ケープアカハーテビースト

ケープアカハーテビースト Alcelaphus caama caama は、偶蹄目ウシ科に属するアカハーテビースト亜種で、南アフリカ・ケープ地方に生息していたが、すでに絶滅した[要検証]

ケープアカハーテビースト
保全状況評価
EXTINCT
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目 Artiodactyla
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ハーテビースト亜科 Alcelaphinae
: ハーテビースト属 Alcelaphus
: ハーテビースト
A. buselaphus
亜種 : ケープアカハーテビースト
A. C. caama
学名
Alcelaphus caama caama
和名
ケープアカハーテビースト
英名
Red hartebeest

の大きさは70cmほど。体色は赤みを帯びた褐色で、に黒い斑点があり、は黒かった。

ボーア人の入植とともに、ケープアカハーテビーストの数は減り始めた。毛皮を目当てにされ、あるいはキタハーテビーストと同じようになぜかウシ伝染病を持っていると誤解されたりして、狩猟の対象になったためである。1883年までには、野生のものは見られなくなっていたという。そして1940年、ケープアカハーテビーストの最後の生き残りを保護していた一家が倒産し、当時55頭いたというケープアカハーテビーストは全て射殺された。おそらく毛皮などを売って債権の足しにするつもりだったのであろうし、別にパンダドードーではないから生きたまま売った方が高いようには見えなかったのであろう。ともかく、ケープアカハーテビーストはこれを最後に絶滅した。