阿仁前田温泉駅

秋田県北秋田市小又にある秋田内陸縦貫鉄道の駅
クウィンス森吉から転送)

阿仁前田温泉駅(あにまえだおんせんえき)は、秋田県北秋田市小又堂ノ下にある、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線である。簡易委託駅

阿仁前田温泉駅[※ 1]
駅舎
(「クウィンス森吉」(温泉施設)を併設)
あにまえだおんせん
Ani-Maeda-Onsen
桂瀬 (4.7 km)
(1.9 km) 前田南
地図
所在地 秋田県北秋田市小又堂ノ下
北緯40度3分40.74秒 東経140度25分4秒 / 北緯40.0613167度 東経140.41778度 / 40.0613167; 140.41778座標: 北緯40度3分40.74秒 東経140度25分4秒 / 北緯40.0613167度 東経140.41778度 / 40.0613167; 140.41778
所属事業者 秋田内陸縦貫鉄道
所属路線 秋田内陸線
キロ程 25.2 km(鷹巣起点)
電報略号 ニタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
74人/日
-2018年-
開業年月日 1935年昭和10年)11月15日[1]
備考 簡易委託駅
  1. ^ 2021年令和3年)3月13日に「阿仁前田駅」から「阿仁前田温泉駅」に改称。
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歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。国鉄時代に一度交換設備が撤去されたが、CTC化に合わせて復活させた。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
駅舎側 秋田内陸線 上り 鷹巣方面
反対側 下り 角館方面

※案内上ののりば番号は設定されていない。

クウィンス森吉 編集

クウィンス森吉
 
形態 温泉付駅舎
料金 500円
営業時間 9:00 - 21:00
所在地 秋田県北秋田市小又字堂ノ下21-2
交通 秋田内陸線 阿仁前田駅0分
泉質 カルシウム・ナトリウム塩化物泉
開業年 1995年
※2017年にリニューアル
運営会社 ぶなの郷あきた株式会社
外部リンク クウィンス森吉
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駅舎に温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されている[5]。秋田県内初の温泉付駅舎となり、「温泉付きメルヘン調の3階建の駅舎」として、2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定された。クウィンス(quince)は、旧森吉町の特産品マルメロの英語名から名付けられた[5]

2017年(平成29年)12月25日に5部屋36人の宿泊可能な施設が開業し、併せて洗面所やトイレも改修した[9]

指定管理者は、2016年10月1日から2021年3月31日まで、ぶなの郷あきた株式会社。

  • 団体割引:15名以上
  • 食堂(3時間まで無料)
    • 平日:11時 - 14時、17時半 - 21時(ラストオーダーは20時)
    • 土日祝日:11時 - 21時(ラストオーダーは20時)
  • 宿泊施設
    • 10畳3室、14畳と28畳各1室
  • 駐車場 50台
  • 効能:神経痛、慢性婦人病、切り傷、やけど、筋肉痛、五十肩等
  • 休館日:原則 毎月第1、第3火曜日(第2、第4火曜日の月もあり)
  • シャンプー・ボディーソープ (有料)
  • 館内設備
    • 大広間、マッサージ機コーナー、麻雀ルーム、カラオケルーム、露天風呂、コインロッカー、売店

利用状況 編集

1日乗降人員推移 [10][11]
年度 1日平均人数
2016年 118
2017年 92
2018年 74

駅周辺 編集

 
駅前

バス・乗合タクシー 編集

路線バス

前田駅前バス停より秋北バスの路線バスが発着している。

乗合タクシー

阿仁前田温泉駅前より、予約制の乗合タクシーが運行している[12]。(米内沢タクシー

  • 阿仁前田温泉駅~森吉山ダム広報館
  • 阿仁前田温泉駅~杣温泉 (通年運行
  • 阿仁前田温泉駅~森吉山ヒバクラ登山口~鳥獣センター(桃洞渓谷)
  • 阿仁前田温泉駅 ~ こめつが山荘
  • 阿仁前田温泉駅 ~ 太平湖・小又峡
  • 杣温泉~鳥獣センター(桃洞渓谷)
  • 杣温泉 ~ 太平湖・小又峡
※ 6月1日から10月末まで運行。6月の運行は残雪等の状況により遅れることがる。
※ 往路は20分前、復路は2時間前までの予約が必要。

隣の駅 編集

秋田内陸縦貫鉄道
秋田内陸線
快速(上りのみ)・普通
桂瀬駅 - 阿仁前田温泉駅 - 前田南駅

脚注 編集

  1. ^ a b c 「鐵道省告示第504號」『官報』1935年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 「鐵道省告示第301號」『官報』1936年9月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、554頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ “横堀など県内5駅 貨物取り扱い廃止” 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p15. (1980年9月20日 朝刊)
  5. ^ a b c “温泉付き合築駅に 秋田内陸縦貫鉄道阿仁前田駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1995年12月12日) 
  6. ^ a b c “内陸線、29日から全線運行 不通区間の復旧工事完了へ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 秋田全県版. (2017年4月27日) 
  7. ^ 2021年3月13日(土) 時刻改正及び阿仁前田駅の駅名改称のお知らせ”. 秋田内陸縦貫鉄道 (2021年2月1日). 2021年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月1日閲覧。
  8. ^ “「阿仁前田温泉駅」を披露、内陸線 駅名改称、温泉鉄道PR”. 秋田魁新報. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210313111032/https://www.sakigake.jp/news/article/20210313AK0030/ 2021年3月13日閲覧。 
  9. ^ 待望の宿泊事業始まる”. 北秋田市. 2018年2月4日閲覧。
  10. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 統計情報リサーチ、2020年8月30日閲覧
  11. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年3月9日閲覧
  12. ^ 北秋田市が提供している二次アクセスプラン”. 北秋田市 (2022年4月7日). 2022年4月19日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集