アーノルド・クック(Arnold Cooke、1906年11月4日 - 2005年8月13日)は、イギリス作曲家

ウェスト・ヨークシャー州ゴマーサルでカーペット製造業者の家庭に生まれた。レプトン校とケンブリッジ大学ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジで歴史を学んだが、この頃には音楽の職業に就くことを考えていた。1929年からベルリン音楽アカデミーパウル・ヒンデミット作曲ピアノを師事し、音楽学で2つ目の学位をとった。その後ケンブリッジ祝祭劇場の音楽監督となり、1933年には王立マンチェスター音楽大学の教授に任命された(現在では王立ノーザン音楽大学と合併している)。第二次世界大戦中は兵役についたが、戦後にケンブリッジ大学から博士号を授与され、ロンドントリニティ音楽院1978年に引退するまで教鞭をとった。作品には2つのオペラバレエ、6つの交響曲ピアノ協奏曲フルート協奏曲オーボエ協奏曲、2つのクラリネット協奏曲ヴァイオリン協奏曲、多数の室内楽曲歌曲がある。