カスパル・ミュラー(Caspal Müller、1835年 - 没年不詳)は、明治時代にお雇い外国人として来日したスイス技術者実業家である。

経歴・人物 編集

シイベル・ブレンワルド商会(現在のシイベルヘグナー・エンド・カンパニー、DKSH)に勤務中の1870年(明治3年)に前橋藩士であった速水堅曹に招聘された。

後に同藩経営の前橋製糸場の開業に携わり、小野組経営の築地製糸場の開業にも携わった。また、西洋式特にイタリアの製糸技術を伝える等、日本における製糸技術の西洋化に貢献した。1874年(明治7年)に任期満了となり、帰国した。

出典 編集