優秀選手賞に選出された[11]

代表 編集

2007年6月2日、UEFA欧州選手権2008予選スペイン代表戦でA代表デビュー。2009年3月28日、2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ルクセンブルク戦の71分にラトビアA代表として初となる得点を決めた。2011年度はUEFA欧州選手権2012予選と親善試合で4ゴールを挙げた。

代表での得点 編集

開催年月日 開催地 対戦国 スコア 結果 試合概要
1. 2009年3月28日   ベルエア   ルクセンブルク 0–2 ○0–4 2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
2. 2009年9月9日   リガ   スイス 1–1 △2–2
3. 2010年8月11日   リベレツ   チェコ 1–4 ●4–1 親善試合
4. 2010年10月12日   リガ   ジョージア 1–1 △1–1 UEFA EURO 2012予選
5. 2011年2月10日   アンタルヤ   ボリビア 1–1 ○2–1 親善試合
6. 2011年6月4日   リガ   イスラエル 1–2 ●1–2 UEFA EURO 2012予選
7. 2011年9月2日   トビリシ   ジョージア 0–1 ○0–1
8. 2011年9月6日   リガ   ギリシャ 1–0 △1–1
9. 2012年6月1日   ヴォル   リトアニア 1–0 ○5–0 バルティックカップ 2012
10. 2012年9月7日   リガ   ギリシャ 1–0 ●1–2 2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
11. 2013年3月22日   ファドゥーツ   リヒテンシュタイン 1–1 △1–1
12. 2015年10月10日   レイキャヴィーク   アイスランド 2–1 △2–2 UEFA EURO 2016予選

タイトル 編集

クラブ 編集

スコントFC
PFC CSKAモスクワ

代表 編集

ラトビア代表

個人 編集

  • ラトビア年間最優秀若手選手賞 2006
  • ラトビア年間最優秀サッカー選手賞 2011, 2012

脚注 編集

  1. ^ Watford sign midfielders Don Cowie and Aleksandrs Caunawatfordobserver.co.uk、2011年10月11日閲覧。
  2. ^ CSKA、ラトビア代表カウナを獲得uefa.com、2011年10月11日閲覧。
  3. ^ カウナ、CSKAに完全移籍uefa.com、2011年10月11日閲覧。
  4. ^ a b Cauņa flourishing after landmark 2011uefa.com、2011年12月26日閲覧。
  5. ^ CSKA、快勝でGS初白星つかむuefa.com、2011年12月26日閲覧。
  6. ^ 終盤の勝ち越し点でCSKAが決勝T進出uefa.com、2011年12月26日閲覧。
  7. ^ Cauņa named Latvian player of the yearuefa.com、2011年12月26日閲覧。
  8. ^ Футбол. Россия. Чемпионат России. Премьер-лига. 2011-12sportbox.ru、2012年8月25日閲覧。
  9. ^ CSKAのカウナが骨折、マドリー戦欠場もuefa.com、2012年1月21日閲覧。
  10. ^ Чемпионат России. Премьер-лига. 2012-13sportbox.ru、2013年1月15日閲覧。
  11. ^ Cauņa retains Latvian player of the year awarduefa.com、2013年1月15日閲覧。

外部リンク 編集

アレクサンドルス・カウナ - National-Football-Teams.com