イナバヒタキ(因幡鶲、学名: Oenanthe isabellina )は、ヒタキ科に分類[2]される鳥類の一種。サバクヒタキの仲間である。

イナバヒタキ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒタキ科 Muscicapidae
: サバクヒタキ属 Oenanthe
: イナバヒタキ
O. isabellina
学名
Oenanthe isabellina
(Temminck1829)
和名
イナバヒタキ
英名
Isabelline Wheatear
Oenanthe isabellina

分布 編集

中央アジアからトルコ方面で繁殖し、冬はアラビア半島エチオピアソマリアから西アフリカの砂漠地帯に渡り越冬する。

日本では迷鳥で、長い間鳥取県で観察された1例しか記録がなかった(これが和名の由来である)。その後調査が進むにつれて、各地で観察例が報告されるようになった。観察されるのは、単独が多い。

形態 編集

全長17cm。日本で観察されたサバクヒタキの仲間では最大の種類である。

額から背中、肩羽が灰褐色で、喉から腹にかけての体の下面は白っぽい。白い眉斑があることが本種の特徴となっている。

生態 編集

日本では、埋立地や河原などで観察されている。生息地では、乾燥した草原やサバンナで見られる。地上を素早く走ることもある。

脚注 編集

関連項目 編集