イミテイション・ゴールド

山口百恵の楽曲

イミテイション・ゴールド」は、山口百恵の楽曲。1977年7月1日に18枚目のシングルとして発売された。発売元はCBSソニー

イミテイション・ゴールド
山口百恵シングル
初出アルバム『GOLDEN FLIGHT
B面 花筆文字
リリース
ジャンル ポップスロック歌謡曲
レーベル CBSソニー
作詞・作曲
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 1977年度年間20位(オリコン)
山口百恵 シングル 年表
  • イミテイション・ゴールド
  • (1977年)
収録アルバムGOLDEN FLIGHT
SEINEより愛をこめて
(9)
IMITATION GOLD
(アルバム・バージョン)
(10)
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概要 編集

前作『夢先案内人』より3か月ぶりのリリース。表題曲の「イミテイション・ゴールド」は、サスペンスの様な低音のフレーズで始まるイントロが印象的な曲[1]。歌番組やステージ等での歌唱披露時は、4人組の女性コーラス・グループ「サクセス」をバックダンサーに従えていた。

アルバム『GOLDEN FLIGHT』には、シングルバージョンよりもロック調にリアレンジされた音源で収録された[2]

1977年末の『第28回NHK紅白歌合戦』に4年連続4回目の出場を果たし、当曲の歌唱を披露した[3]

収録曲 編集

全作詞: 阿木燿子、全作曲: 宇崎竜童、全編曲: 萩田光雄
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「イミテイション・ゴールド」阿木燿子宇崎竜童
2.「花筆文字」阿木燿子宇崎竜童
合計時間:

リリース履歴 編集

発売日 規格 規格品番 備考
1977年7月1日 EP 06SH 182
1979年9月21日 EP 06SH 593 「GOLDEN SINGLE」
B面には夢先案内人を収録
1989年3月21日 8cmCD 10EH 3181 「Platinum Single SERIES」の一環で発売されたシングル『夢先案内人』のカップリング曲として収録

カバー 編集

TAK MATSUMOTO featuring 倉木麻衣によるカバー 編集

イミテイション・ゴールド
TAK MATSUMOTO featuring 倉木麻衣シングル
初出アルバム『THE HIT PARADE
B面 私は風(TAK MATSUMOTO featuring 中村由利
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル
時間
レーベル VERMILLION RECORDS
作詞・作曲
プロデュース TAK MATSUMOTO
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[5]
  • 松本孝弘 シングル 年表
    • イミテイション・ゴールド
    • (2003年)
    倉木麻衣 シングル 年表
    • イミテイション・ゴールド
    • (2003年)
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    2003年にギタリスト松本孝弘B'z)によってカバーされた。ボーカリストは、松本の中で当初より構想があった倉木麻衣が起用された[6]

    カップリング曲としてカルメン・マキ&OZのカバー曲「私は風」が収録され、こちらにはボーカリストとして中村由利が参加している。原曲が約12分にも及ぶ長編のため、ソロギタープレイ・曲間のイントロなどを大幅に省略しているが、それでも7分を超える長さになっている[6]。なお、松本はかつてカルメン・マキ&OZのサポートメンバーとして参加しており、この曲を演奏した経験がある[6]

    シングルは、2003年10月8日にカバー・アルバム『THE HIT PARADE』からの先行シングルとして発売された。オリコン週間シングルランキングでは初登場1位を獲得し[5]、松本孝弘ソロとしては初の首位を獲得したシングルとなった。

    収録曲 編集

    #タイトル作詞作曲編曲時間
    1.「イミテイション・ゴールド」(TAK MATSUMOTO featuring 倉木麻衣)阿木燿子宇崎竜童徳永暁人
    2.「私は風」(TAK MATSUMOTO featuring 中村由利)Maki Annette Lovelace春日博文徳永暁人
    3.「イミテイション・ゴールド」(VOCAL LESS)   
    4.「私は風」(VOCAL LESS)   
    合計時間:

    参加ミュージシャン 編集

    収録アルバム 編集

    その他のアーティストによるカバー 編集

    関連作品 編集

    脚注 編集

    出典 編集

    1. ^ 川瀬 2011, p. 182
    2. ^ 榑林史章 (2020年6月19日). “山口百恵の楽曲が持つ“褪せることのない一瞬の輝き” 時代性を捉えたサウンドと芯の通った歌声の魅力”. Real Sound (blueprint). https://realsound.jp/2020/06/post-569930.html 2020年7月25日閲覧。 
    3. ^ NHK紅白歌合戦”. 日本放送協会. 2020年7月25日閲覧。
    4. ^ Gold Album+...認定 2003年10月度」『The Record』第529号、日本レコード協会、2003年12月、14頁。 
    5. ^ a b Weekly Ranking 2003/10 第3週”. ■ オリコン ENTERTAINMENT SITE. オリコン. 2003年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月25日閲覧。
    6. ^ a b c mfm I 2013, p. 227.
    7. ^ CM情報”. ノエビア. 2020年7月25日閲覧。
    8. ^ “三浦祐太朗「I'm HOME」DX盤は自身初の映像作品付き”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2017年11月9日). https://natalie.mu/music/news/256129 2020年7月25日閲覧。 
    9. ^ “三浦祐太朗、実母・山口百恵への感謝と尊敬込めたカバーアルバム発売”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2017年4月30日). https://www.barks.jp/news/?id=1000141545 2020年7月25日閲覧。 

    参考文献 編集

    • 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories I』エムアールエム、2013年。 
    • 川瀬泰雄著『プレイバック 制作ディレクター回想記』学研マーケティング、2011年2月。ISBN 978-4054047259 

    外部リンク 編集