パキサ・フリーウェイ ( Phakisa Freeway, "ファキサ"とも表記 ) は、南アフリカ共和国フリーステイト州ウェルコムにあるサーキットである。"Phakisa"ソト語で「急げ(hurry up)」を意味する。所在地名からウェルコム・サーキットと呼ばれる場合もある。

南アフリカ共和国の旗パキサ・フリーウェイ
ロードコースのレイアウト
ロードコースのレイアウト

スーパースピードウェイのレイアウト
スーパースピードウェイのレイアウト
所在地南アフリカ共和国フリーステイト州ウェルコム
標準時GMT+2
収容人数60,000人以上
着工1998年9月
オープン1970年(オリジナル) 1999年10月(リニューアルオープン)
閉鎖1997年
主なイベントロードレース世界選手権 (1999年 - 2004年)
ロードコース
コース長4.242 km (2.64 mi)
コーナー数14 (右9、左5)
スーパースピードウェイ (オーバル)
コース長2.4 km (1.5 mi)

サーキットの概要 編集

1998年9月、同地にあった Goldfields Raceway を全面リニューアルする形で建設が開始された。翌1999年4月にはサーキット本体とパドックが完成し、最初の国内レースがおこなわれた。そして10月には施設全体が完成し、ロードレース世界選手権第15戦南アフリカグランプリが開催された。同GPはその後2004年までの6年間開催された。

GPの開催されたロードコースに重なる形で1.5マイルのスーパースピードウェイ (オーバルトラック) も併設されている。当時はツインリンクもてぎ(日本)、ユーロスピードウェイ・ラウジッツ(ドイツ)、ロッキンガム・モーター・スピードウェイなど、オーバル併設のロードコース建設が盛んな時期であった。2010年には「Free State 500」というストックカーのエキシビジョンレースが開催されたが、インディカーNASCARのようなメジャーシリーズは誘致できなかった。

トラックのレイアウトはアメリカネバダ州ラスベガス・モーター・スピードウェイに似ている。2004年の南アフリカGP250ccクラスのレースでは、セバスチャン・ポルトが(ロードコースから遠く離れた)このオーバルトラックまでコースアウトしてしまい一時最下位まで落ちるが、その後怒濤の追い上げで3位表彰台に立つ活躍を見せた。

外部リンク 編集

座標: 南緯27度54分16.1秒 東経26度42分49.6秒 / 南緯27.904472度 東経26.713778度 / -27.904472; 26.713778