コルポスコピー: Colposcopy)とは、の外にカメラ機器を置き、腟の奥にある子宮頸部を拡大観察する検査法[1]

コルポスコープ
腟鏡
コルポスコープを使った子宮頚部の診察風景

適応 編集

婦人科で一般に子宮頸癌やその前段階の検査に用いられる。通常のスクリーニング検査で異常や疑いがあったときに、二次検査として行われることが多い。

方法の例 編集

  1. 腟に腟鏡を挿入する
  2. 腟鏡を展開し、子宮頚部を露出する
  3. 精液や残留物が残っていれば洗浄を行う
  4. 子宮頚部に3%酢酸液を散布して異常血管などを見えやすくする
  5. その状態でコルポスコープを使用して観察を行う(通常観察)
  6. 染色液としてトルイジンブルーを散布する
  7. その状態でコルポスコープを使用して観察を行う(色素観察)
  8. 必要に応じて、生検や細胞診の検体採取を行う
  9. 生検による出血がある場合は、タンポンを残して腟鏡を撤去して終了する

脚注

  1. ^ "コルポスコピー". デジタル大辞泉. コトバンクより2022年2月7日閲覧

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集